Penthouseの浪岡真太郎(Vo/Gt)が、自身の音楽のルーツやリスペクトするアーティストについて語った。
浪岡が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。オンエアは4月6日(土)。
この番組では、ゲストがビールに合う“おみや”を紹介する。浪岡は「テングビーフジャーキー」を持参し、ビールとともに楽しんだ。
クリス:音楽にハマったのはいつからなんですか?
浪岡:中学のときにクラスでカラオケがはやって行くようになってからですかね。親はどちらも音楽が好きだったので、音楽自体は身近にありましたが、自分でやるようになったのはこれがきっかけかなと思います。
クリス:お父さんはどんな音楽にハマっていたんですか?
浪岡:父親はハードロックで、ディープ・パープルとかを家や車でかけていました。母親は音楽の先生で合唱曲が好きでしたね。
クリス:ご両親からの影響はあります?
浪岡:親はよく家で歌っていましたから。高校で軽音楽部に入るんですが、そこで父親にギターの音楽理論みたいなのを教わりました。
クリス:ちなみにお父さんは楽器をやっていたんですか?
浪岡:父親はギターです。
クリス:ボーカリストではなかった?
浪岡:歌もけっこううまかったです。
クリス:じゃあ、パープルを歌っていたんですね。
浪岡:1回くらい家族でカラオケに行くことがあって。そのときはレインボーを歌っていましたね。
クリス:浪岡さんもどちらかというと、Penthouseをやる前はハードロック系でしたよね。
浪岡:僕はそれこそ大学に入る直前ぐらいから、Penthouseとは別の文脈でハードロックバンドをずっとやっていましたね。
エアロスミスのスティーヴン・タイラーが歌のルーツだと語る浪岡は、ほかに影響を受けたアーティストやバンドについても明かした。
浪岡:ハードロックだったらミスター・ビッグやディープ・パープル、レッド・ツェッペリンあたりの王道が大好きでした。
クリス:でもやっぱりエアロスミス?
浪岡:スティーヴンの声が一番好きだったので。ちょうどあのぐらいブルージーな要素があるものが僕的には好きでした。
クリス:何枚もアルバムを出していますが、エアロはなにが好きですか?
浪岡:悩みますが『ゲット・ア・グリップ』はよく聴きました。『パンプ』と甲乙つけがたい感じです。
クリス:エアロの一番の魅力はなんですか?
浪岡:難しいですけど、ロックが持つキャッチーさとスティーヴン・タイラーのルーツであるブルースやファンクといった要素が入ってきているのがいいんじゃないかなと思います。
クリス:どちらかというと70年代のバンドがお好きという感じですよね。
浪岡:70年代の雰囲気が一番好きです。
クリス:パープルとツェッペリンだとどちらですか?
浪岡:なかなか決め難いですけど、よくサークルでコピーしていたのはディープ・パープルのほうかな、という感じです。
クリス:これはみんなノンハードですよね?
浪岡:ヴィンテージ・トラブルはハードロックのアルバムもあります。
クリス:どんな感じなんですか?
浪岡:ヴィンテージ・トラブルはブルーノートと契約した初のロックバンドみたいなことを言われるんですが、僕はブルーノートと契約する前のほうがすごく好きで。シンガーが黒人でソウルフルな歌い方でハードロックをやるというのが僕的にはドンピシャですごくハマりました。
クリス:ちょっとファンキーな感じもありますね。
浪岡:ファンキーさ、ブルージーさみたいな。エアロもそうですし、ハードロックというサウンドはありながらも、ブルース、ファンクあたりの要素が入っているものが好きなことが多いです。
クリス:ブルーノ・マーズはよく聴く?
浪岡:聴きます。
クリス:Penthouseに入ってから、この手の音楽も好きになった感じですか?
浪岡:Penthouseを始める前からというか、サークル時代でしょうか。大学のサークルは、こういうファンクやアシッドジャズなど、そのあたりがすごく人気だったので、その文脈でよく聴くようになったのかなと思います。
クリス:影響は受けていますか?
浪岡:めちゃめちゃ受けました。自分が曲を書くときにもちょっと意識しちゃうところがあるんじゃないかなと思います。
クリス:ライブも行かれたんですよね?
