磯村勇斗、“芝居の原点”に感謝。「口から心臓が出る」ほど緊張した初舞台は体育座りで…

俳優の磯村勇斗が自身の “芝居の原点”へ感謝の言葉を送った。

磯村が登場したのは11月23日(火・祝)、勤労感謝の日にJ-WAVEで放送されたスペシャルプログラム『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL Soup Harusame presents THANKS TO ALL』。LiLiCoとサッシャが話を聞いた。このトークは、番組公式ページから音声でも楽しめる(再生は2021年末まで)。

・番組公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/holiday/20211123/

多忙な生活、気分転換は自転車

多方面に大活躍の磯村は、現在の多忙ぶりやスイッチの切り替え方法、プライベートで新しくハマったことついて語った。

LiLiCo:私いつも思うけど、ドラマ、映画、舞台ともう、顔をこっちに向けてもあっちに向けても(磯村が)いるっていう(笑)。いやいや、磯村くんすごいわ。これってタイミングによってはダブっちゃうものもあるんでしょ? 近いところで撮影しなきゃいけないとか。
磯村:やっぱり重なってくるときもあって、2、3本同時期にやったこともありました。
サッシャ:公開中の劇場版『きのう何食べた?』や、この前まではNHKの大河ドラマ『青天を衝け』では徳川家茂役でした。
LiLiCo:あまりになにをやっても違うので、その気持ちの切り替えはどうやっているんですか?
磯村:これは無理矢理なところが大きいです(笑)。でも現場に入って衣装を着て、メイクをしてもらうと、やっぱりその役に入っていくという感じがあります。なので現場のスタンバイ中ですかね。
サッシャ:メイクをするのは「鎧をまとう」みたいな感じなんですか?
磯村:そうですね。

そんな磯村は、最近「自転車」にハマっているという。

磯村:いままで自転車は眠っていたんですけど、もう一度乗ろうと思って新しく買いました。最近は、買い物もそうなんですが、ちょっとリラックスしたいなというときにフラッと自転車に乗って街を走ったりしています。
サッシャ:どんな自転車に乗られているんですか?
磯村:全部真っ黒で、カーボンでできている軽い自転車なんです。
LiLiCo:カーボンでできてるの!?
サッシャ:ロードバイクですか?
磯村:ピストバイクです。
サッシャ:カーボンは軽いやつだから加速感すごいでしょ?
磯村:加速はすごく伸びますね。
サッシャ:自転車は風を感じるのがいいんですよね。
磯村:そうなんです、気持ちいいんですよ。
サッシャ:あと香りがするんです。
LiLiCo:街のってこと?
サッシャ:そうなんです。歩くとあんまりスピードが早くないから香りって漂ってこない、車だと窓閉めちゃうけど、自転車っていちばん季節の香りを感じるんです。
LiLiCo:それはいつもグルッと一周して帰るの? それともどこかの公園とかに行ってジュースを飲んだりとか?
磯村:僕は近くの商店街とかのコーヒー屋さんに行ってコーヒーを飲んで、帰ってきます。

「無」になれるサウナ

また、磯村はサウナをテーマにしたドラマ『サ道』(テレビ東京)に出演以来、現在も通うほどハマっているそう。LiLiCoも磯村の影響でサウナに興味を持ち始めたのだとか。

