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藤井隆が“突破できた”と感じた瞬間は? 『ナンダカンダ』への思いも、のんが聞く

藤井隆が“突破できた”と感じた瞬間は? 『ナンダカンダ』への思いも、のんが聞く

藤井隆が自身の仕事や、いまでも大事にしている22年前のデビュー曲『ナンダカンダ』について語った。

藤井が登場したのは、女優で創作あーちすとの「のん」がナビゲーターを務めたJ-WAVEのPodcast連動プログラム『TOPPAN INNOVATION WORLD ERA』のワンコーナー「FROM THE NEXT ERA」。放送日は5月15日(日)。

舞台で共演

のんと藤井は2021年の宮藤官九郎作・演出の舞台、大パルコ人④マジロックオペラ『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』で共演。まずは舞台の思い出を振り返った。

のん:『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』で共演させていただきました。
藤井:本当に夢がかないました。うれしかったですよ。
のん:稽古から毎日面白く。
藤井:最高の舞台でした。テレパシーを使うとアゴがしゃくれて変になっちゃうという。
のん:そうなんです(笑)、私はそういう役を。
藤井:稽古中にマスクをしたまま、いつもその変な顔をずっとしていたのがもう。アゴがしゃくれているから微妙にマスクが動くじゃないですか。「もしかしてマスクの下で、のんちゃんアゴしゃくれてるんちゃう!?」なんつって。どれだけ(心が)わしづかみになったか。「絶対頑張ろう!みんなでいい舞台にしよう」って本当にあのとき思いました。
のん:ありがたい。私は藤井さんが、宮藤さんの演出に全部応えていて。それこそマスクしながらも、ずっとテンションを保っていなきゃいけない役じゃないですか。
藤井:そうでしたね。
のん:見ていて息切れするんじゃないかなと思って。でも全部面白いから、それに感動していました。本当にキラキラしたすてきな舞台でした。

藤井は2022年4月より『新婚さんいらっしゃい』(テレビ朝日系)のMCに就任。のんは藤井を祝福し、「みんな同じ意見だと思うんですけど、ピッタリ」とコメントした。

藤井: 50年の歴史があってギネスとかにも載っている番組なんです。私自身は「こういうことをやってやろう」とか「絶対ウケてやるぜ」なんて1ミリも思ってなくて、スタッフの人にご指導いただいて、言われるままにやってみようと思って頑張ってます。あの番組って結婚なさって3年目までの新婚さんに「うちの旦那が」「うちの嫁が」って面白可笑しいお話をしていただくのですが、ここだけの話とんでもない下ネタとかもあるわけですよ。のんちゃんの前では絶対言われへんようなこととかあるわけ。
のん:放送されてないんですか?
藤井:それが文枝師匠と山瀬まみさんのスゴいところで、お二人がカラッとお話を聞けるから、ドギツい下ネタも放送されたりするんです。だから、そんな番組に僕ピッタリなんやと思って、ちょっとビックリしていたんです。改めて日曜のお昼にド下ネタで笑って椅子からコケてるのって、すごい番組だなと思ってね。あの椅子はホンマに下ネタ聞いて「ええ!」て言うたら倒れちゃうの。
のん:倒れるような設計になってるんだ(笑)。
藤井:そうなの! いつかのんちゃんも『新婚さんいらっしゃい』に来てくださる日があったら、あの椅子に座ってみてほしい。

メタバースに吉本芸人が登場

メディアも多様化し、クリエイティブの可能性も広がっているいまの時代、藤井は自身が所属する吉本興業で新たな取り組みがなされていることを明かした。

藤井:メタバースに芸人のアバターをクリエイトする取り組みがあるんですよ。私はさっぱりわからなかったんですけど、昔担当してくれたマネージャーさんがここの部署にいまいるんです。
のん:最先端の部署ですね。
藤井:マネージャーについてくれているときから「僕のマネジメントなんかより絶対に違うほうがいいよね」ってずっと言っていて。その子はロボットをずっとやっていた子で「絶対僕の現場より、ロボットの現場のほうがいいと思うよ」って言ったら「はい!」ってハッキリ言ってた(笑)。
のん:正直者ですね(笑)。
藤井:すごい正直者なの。それで会社にもそういう部署ができてそこに行くことになって。地方自治体の方といまタッグを組んでいて、そこの村であるイベントに芸人が仮想空間のなかで行って、町おこしとかやっているんだって。
のん:面白い取り組みですね。
藤井:のんちゃんはそういう計画はないの?
のん:メタバースとかに関しては、まだそんなに計画はないです。
藤井:やっておこうよ。
のん:やってみたいですね。
藤井:絶対に喜ばれるって。
のん:NFTアートのコラボをやったりとかはしているんです。だけど「自分が仮想空間に」みたいなのは未知の世界だなと思います。
藤井:いつも先を見て前を向いて歩いているのんちゃんにピッタリだと思うから、それもぜひやってくださいよ。
のん:興味津々です。