浪岡:1月のライブに行きました。最高でしたね。終わって時計を見たら1時間半ぐらいしか経ってなかったんですが、それでも濃密だし、ヒット曲しかないし、歌もうまいし、演奏もいいし、言うことないなと。
クリス:ステージングもすごい。あの人は3歳ぐらいからステージに立っている人ですから。
浪岡:定期的にSNSで小さいときのブルーノを見ます。
クリス:エルヴィス・プレスリーに扮したのをね。ハワイのワイキキかなんかの箱バン(ライブハウスの専属バンド)だったんです。家族全員が音楽ファミリーで、ワイキキはすごくいろいろなホテルがあるじゃないですか。そこでナイトクラブやホテル、繁華街で両親たちがバンドを組んでいたと。だからスーパー叩き上げなんですよ。
浪岡:それはあれだけうまくなるわ、という(笑)。すごいですよね。
浪岡:ローレンスですね。アメリカのツインボーカルのきょうだいでやっているバンドです。曲によっては妹がリードをとったり、兄がリードをとったり。どちらが歌っているときもいいという、ツインボーカルの理想のバンドかなと。
クリス:(Penthouseメンバーの)大島真帆さんも『OTOAJITO』に出たときにローレンスを挙げていました。2人でお互いに聴いて参考にしている部分もあるんですね。
【関連記事】心を奪われた「突き抜ける歌声」が特徴的なアーティストは…Penthouse・大島真帆が語る
浪岡:最初はたぶん、うちのドラムの平井辰典が教えてくれて、そこからずっとハマっているんです。メンバーでも好きな人は多いですね。
クリス:Penthouseもツインボーカルだから共鳴するところがありますか?
浪岡:あるどころか、すごく参考にしています。ツインボーカルをどう料理するか、みたいなのは曲を書くときによく考えるんです。そういうときにかなり参考になるというか、どのくらいの割り振りで、片方がメインをとっているとき、もう片方はなにをしているかとか、そういうのもかなりいろいろ勉強させてもらっています。
クリス:男女ツインボーカルの住み分けはどんな感じなんでしょうか。
浪岡:曲にもよります。出来上がった曲で「どっちが歌ったほうがいいか」みたいなのを基本的には考えています。曲を作る段階でも上のレンジを使えるのがいいですよね。サビの頭でたとえば僕がめちゃめちゃ張れるような音域にいったあとに、真帆さんがさらに上で張れる音域をいくみたいになると、聴いた人的には「まだ上にいくのか」みたいな、グッとくるものもあるでしょうし。そのあたりはいいですね。
クリス:なるほどね。男性ボーカル、女性ボーカルの特徴をうまく使って、倍音でできるというのはあるかもしれないですね。
浪岡:ハモりは強いところだと思います。
浪岡:この曲は僕が東京でひとり人暮らしをするようになったころに聴き始めた曲で。そこからいまだによく聴いています。ジョン・メイヤーからギターの……僕のギターのアドリブとかあまり聴いたことがある人はいないと思いますが、聴くとたぶん「こいつジョン・メイヤー好きなんだろうな」みたいにすぐバレるみたいな、それぐらい好きです。ひとり暮らしするタイミングで聴いていたので、そういう大人になったタイミングとすごくかぶるなと思っています。このあいだブルーノートで公演したんです。
クリス:弾き語りをやりましたね。どうでしたか?
浪岡:よかったです。エレキもときどき弾いていましたけど、アコギと歌が主になる感じのコンサートでめちゃくちゃよくて。20歳のときからの時間の経過みたいなものも感じましたし、そのときPenthouseのメンバーとも一緒に観ていて、そうすると当時との対比もあって。20歳のときは「大人になったな」と思っていましたが、今は「そのときはまだまだだったな」とも思うし(笑)。
クリス:20歳になったばかりのときに聴いたジョン・メイヤーと今聴くのとはまた違うというか。
浪岡:違いますね。
番組の公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週土曜18時から。
浪岡が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。オンエアは4月6日(土)。
トーク再生は2024年4月12日(金)28時ごろまで
ハードロックのバンドも組んでいた
Penthouse は2021年にメジャーデビューを果たした6人組ツイン“リード”ヴォーカル・バンド。新曲『我愛你』をリリースしたばかりだ。フロントマンを務める浪岡は1993年生まれ岩手県出身。東京大学に進学するために上京。クリスはそんな浪岡の音楽のルーツについて質問を投げかけていった。Penthouse - 我愛你 [Official Audio]
浪岡:中学のときにクラスでカラオケがはやって行くようになってからですかね。親はどちらも音楽が好きだったので、音楽自体は身近にありましたが、自分でやるようになったのはこれがきっかけかなと思います。
クリス:お父さんはどんな音楽にハマっていたんですか?
