Mr.ふぉるての稲生 司（Vo, Gt）が、自身のルーツとなる楽曲や、自身の楽曲『無重力』に込めた想いを明かした。
稲生が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは12月21日（水）、22日（木）。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
稲生：2022年は、ありがたいことにいろんなフェスに呼んでいただけたり、先日ファイナルを無事に終えたツアーが自分たち史上最大だったり、大事な一年でした。そんな中、急に自分が喘息になってしまって、喋ることすら難しくなってしまったことがありました。かなり落ち込んで、「音楽を辞めなくちゃ……」ってところまで追い込まれてしまったんですけど、いろんな人の手助けとかもありながら、歌い方を見直して、もう一回ステージに上がることができました。
その自分が体験した絶望というか、辛かった記憶をただ暗いもので終わらせるのではなく、ちゃんとそういうものに意味を付けたくて『無重力』を作りました。
『無重力』というタイトルにした理由ですけど、自分が落ち込んだときに、結構心が疲れてしまったので、生きているようで生きてないような感覚になったんです。でも周りの人たちから生きるヒントに繋がるような言葉をたくさんいただいて、その言葉を聞いた時にすごく心が軽くなったので、その心が軽くなった状況を無重力に例えて、このタイトルにしました。
Mr.ふぉるてというバンドらしさについてですが、ひとつあるのは僕が伝えたいメッセージ性、つまり歌詞なのかなと思います。自分が落ち込んでいた時期に音楽を始めたというのもあるんですけど、音楽で背中を押すだけではなく、その抱えている気持ちを肯定してあげられるような歌詞を書くことを僕は心掛けていて。そこが自分たちらしさになっているのかなって。
その自分たちらしさは、この『無重力』のどこを切り取っても感じられると思うし、僕たちにとっても大事なもの。『無重力』の歌詞を読んでもらうだけでも、背中を押してもらえるものになっていると思います。
この楽曲を聴いてくださるリスナーの方へ。人生に絶望してしまう瞬間というのはあると思うんですが、そんな瞬間にも「大丈夫」と心を抱きしめる曲になっていると思うので、ぜひ落ち込んだときに聴いてみてください。
稲生：家で流れていたラジオで、たまたま出会いました。初めてこの曲を聴いたとき、すごく歌詞が自分の心に刺さりました。そこからこの楽曲を夜から朝までずっとループして聴き続けて、気づいたら時間が過ぎていました。そういう意味でも、そのときの自分に明日をくれたというか。この楽曲に救われました。
この楽曲が僕らのルーツになっていると思う理由は、僕は普段、Mr.ふぉるての歌詞を書いてるんですけど、すごく歌詞の部分に影響を受けているなと思っていて。背中を押すだけではなく、そのときに持っている気持ちをちゃんと肯定してくれるような楽曲で。落ち込んでいるときってどうしても余裕がなくなって周りが見えなくなると思うんですけど、そんな周りのこともちゃんと気付かしてくれるような。
自分もそんな歌を書き続けたいと思っています。そういう意味でもルーツの1曲だと感じます。
学校に馴染めなかった頃に、SEKAI NO OWARI『天使と悪魔』を聴いて「救われた」と振り返る稲生。SEKAI NO OWARIと出会ったことは、今のMr.ふぉるてというバンド像を作り上げた1つの大きな要素となっているのだろう。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜～木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【Mr.ふぉるて稲生司 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
（構成＝中山洋平）
稲生が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは12月21日（水）、22日（木）。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
絶望したとき、周囲が「生きるヒント」となる言葉をくれた
2017年に結成されたMr.ふぉるて。メンバーは稲生のほか、阿坂亮平（Gt）福岡樹（Ba）、吉河はのん（Dr）。これまで発表した楽曲では『幸せでいてくれよ』『シリウス』『エンジェルラダー』が「J-WAVE SONAR TRAX」に選出されている。今年の1月からはJ-WAVEの番組『THE KINGS PLACE』も担当。そんなMr.ふぉるては12月12日に、Digital single『無重力』をリリースした。今回は稲生にこの楽曲について、そして“Mr.ふぉるてらしさ”について語ってもらった。稲生：2022年は、ありがたいことにいろんなフェスに呼んでいただけたり、先日ファイナルを無事に終えたツアーが自分たち史上最大だったり、大事な一年でした。そんな中、急に自分が喘息になってしまって、喋ることすら難しくなってしまったことがありました。かなり落ち込んで、「音楽を辞めなくちゃ……」ってところまで追い込まれてしまったんですけど、いろんな人の手助けとかもありながら、歌い方を見直して、もう一回ステージに上がることができました。
その自分が体験した絶望というか、辛かった記憶をただ暗いもので終わらせるのではなく、ちゃんとそういうものに意味を付けたくて『無重力』を作りました。
『無重力』というタイトルにした理由ですけど、自分が落ち込んだときに、結構心が疲れてしまったので、生きているようで生きてないような感覚になったんです。でも周りの人たちから生きるヒントに繋がるような言葉をたくさんいただいて、その言葉を聞いた時にすごく心が軽くなったので、その心が軽くなった状況を無重力に例えて、このタイトルにしました。
Mr.ふぉるてというバンドらしさについてですが、ひとつあるのは僕が伝えたいメッセージ性、つまり歌詞なのかなと思います。自分が落ち込んでいた時期に音楽を始めたというのもあるんですけど、音楽で背中を押すだけではなく、その抱えている気持ちを肯定してあげられるような歌詞を書くことを僕は心掛けていて。そこが自分たちらしさになっているのかなって。
その自分たちらしさは、この『無重力』のどこを切り取っても感じられると思うし、僕たちにとっても大事なもの。『無重力』の歌詞を読んでもらうだけでも、背中を押してもらえるものになっていると思います。
この楽曲を聴いてくださるリスナーの方へ。人生に絶望してしまう瞬間というのはあると思うんですが、そんな瞬間にも「大丈夫」と心を抱きしめる曲になっていると思うので、ぜひ落ち込んだときに聴いてみてください。
Mr.ふぉるて - 無重力 【Music Video】
学校へ行けないときに出会ったSEKAI NO OWARI
稲生のルーツとなる1曲は、SEKAI NO OWARI『天使と悪魔』。学校に馴染めず、登校できなくなってしまった時期に出会ったのだという。稲生：家で流れていたラジオで、たまたま出会いました。初めてこの曲を聴いたとき、すごく歌詞が自分の心に刺さりました。そこからこの楽曲を夜から朝までずっとループして聴き続けて、気づいたら時間が過ぎていました。そういう意味でも、そのときの自分に明日をくれたというか。この楽曲に救われました。
この楽曲が僕らのルーツになっていると思う理由は、僕は普段、Mr.ふぉるての歌詞を書いてるんですけど、すごく歌詞の部分に影響を受けているなと思っていて。背中を押すだけではなく、そのときに持っている気持ちをちゃんと肯定してくれるような楽曲で。落ち込んでいるときってどうしても余裕がなくなって周りが見えなくなると思うんですけど、そんな周りのこともちゃんと気付かしてくれるような。
自分もそんな歌を書き続けたいと思っています。そういう意味でもルーツの1曲だと感じます。
学校に馴染めなかった頃に、SEKAI NO OWARI『天使と悪魔』を聴いて「救われた」と振り返る稲生。SEKAI NO OWARIと出会ったことは、今のMr.ふぉるてというバンド像を作り上げた1つの大きな要素となっているのだろう。
世界の終わり/天使と悪魔
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜～木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【Mr.ふぉるて稲生司 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
（構成＝中山洋平）
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