プロデューサーとしての顔

藤井はプロデューサーとしても活躍。5月11日にリリースされたフットボールアワー・後藤輝基のカバーアルバム『マカロワ』を企画、プロデュースした。



藤井:後藤くんとは実は20年ぐらいレギュラー番組をご一緒していて。芸能界のなかでもよく会っている芸人さんの1人なんです。大阪の収録なんですが日帰りなので、ご飯や飲みに行ったりとかは全然してなかったんですけど、それでもたまに番組の打ち上げとかがまだあったころ、カラオケに行ってすごく楽しくて。歌うのが向いている人なので、自分がレーベルをやっているのでそこで歌ってもらえないか?とご相談したら歌ってくれました。
のん:藤井さんのレーベル「SLENDERIE RECORD」でご活動されているんですよね。
藤井:今回6曲入りのアルバムができました。
のん:プロデュースをするときって、どういう感じなんですか?
藤井:僕は楽譜も読めないですし、なにか楽器ができるわけでもないので映像でしか話せないんです。なので音楽を作ってくださる方にたとえば「車のなかから見ている景色なんですけど、車自体はエンジンを止めているので、景色自体は止まっておいてほしいんですね。でも車のなかから見ているっていうアレンジを」みたいにお願いする感じですね。作曲も“口三味線”で「ナナナナ」とか言いながら、それを拾っていただいてやるし。すごく抽象的になっちゃうんですけどスタッフの方に恵まれていて、それを引き取ってくださる方がいるから、本当にありがたいなと思っています。

9月にはリリースを記念したライブも決定。9月8日(木)にビルボードライブ大阪、9月15日(木)ビルボードライブ横浜で行われる。チケット発売などの詳細はライブ公式ページまで。

『ナンダカンダ』への想い

最後に、あらゆる壁を突破していま活躍している藤井に、ステージの扉を開いた「突破ストーリー」を尋ねることに。藤井は2000年3月にリリースされたデビュー曲『ナンダカンダ』への想いを語った。

藤井:のんちゃんが、(清水)ミチコさんの武道館のライブを観に行かれて、帰りに公園で僕の『ナンダカンダ』を歌って踊ってくださっていた動画があるんです。
のん:そうです(笑)。清水さんのコンサートで藤井さんが『ナンダカンダ』を歌って踊っていらして。
藤井:その日の帰りに動画をアップなさっていて、私も知りました。スタッフや共演者の方とかも「このCD持ってるんです、聴いてたんです」とか言ってくださったり、のんちゃんみたいに一緒に踊ってくださるとか、こんな幸せなこと僕は本当にないなと思って。仕事っていただくものですから、全部自分で思うとおりにはならないでしょ? なんですけど、これからは自分の好きなことやりたいことをやっていこうと思って2015年に自分のレーベルを立ち上げたんです。そのときに本当に突破できたと思っています。『ナンダカンダ』のレコーディング当時、歌詞の意味が分からないということはないけど、「なんで僕がこういう応援歌みたいなことを歌っているんだろう?」とか、疑問に思いながらやっていたんです。でも時を経て、難しいけどやりたいことをやれば、とんでもないご褒美をもらえたりするから、これは大事にしようと思うようになりました。この曲は22年前にいただいたんですけど、いまも自分にとっていろいろなことにチャレンジする、突破するときに聴きたくなる大事な曲だなと思います。なにより、のんちゃんとつないでくださったので、本当に大事な曲です。
のん:名曲で。藤井さんじゃないと表現できないパワーがあると思っています。感動しています。

「マカロワ」リリース記念ライブを開催!

SLENDERIE RECORD Presents 後藤輝基 LIVE マカロワ

・日程
9月8日(木)ビルボードライブ大阪
9月15日(木)ビルボードライブ横浜
両日共に1st/開場 15:30 開演 16:30 2nd/開場 18:30 開演 19:30
出演
後藤輝基
ZEUS・KASHIF・スカート
バンド:冨田謙(Key・Bandmaster)・小松シゲル(Dr)・南條レオ(Ba) / 藤井隆(Bp)
チケット:前売り サービスエリア 8,000円(税込) / カジュアルエリア 7,500円(税込)
ライブ公式ページ https://www.terukinland.com/live

そのほかの藤井の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

のん 最新情報

さかなクンの自叙伝が、のん主演、沖田修一監督で映画化! 映画『さかなのこ』9月1日より全国ロードショー。また、先日発表になった『天間荘の三姉妹』も10月28日より全国ロードショーです。両作品の今後の情報解禁をお見逃しなく。

そのほかのんの最新情報は、のん公式サイトまたは、のんTwitterまで。

『TOPPAN INNOVATION WORLD ERA』では、各界のイノベーターが週替りでナビゲート。第1週目はライゾマティクスの真鍋大度、第2週目はASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文、第3週目は女優で創作あーちすとの「のん」、第4週目はクリエイティブディレクター・小橋賢児。放送は毎週日曜日23時から。

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2022年5月22日28時59分まで

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番組情報
TOPPAN INNOVATION WORLD ERA
毎週日曜
23:00-23:54