浪岡:父親はハードロックで、ディープ・パープルとかを家や車でかけていました。母親は音楽の先生で合唱曲が好きでしたね。
クリス:ご両親からの影響はあります?
浪岡:親はよく家で歌っていましたから。高校で軽音楽部に入るんですが、そこで父親にギターの音楽理論みたいなのを教わりました。
クリス:ちなみにお父さんは楽器をやっていたんですか?
浪岡:父親はギターです。
クリス:ボーカリストではなかった?
浪岡:歌もけっこううまかったです。
クリス:じゃあ、パープルを歌っていたんですね。
浪岡:1回くらい家族でカラオケに行くことがあって。そのときはレインボーを歌っていましたね。
クリス:浪岡さんもどちらかというと、Penthouseをやる前はハードロック系でしたよね。
浪岡:僕はそれこそ大学に入る直前ぐらいから、Penthouseとは別の文脈でハードロックバンドをずっとやっていましたね。
エアロスミスのスティーヴン・タイラーが歌のルーツだと語る浪岡は、ほかに影響を受けたアーティストやバンドについても明かした。
浪岡:ハードロックだったらミスター・ビッグやディープ・パープル、レッド・ツェッペリンあたりの王道が大好きでした。
クリス:でもやっぱりエアロスミス?
浪岡:スティーヴンの声が一番好きだったので。ちょうどあのぐらいブルージーな要素があるものが僕的には好きでした。
クリス:何枚もアルバムを出していますが、エアロはなにが好きですか?
浪岡:悩みますが『ゲット・ア・グリップ』はよく聴きました。『パンプ』と甲乙つけがたい感じです。
クリス:エアロの一番の魅力はなんですか?
浪岡:難しいですけど、ロックが持つキャッチーさとスティーヴン・タイラーのルーツであるブルースやファンクといった要素が入ってきているのがいいんじゃないかなと思います。
クリス:どちらかというと70年代のバンドがお好きという感じですよね。
浪岡:70年代の雰囲気が一番好きです。
クリス:パープルとツェッペリンだとどちらですか?
浪岡:なかなか決め難いですけど、よくサークルでコピーしていたのはディープ・パープルのほうかな、という感じです。
「とにかくよく聴いたアルバム」は?
番組では事前にアンケートを実施。「とにかくよく聴いたアルバム」の項目で、浪岡はヴィンテージ・トラブル、ブルーノ・マーズ、ベン・ロンクル・ソウル、エレクトロ・デラックス、ミンゴ・フィッシュトラップといった名前を挙げた。クリス:これはみんなノンハードですよね?
浪岡:ヴィンテージ・トラブルはハードロックのアルバムもあります。
クリス:どんな感じなんですか?
浪岡:ヴィンテージ・トラブルはブルーノートと契約した初のロックバンドみたいなことを言われるんですが、僕はブルーノートと契約する前のほうがすごく好きで。シンガーが黒人でソウルフルな歌い方でハードロックをやるというのが僕的にはドンピシャですごくハマりました。
クリス:ちょっとファンキーな感じもありますね。
浪岡:ファンキーさ、ブルージーさみたいな。エアロもそうですし、ハードロックというサウンドはありながらも、ブルース、ファンクあたりの要素が入っているものが好きなことが多いです。
クリス:ブルーノ・マーズはよく聴く?
浪岡:聴きます。
クリス:Penthouseに入ってから、この手の音楽も好きになった感じですか?
浪岡:Penthouseを始める前からというか、サークル時代でしょうか。大学のサークルは、こういうファンクやアシッドジャズなど、そのあたりがすごく人気だったので、その文脈でよく聴くようになったのかなと思います。
クリス:影響は受けていますか?
