声優・歌手の早見沙織が「通い慣れた街、代々木・北参道」をテーマに選曲した。
早見が登場したのは、J-WAVEで放送中の『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。オンエアは5月16(火)。
早見:この場所はまず私が所属している事務所があるのが代々木というエリアなんです。事務所に所属する前に私は中学1年生のときから、事務所の関連している養成所にずっと週に1回ほど通っていました。養成所があったのも代々木、北参道エリアでいろいろなところにあって、このエリアのなかのいろいろなスタジオに通っていたんです。中学1年生からと考えるともう15年以上このエリアに通っていて。だから自分の仕事のある種、中心地みたいな、そんな関わりの深い場所なので今回選びました。ではそんな「通い慣れた街、代々木・北参道」をテーマにまずは1曲。
早見は1曲目に大貫妙子の『風の吹く街 -Hello New Days-』をセレクトした。
早見:いくつか思い浮かんで代々木、北参道エリアなのかなと感じました。毎週レッスンの原稿と、大きなカバンでレッスン着を持って。動きやすい服装、室内履きのスニーカー、そういうものを持って養成所のクラスのみんなで代々木駅までスタジオから一緒に帰ったなとか。そんな思い出が浮かんで、やっぱりこの場所が印象的な土地だなと感じました。
代々木は「明治神宮」「代々木八幡宮」など、観光でも知られるスポットが数多くある街だ。
早見:代々木自体は隣の駅が新宿だったりして、歩いていろいろなところに行けるんです。でもそこはそこで独特の空気感を放っていて。選曲もどんな曲も意外に受け入れてくれる街というか(笑)。だからけっこう悩みました。いろいろな建物が建っては別の建物になって。またそこに建っていた建物が別の場所に移転してとか。そういうことが私が15年以上通っていくなかで多い場所だなと思っていて。そんな移り変わる建物や情景の変化について考えさせてくれるような1曲をここで選んでみました。
続いて早見がセレクトしたのは土岐麻子の『Black Savanna』だ。さらにThe Doobie Brothersの『Long Train Runnin'』もオンエアした。
早見:『Long Train Runnin'』を選んだのは代々木、北参道エリアって意外とお店が多かったりするんです。1本裏路地に入ったりすると穴場のオシャレなカフェが実は隠れていて。私も通い詰めていくうちに「こういう場所があったんだ」と知って。人から訊いたりとかいろいろ勉強して、1人で時間が余ったときとかにカフェに行ったりしています。この楽曲は自分がカフェに仕事の合間とかで行って、ちょっと気持ちを切り替えたいとか気分を上げていきたいなというときに聴きたい1曲です。先日、日本武道館でおこなわれたThe Doobie Brothersのライブコンサートに私は観に行かせていただいて、すごくかっこよかったんです。もともとこの曲は好きだったんですけど、ライブの終盤でこの曲が演奏されて、私もはじめ観に来ている会場一帯となって「うわー!」って盛り上がりました。その思い出が忘れられなくて、今回ここにセレクトさせていただきました。
早見:養成所のときは毎週通っていて、事務所に入ってすぐのときも毎週通っていたけど、目的が変わるというか。通いなれた場所だったけど自分が声のお仕事を始めて、気持ちを切り替えてその場所に行かなきゃいけない。というのですごく緊張感を覚えながら通っていた時期もありました。ドキドキと慣れた安心感と、というどっちも感覚が残っているような場所なんです。ちょっと昔のことも思い出したりして、自分が養成所に通っていたときとか。あとは小学生のときに私は洋画の吹き替えを観て声優さんという仕事を知ったんです。そこからいろいろな時間帯にやっているアニメとか映画とかたくさん観て、そのなかで自分がお気に入りだった音楽がいくつかあるんです。当時プレイリストを作って自分でリピートして聴いていたんですが、最近「そのときどんな曲好きだったかな?」と聴き直す機会があって。そのなかでこの曲が個人的にいま聴きたい1曲だったので、ここでセレクトしてみました。
早見はHitomiの『Over The Sky』を選曲した。
早見:街と音楽って自分にとっては密接に結びついているものだなと思いました。今回こういうきっかけをいただいて代々木、北参道以外にも「あ、この場所ではこんな音楽を聴いていたな」というのをたくさん思いだせたんです。自分自身の思い出もふたを開けてしまっていた想いがたくさん出てきたような、そんなきっかけになりました。ではこの時間の最後の曲をお送りしたいと思います。選んだこの最後の楽曲は、比較的いまの自分です。コロナ禍もあっていろいろ変化するなかでも、もちろん代々木、北参道エリアには通っていました。これから先どうなっていくかわからない、そんな状況のなかでこの曲が「あなたは1人じゃないよ」って。どんな状況があっても一緒に輝いていこう、成長していこうねって。そういうメッセージを曲からもらって、たくさんパワーをもらった楽曲を紹介したいと思います。
早見は最後にArlo Parksの『Hope』をセレクトした。
また、早見は5月24日、3rdアルバム『白と花束』をリリースする。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
早見が登場したのは、J-WAVEで放送中の『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。オンエアは5月16(火)。
15年以上通ってきた場所
