シンガーソングライターのKarin.が、自身の音楽のルーツや、新曲『初恋は』に込めた想いを明かした。
Karin.が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは3月8日(水)、9日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
Karin.:『私達の幸せは』は、私にとって20代初の作品となっているのですが、タイトルにある通り“幸せ”をテーマに作成しました。そんなアルバムに収録されている新曲『初恋は』ですが、この曲は去年のクリスマスシーズンに渋谷を歩いていたら、偶然「あなたの初恋は実りましたか?」という謎の問いかけを見つけて、生まれた曲です。
この文字を見つけたときに、「私の初恋はいつで、どんな風に終止符を打ったのか」思い出したくなり、家に帰ってすぐにこの曲を作りました。
私は性格が根暗なので、そもそも何も信じていないんです。人と出会っても、「この人と出会わなくても、今まで生きてこられたしな」とすぐに思ったり、自らひとりを選ぶことが学生時代は特に多かったと思います。
そんな私が、この曲を作るにあたって初恋と向き合ってみると、たくさんの思い出を振り返ることができました。私にとっての初恋はキラキラしていて、どんな色にも染まれるもの。なので今回、切なく儚げのあるメロディラインになったのではと思っています。
これまでのことを振り返っていると、今のこの姿のまま、あの頃に戻りたいと思ったりもして、過去と今を繋ぐ曲になったんじゃないかなって感じます。なので、この曲では歌詞の最後に<また始めから恋をしたら/君は私のこと同じように/話しかけてよ>というフレーズを入れてみました。
『初恋は』のMVが既に公開されているのですが、「もしあのときに戻れたら、何かが変わっていただろうか」というテーマで、安藤大悟監督に撮っていただきました。映像の中には時計が逆回転するシーンがありますので、そこにもぜひ注目していただけたらと思います。
今、学校生活を送っている方や社会人として過ごしている方に、この曲を聴いてぜひ一度、初恋と向き合ってもらいたいなと思います。
Karin.:中学校時代は私にとっていろんな感情が動いた3年間だったと思います。そのときに出会った美術の先生は、元バンドマンということもあり、私はその先生に一目惚れしました。女性の先生なのですが、いつも黒い服を着て、いかにも元バンドマンという感じがしました。
その先生とは仲よくなって、私が悲しいこととか、辛いこととかがあったときに、特別、私だけ美術室に呼んでくれて。教室に入ると先生はギターを持っていました。そのときに「どんな曲を弾いてほしい?」と聞かれたので、『丸の内サディスティック』をリクエストしました。私は、それをきっかけに音楽を始めようと思ったので、先生の弾き語りを聴いていなかったら今の自分はいないかなと思います。なのでルーツの1曲ですね。
椎名林檎さんは中学生の頃から好きで、生々しい歌詞だったり、ロックなサウンドをリスペクトしています。日常的に聴いて影響をもらっています。
1998年シングル『幸福論』でデビューして以降、日本の音楽シーンに大きなインパクトを残している椎名林檎。20代になったばかりのKarin.も、その歌詞やサウンドに魅せられた1人のようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【Karin. 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
(構成=中山洋平)
Karin.が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは3月8日(水)、9日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
渋谷で“あなたの初恋は実りましたか?”という問いかけを見つけて、生まれた曲
茨城県出身のシンガーソングライター・Karin.。2018年に初めて曲を作り、地元のライブハウスで歌い始め、翌年の2019年に現役高校生シンガーソングライターとして1stアルバム『アイデンティティクライシス』でデビューを果たした。アルバム収録曲の『愛を叫んでみた』は、当時「J-WAVE SONAR TRAX」にも選出された。そんなKarin.は3月1日、通算4枚目となるアルバム『私達の幸せは』をリリースする。今回は同作収録曲『初恋は』で表現した自分らしさについて話してもらった。Karin.:『私達の幸せは』は、私にとって20代初の作品となっているのですが、タイトルにある通り“幸せ”をテーマに作成しました。そんなアルバムに収録されている新曲『初恋は』ですが、この曲は去年のクリスマスシーズンに渋谷を歩いていたら、偶然「あなたの初恋は実りましたか?」という謎の問いかけを見つけて、生まれた曲です。
この文字を見つけたときに、「私の初恋はいつで、どんな風に終止符を打ったのか」思い出したくなり、家に帰ってすぐにこの曲を作りました。
私は性格が根暗なので、そもそも何も信じていないんです。人と出会っても、「この人と出会わなくても、今まで生きてこられたしな」とすぐに思ったり、自らひとりを選ぶことが学生時代は特に多かったと思います。
そんな私が、この曲を作るにあたって初恋と向き合ってみると、たくさんの思い出を振り返ることができました。私にとっての初恋はキラキラしていて、どんな色にも染まれるもの。なので今回、切なく儚げのあるメロディラインになったのではと思っています。
これまでのことを振り返っていると、今のこの姿のまま、あの頃に戻りたいと思ったりもして、過去と今を繋ぐ曲になったんじゃないかなって感じます。なので、この曲では歌詞の最後に<また始めから恋をしたら/君は私のこと同じように/話しかけてよ>というフレーズを入れてみました。
『初恋は』のMVが既に公開されているのですが、「もしあのときに戻れたら、何かが変わっていただろうか」というテーマで、安藤大悟監督に撮っていただきました。映像の中には時計が逆回転するシーンがありますので、そこにもぜひ注目していただけたらと思います。
今、学校生活を送っている方や社会人として過ごしている方に、この曲を聴いてぜひ一度、初恋と向き合ってもらいたいなと思います。
中学生で出会った「元バンドマンの美術の先生」が転機に
現役高校生シンガーソングライターとしてデビューしたKarin.。そんな彼女のルーツの1曲は、椎名林檎『丸の内サディスティック』。中学生のときに出会った美術の先生が弾き語りをしてくれたのだという。Karin.:中学校時代は私にとっていろんな感情が動いた3年間だったと思います。そのときに出会った美術の先生は、元バンドマンということもあり、私はその先生に一目惚れしました。女性の先生なのですが、いつも黒い服を着て、いかにも元バンドマンという感じがしました。
その先生とは仲よくなって、私が悲しいこととか、辛いこととかがあったときに、特別、私だけ美術室に呼んでくれて。教室に入ると先生はギターを持っていました。そのときに「どんな曲を弾いてほしい?」と聞かれたので、『丸の内サディスティック』をリクエストしました。私は、それをきっかけに音楽を始めようと思ったので、先生の弾き語りを聴いていなかったら今の自分はいないかなと思います。なのでルーツの1曲ですね。
椎名林檎さんは中学生の頃から好きで、生々しい歌詞だったり、ロックなサウンドをリスペクトしています。日常的に聴いて影響をもらっています。
1998年シングル『幸福論』でデビューして以降、日本の音楽シーンに大きなインパクトを残している椎名林檎。20代になったばかりのKarin.も、その歌詞やサウンドに魅せられた1人のようだ。
【Karin. 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
(構成=中山洋平)
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