浪岡:めちゃめちゃ受けました。自分が曲を書くときにもちょっと意識しちゃうところがあるんじゃないかなと思います。
クリス:ライブも行かれたんですよね?
浪岡:1月のライブに行きました。最高でしたね。終わって時計を見たら1時間半ぐらいしか経ってなかったんですが、それでも濃密だし、ヒット曲しかないし、歌もうまいし、演奏もいいし、言うことないなと。
クリス:ステージングもすごい。あの人は3歳ぐらいからステージに立っている人ですから。
浪岡:定期的にSNSで小さいときのブルーノを見ます。
クリス:エルヴィス・プレスリーに扮したのをね。ハワイのワイキキかなんかの箱バン(ライブハウスの専属バンド)だったんです。家族全員が音楽ファミリーで、ワイキキはすごくいろいろなホテルがあるじゃないですか。そこでナイトクラブやホテル、繁華街で両親たちがバンドを組んでいたと。だからスーパー叩き上げなんですよ。
浪岡:それはあれだけうまくなるわ、という(笑)。すごいですよね。
Penthouseも影響を受けた、ツインボーカルの理想のバンド
浪岡はみずからがリスペクトしているアーティストを明かした。浪岡:ローレンスですね。アメリカのツインボーカルのきょうだいでやっているバンドです。曲によっては妹がリードをとったり、兄がリードをとったり。どちらが歌っているときもいいという、ツインボーカルの理想のバンドかなと。
クリス:(Penthouseメンバーの)大島真帆さんも『OTOAJITO』に出たときにローレンスを挙げていました。2人でお互いに聴いて参考にしている部分もあるんですね。
【関連記事】心を奪われた「突き抜ける歌声」が特徴的なアーティストは…Penthouse・大島真帆が語る
浪岡:最初はたぶん、うちのドラムの平井辰典が教えてくれて、そこからずっとハマっているんです。メンバーでも好きな人は多いですね。
クリス:Penthouseもツインボーカルだから共鳴するところがありますか?
浪岡:あるどころか、すごく参考にしています。ツインボーカルをどう料理するか、みたいなのは曲を書くときによく考えるんです。そういうときにかなり参考になるというか、どのくらいの割り振りで、片方がメインをとっているとき、もう片方はなにをしているかとか、そういうのもかなりいろいろ勉強させてもらっています。
クリス:男女ツインボーカルの住み分けはどんな感じなんでしょうか。
浪岡:曲にもよります。出来上がった曲で「どっちが歌ったほうがいいか」みたいなのを基本的には考えています。曲を作る段階でも上のレンジを使えるのがいいですよね。サビの頭でたとえば僕がめちゃめちゃ張れるような音域にいったあとに、真帆さんがさらに上で張れる音域をいくみたいになると、聴いた人的には「まだ上にいくのか」みたいな、グッとくるものもあるでしょうし。そのあたりはいいですね。
クリス:なるほどね。男性ボーカル、女性ボーカルの特徴をうまく使って、倍音でできるというのはあるかもしれないですね。
浪岡:ハモりは強いところだと思います。
ジョン・メイヤーからの影響
クリス・ペプラーとゲストがビールを楽しみながらお届けする同番組。お酒にちなんで、ゲストには「大人になった1曲」を訊いている。浪岡が選んだのはジョン・メイヤーの『Gravity』だ。Gravity
クリス:弾き語りをやりましたね。どうでしたか?
浪岡:よかったです。エレキもときどき弾いていましたけど、アコギと歌が主になる感じのコンサートでめちゃくちゃよくて。20歳のときからの時間の経過みたいなものも感じましたし、そのときPenthouseのメンバーとも一緒に観ていて、そうすると当時との対比もあって。20歳のときは「大人になったな」と思っていましたが、今は「そのときはまだまだだったな」とも思うし(笑)。
クリス:20歳になったばかりのときに聴いたジョン・メイヤーと今聴くのとはまた違うというか。
浪岡:違いますね。
番組の公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週土曜18時から。
radikoで聴く
2024年4月13日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- SAPPORO BEER OTOAJITO
-
毎週土曜18:00-18:54