今回、早見がテーマにしたのは「通い慣れた街、代々木・北参道」。早見はまずテーマを選んだ理由について語った。早見:この場所はまず私が所属している事務所があるのが代々木というエリアなんです。事務所に所属する前に私は中学1年生のときから、事務所の関連している養成所にずっと週に1回ほど通っていました。養成所があったのも代々木、北参道エリアでいろいろなところにあって、このエリアのなかのいろいろなスタジオに通っていたんです。中学1年生からと考えるともう15年以上このエリアに通っていて。だから自分の仕事のある種、中心地みたいな、そんな関わりの深い場所なので今回選びました。ではそんな「通い慣れた街、代々木・北参道」をテーマにまずは1曲。
早見は1曲目に大貫妙子の『風の吹く街 -Hello New Days-』をセレクトした。
どんな曲も受け入れてくれる街
「思い出の土地と音楽」について、話す機会はあまりなかったと語る早見。今回の企画で「仕事をしている自分と一番縁が深い場所はどこだろう?」と改めて考えたそう。早見:いくつか思い浮かんで代々木、北参道エリアなのかなと感じました。毎週レッスンの原稿と、大きなカバンでレッスン着を持って。動きやすい服装、室内履きのスニーカー、そういうものを持って養成所のクラスのみんなで代々木駅までスタジオから一緒に帰ったなとか。そんな思い出が浮かんで、やっぱりこの場所が印象的な土地だなと感じました。
代々木は「明治神宮」「代々木八幡宮」など、観光でも知られるスポットが数多くある街だ。
早見:代々木自体は隣の駅が新宿だったりして、歩いていろいろなところに行けるんです。でもそこはそこで独特の空気感を放っていて。選曲もどんな曲も意外に受け入れてくれる街というか(笑)。だからけっこう悩みました。いろいろな建物が建っては別の建物になって。またそこに建っていた建物が別の場所に移転してとか。そういうことが私が15年以上通っていくなかで多い場所だなと思っていて。そんな移り変わる建物や情景の変化について考えさせてくれるような1曲をここで選んでみました。
続いて早見がセレクトしたのは土岐麻子の『Black Savanna』だ。さらにThe Doobie Brothersの『Long Train Runnin'』もオンエアした。
早見:『Long Train Runnin'』を選んだのは代々木、北参道エリアって意外とお店が多かったりするんです。1本裏路地に入ったりすると穴場のオシャレなカフェが実は隠れていて。私も通い詰めていくうちに「こういう場所があったんだ」と知って。人から訊いたりとかいろいろ勉強して、1人で時間が余ったときとかにカフェに行ったりしています。この楽曲は自分がカフェに仕事の合間とかで行って、ちょっと気持ちを切り替えたいとか気分を上げていきたいなというときに聴きたい1曲です。先日、日本武道館でおこなわれたThe Doobie Brothersのライブコンサートに私は観に行かせていただいて、すごくかっこよかったんです。もともとこの曲は好きだったんですけど、ライブの終盤でこの曲が演奏されて、私もはじめ観に来ている会場一帯となって「うわー!」って盛り上がりました。その思い出が忘れられなくて、今回ここにセレクトさせていただきました。
洋画の吹き替えで知った声優の仕事
「仕事の中心地」として代々木と北参道のエリアを選んだという早見は、声優を志したルーツについても語った。早見:養成所のときは毎週通っていて、事務所に入ってすぐのときも毎週通っていたけど、目的が変わるというか。通いなれた場所だったけど自分が声のお仕事を始めて、気持ちを切り替えてその場所に行かなきゃいけない。というのですごく緊張感を覚えながら通っていた時期もありました。ドキドキと慣れた安心感と、というどっちも感覚が残っているような場所なんです。ちょっと昔のことも思い出したりして、自分が養成所に通っていたときとか。あとは小学生のときに私は洋画の吹き替えを観て声優さんという仕事を知ったんです。そこからいろいろな時間帯にやっているアニメとか映画とかたくさん観て、そのなかで自分がお気に入りだった音楽がいくつかあるんです。当時プレイリストを作って自分でリピートして聴いていたんですが、最近「そのときどんな曲好きだったかな?」と聴き直す機会があって。そのなかでこの曲が個人的にいま聴きたい1曲だったので、ここでセレクトしてみました。
早見はHitomiの『Over The Sky』を選曲した。
早見:街と音楽って自分にとっては密接に結びついているものだなと思いました。今回こういうきっかけをいただいて代々木、北参道以外にも「あ、この場所ではこんな音楽を聴いていたな」というのをたくさん思いだせたんです。自分自身の思い出もふたを開けてしまっていた想いがたくさん出てきたような、そんなきっかけになりました。ではこの時間の最後の曲をお送りしたいと思います。選んだこの最後の楽曲は、比較的いまの自分です。コロナ禍もあっていろいろ変化するなかでも、もちろん代々木、北参道エリアには通っていました。これから先どうなっていくかわからない、そんな状況のなかでこの曲が「あなたは1人じゃないよ」って。どんな状況があっても一緒に輝いていこう、成長していこうねって。そういうメッセージを曲からもらって、たくさんパワーをもらった楽曲を紹介したいと思います。
早見は最後にArlo Parksの『Hope』をセレクトした。
また、早見は5月24日、3rdアルバム『白と花束』をリリースする。
『白と花束』リードトラックの『Abyss』
radikoで聴く
2023年5月23日28時59分まで
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番組情報
- GRAND MARQUEE
-
月・火・水・木曜16:00-19:00