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音楽×映像×アートを創造するNIKO NIKO TAN TANの「ルーツとなる1曲」は?

音楽×映像×アートを創造するNIKO NIKO TAN TANの「ルーツとなる1曲」は?

NIKO NIKO TAN TANのOCHAN(Vo, Syn, etc)とAnabebe(Dr)が、音楽のルーツや、新曲『Drama』に込めた想いを明かした。

OCHANとAnabebeが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは4月12日(水)、13日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

NIKO NIKO TAN TANらしさは「美しさの中に、ちょっとした毒を注入すること」

音楽・映像・アートを創造するクリエイティブミクスチャーユニットのNIKO NIKO TAN TAN。音楽はOCHANとAnabebeが担当し、映像・アートワークはDrug Store Cowboyがプロデューサーを務め、プロジェクト毎にメンバーを構成していく。そんなNIKO NIKO TAN TANは4月5日に『Drama』を配信リリース。今回はOCHANとAnabebeに、同曲で表現したNIKO NIKO TAN TANらしさについて聞いた。

Anabebe:『Drama』はどういったテーマでできたとか、曲に込めた思いとかをちょっと話せたらという感じなんですけど。

OCHAN:これは夢うつつをテーマにしました。現実離れしたような作品を作りたくて、できあがった曲です。アレンジとかも時間がかかったかな。こだわりのポイントですが、めちゃくちゃ細かいんやけど、例えば主人公がいて、風景が目の前に広がっていたりして、漫画とかでは心の声がふわふわと吹き出しとして浮かんでいたりするものだと思うけど。

Anabebe:うんうん。

OCHAN:そういうのをiPhoneで録音して、この曲にも音として打ち込んだりしてる。

Anabebe:えっ!? 『Drama』で? 「Oh My God」の部分?

OCHAN:そうそう(笑)。めちゃくちゃ耳をすまさないと聴こえないという。そういった小ネタは大量に入れているのでね。それとストリングスを入れてみたりとかね。ストリングスっていわゆるポップミュージックの世界を広げるために使われると思うけど、今回はスタッカートのリズムとして入れてみたらおもしろいんじゃないかなという、今までやったことのない試みもしています。そういう部分にも注目して聴いてみてください。

Anabebe:あとは、この曲で表現したNIKO NIKO TAN TANらしさについて聞かれていますね。

OCHAN:Anabebeは“NIKO NIKO TAN TAN節”って言ってたよね?

Anabebe:そう! ドラムの感じが(笑)。曲調は壮大で、ビートも普通にいくと思いきや引っかかるビートを入れさせていただいております。

OCHAN:ストレートにいかない感じがまたいいよね。それがNIKO NIKO TAN TANぽいというか、きれいで美しいものの中にちょっとした毒を注入するというか。そういうのが俺らの大事にしてる部分なんじゃないかなと思います。

Anabebe:最後、リスナーの方にメッセージを!

OCHAN:『Drama』をたくさん聴いてくれている人がいると信じて。これを聴いてライブに遊びにきてほしいのと、ワンマンも(9月17日に東京都 LIQUIDROOMにて)決定しました。これは映像がついて、世界観がさらに広がったライブになると思います!

Anabebe:ぜひお願いします!

JAMES BLAKEとの出会いがサウンドに与えた影響は?

ジャンルを超越した音楽×映像×アートを創造するNIKO NIKO TAN TAN。そんな2人がルーツとして挙げたのは、JAMES BLAKE(ジェイムズ・ブレイク)の1曲。JAMES BLAKEとの出会いは、彼らがサウンドに組み込む“要素”にも影響を与えたという。

Anabebe:今回はNIKO NIKO TAN TANのルーツの1曲を選びましたね……!

OCHAN:いろいろあるけれど、JAMES BLAKEさんの『CMYK』という曲があって。衝撃やったな。

Anabebe:これは聴いたなぁ……。

OCHAN:トラックもめちゃくちゃかっこいいし、曲としてもめちゃくちゃ聴きやすくて。かなりドープよね。でも今まであまりなかった音楽シーンの文脈の中に、ジェイムズさんが投下されて、そこからガラッと音楽シーンも変わったと思うくらい衝撃を受けた曲ですね。

Anabebe:これ、昔から共通して一緒に聴いてたよな?

OCHAN:聴いてた。だいぶ影響を受けているよね。シンセサイザーのサウンドから、ボイスサンプルを繰り返す感じも、NIKO NIKO TAN TANではよくやるんですけど、そういう要素はだいぶ彼の音楽から影響を受けています。

Anabebe:本当に。

ジャンルを超越したエレクトロ・サウンドで世界から高い評価を得るJAMES BLAKE。NIKO NIKO TAN TANの2人もそんな彼から生まれる音楽に影響を受けたようだ。

アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【NIKO NIKO TAN TAN OCHAN&Anabebe 出演回のトークを聞く】

・Apple Podcastで聞く
前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)

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番組情報
SONAR MUSIC
月・火・水・木曜
22:00-24:00

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