俳優の寛一郎が、人生に影響を与えた出会いについて語り、おすすめの楽曲を紹介した。
寛一郎が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:DJ TARO、中田花奈)。ここでは3月6日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【関連記事】寛一郎、俳優になって見つけた父との共通言語
【radikoで聴く】
6日(月)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230306093556
7日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230307093441
8日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230308093445
9日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230309093523
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。
そんな彼の人生に影響を与えたのは、映画監督・瀬々敬久との出会いだという。
寛一郎:デビューさせてもらったときに出演した『菊とギロチン』という映画の監督が、瀬々敬久さんだったんですけど、だいぶしごかれて「俺を殺してみろ」って叫ばれてたんですよ。何のことじゃわからないじゃないですか。でもその作品は大げさではなく、本当にみんな命を懸けてやっていたので、「それくらいの気合いでやってみろ、お前はそれくらいの気合いを出せるのか」という意味を込めて教鞭を執ってくださったんです。それがなければ、僕はいま役者をやっていないかもしれないですし、その熱さで僕の心も温まった気がします。そこで変わったのが、僕は基本的に人の感情とかを読みにくい人だったんですよ。なんで人が悲しい気持ちになっているとか、うれしい気持ちになっているとかがあまりわからない人間だったんですけど、この仕事はそれを考える仕事でもありますから、そこから不感症がちょっとずつ治っていったっていうのはあります。
中田:乃木坂46時代はスタッフさんとかみんな優しくて、あまり叱られた経験がなかったんですけど、麻雀業界に入って、けっこうしっかり言われたりすることが多くなりました。でも、怒ってくれる人がいなかったら一生直らなかっただろうし、よかったなって思う場面はたくさんありましたね。
DJ TARO:僕は実はずっと一匹狼で、あんまり師匠っていう人がいないんですけど、ミュージカルに客演で呼ばれてやっていたときに、演出が船越英一郎さんだったんですね。それで、僕がちょっと驚いて後ろに倒れるシーンがあったんですけど、倒れ方で「お前全然驚いてねーだろ! 驚いたときは本当に後ろに倒れるんだろ」って言われて、でもこわいんですよ。僕はローラースケートを履いている役で、「背中から落ちろ」「足をついて転ぶんじゃない」って言われて、怖くて「そんなのできない」って思ったけど、必死になってやったんですよね。そのときに、演技ってそういうものなんだな、演じている自分じゃだめなんだなって思って、そこからは毎日背中から落っこちる練習をしました。怒られたときは怖かったけど、船越さんは芯がある人だなと思って、ピンときましたね。
中田:それもいい出会いですね。
寛一郎には毎日、おすすめの楽曲も紹介してもらう。この日選曲したのは、Bring Me The Horizon『sTraNgeRs』。
寛一郎:昔から家にあるCDがほとんどヘビメタかロックしかなくて、ずっとそれを聴いて育ったんですけど、このバンドは最近のバンドです。ちょっと懐かしくもあり、僕がよく聴いていたロックを彷彿とさせてくれる曲となっています。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
寛一郎が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:DJ TARO、中田花奈)。ここでは3月6日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【関連記事】寛一郎、俳優になって見つけた父との共通言語
【radikoで聴く】
6日(月)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230306093556
7日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230307093441
8日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230308093445
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※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。
役者は「人の気持ちを考える仕事」
映画、ドラマの話題作に次々出演し、3月19日(日)からは東京芸術大学シアターイーストで、初舞台・初主演となる『カスパー』の上演を控えている寛一郎。そんな彼の人生に影響を与えたのは、映画監督・瀬々敬久との出会いだという。
寛一郎:デビューさせてもらったときに出演した『菊とギロチン』という映画の監督が、瀬々敬久さんだったんですけど、だいぶしごかれて「俺を殺してみろ」って叫ばれてたんですよ。何のことじゃわからないじゃないですか。でもその作品は大げさではなく、本当にみんな命を懸けてやっていたので、「それくらいの気合いでやってみろ、お前はそれくらいの気合いを出せるのか」という意味を込めて教鞭を執ってくださったんです。それがなければ、僕はいま役者をやっていないかもしれないですし、その熱さで僕の心も温まった気がします。そこで変わったのが、僕は基本的に人の感情とかを読みにくい人だったんですよ。なんで人が悲しい気持ちになっているとか、うれしい気持ちになっているとかがあまりわからない人間だったんですけど、この仕事はそれを考える仕事でもありますから、そこから不感症がちょっとずつ治っていったっていうのはあります。
懐かしのロックを思い出させる1曲
寛一郎の話を受け、中田は「年を重ねると、叱ってくれる人との出会いはなかなかない」とコメントした。そんな中田に対し、厳しい方との出会いはあったのかと、DJ TAROが質問する。中田:乃木坂46時代はスタッフさんとかみんな優しくて、あまり叱られた経験がなかったんですけど、麻雀業界に入って、けっこうしっかり言われたりすることが多くなりました。でも、怒ってくれる人がいなかったら一生直らなかっただろうし、よかったなって思う場面はたくさんありましたね。
DJ TARO:僕は実はずっと一匹狼で、あんまり師匠っていう人がいないんですけど、ミュージカルに客演で呼ばれてやっていたときに、演出が船越英一郎さんだったんですね。それで、僕がちょっと驚いて後ろに倒れるシーンがあったんですけど、倒れ方で「お前全然驚いてねーだろ! 驚いたときは本当に後ろに倒れるんだろ」って言われて、でもこわいんですよ。僕はローラースケートを履いている役で、「背中から落ちろ」「足をついて転ぶんじゃない」って言われて、怖くて「そんなのできない」って思ったけど、必死になってやったんですよね。そのときに、演技ってそういうものなんだな、演じている自分じゃだめなんだなって思って、そこからは毎日背中から落っこちる練習をしました。怒られたときは怖かったけど、船越さんは芯がある人だなと思って、ピンときましたね。
中田:それもいい出会いですね。
寛一郎には毎日、おすすめの楽曲も紹介してもらう。この日選曲したのは、Bring Me The Horizon『sTraNgeRs』。
寛一郎:昔から家にあるCDがほとんどヘビメタかロックしかなくて、ずっとそれを聴いて育ったんですけど、このバンドは最近のバンドです。ちょっと懐かしくもあり、僕がよく聴いていたロックを彷彿とさせてくれる曲となっています。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
radikoで聴く
2023年3月13日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
-
月・火・水・木曜9:00-13:00