LiLiCo:私は磯村くんのおかげでサウナにね。スウェーデン人のくせにあんまりサウナに入らないんですけど(笑)。
磯村:(笑)。
LiLiCo:うちにサウナがあったのに入らない残念な人間なんだけど。磯村くんと、(『ALL GOOD FRIDAY』で共にナビゲーターを務める)稲葉 友くんと話していてすごくサウナに興味を改めてというか。
サッシャ:スウェーデン人が日本人にサウナを教わるという。
LiLiCo:そうなの!
磯村:(笑)。
LiLiCo:だからまだまだ全然入ってないんだけど、サウナハットだけ買ったの。
磯村:サウナハット! おめでとうございます。
サッシャ:スナフキン(の帽子)みたいなやつね。
LiLiCo:あまりにも美しくて、レインボーカラーで惚れちゃったので。
磯村:素敵ですね。
LiLiCo:まずそこからいこうかなと。前回、『ALL GOOD FRIDAY』に来ていただいたときに、私の別荘にある蒔で入れるサウナにぜひ一度いらしてくださいね、というお話をして。でもいまは旅がなかなかできないから。でもいつか、私はその約束忘れていないから。
磯村:うわ、うれしい!
LiLiCo:そういう約束はちゃんと覚えているから。
サッシャ:さすがです。
磯村:ぜひ行きたいですね。
サッシャ:サウナに入ると気分も変わるんですか?
磯村:変わります。それもスイッチの切り替えに使ったりしているので、すごく大事な時間ですね。
サッシャ:入っているときはあまりなにも考えない?
磯村:基本「無」ですね。
サッシャ:そういう時間を持てるというのは、ある意味メディテーション(瞑想)みたいなものでね。
LiLiCo:熱いのが好きなんだっけ?
磯村:100度越えてないと満足できなくなっちゃいました。
LiLiCo:100度!? うちの別荘は物足りないかもしれない。
磯村:(笑)。
LiLiCo:本物は75度ぐらいでゆっくりじっくり入るから。じゃあ熱くして水風呂?
磯村:水風呂にドンと入って。それで休憩するという。
サッシャ:ととのう感じが最高です、脱力感がね。

感謝を伝えたい“芝居の原点”

「いま感謝の気持ちを伝えたい方は?」と質問を投げかけると、磯村は出身地・沼津の劇団「沼津演劇研究所」のメンバーだと回答。自らの俳優業の原点となる人たちへ感謝の言葉を語った。

LiLiCo:私も浜松にいて、沼津によく行っていたからビックリ。磯村くんにとってはどんな方なのかな。
磯村:17歳の高校2年生のときに沼津演劇研究所に入りました。お芝居を一番最初に教わった場所なんです。
LiLiCo:スタートだね。
磯村:初めて舞台にも1本立たせてもらいまして。だから恩師みたいな感じなんですよね。自分のお芝居の原点といいますか、すべてを教わったところなので。それがいまでも芝居心として、演劇研究所で習ったものが流れているというか。すごく感謝したいと思っています。
LiLiCo:最初に舞台に立ったときの緊張や気持ちは覚えてる?
磯村:あれは忘れもしないです。舞台の袖で体育座りして自分の出番を待っていたんですけど、もう本当に「口から心臓が出る」というあの表現がわかるぐらい、すごく気持ち悪くなって(笑)。ドキドキしていました。
サッシャ:自分から演劇をやりたくて入ったんですか?
磯村:そうですね。電話をして「お芝居を教えてください」といって、始まりました。
LiLiCo:ということは将来絶対にこういう仕事をしたい、ということだったんだね。
磯村:そのときから、ずっと俳優をやりたいと思っていました。
LiLiCo:それが何年か経って。だってそんなに長く経っているわけじゃないじゃない? まだ磯村くん若いから。こういう風になって。
サッシャ:大河ドラマに出て。
LiLiCo:本当にどの監督にも愛されてるよね。
サッシャ:お人柄ですね。
磯村:うれしいですね。
LiLiCo:本当に毎回作品に出るときに「ここにピッタリはまっているんだな」というのがとってもわかる。
サッシャ:磯村さんはなにをやってもその役にはまるというか。
LiLiCo:その人物を生きる、というのがすごいなと。
磯村:うーん……。
LiLiCo:褒められ慣れてないのかな?
磯村:なんにも言葉が出ない(笑)。
サッシャ:恥ずかしいですよね。でもすばらしいことだと思うな。
LiLiCo:いまでも交流があったりするのかな?
磯村:「この映画観たよ」というのを演劇研究所の人たちから連絡がきて「ありがとうございます!」なんて、まめに連絡をとってます。
LiLiCo:そういうときって「演技がどうだった」「こういうところがよかった」とか言ってくれる?
磯村:ありました。当時、演出してくださっていた方は、ある映画を観て「ちょっとずつ成長していってるけど、まだ役に対するアプローチが足りないよね」みたいな。
LiLiCo・サッシャ:えー!
磯村:もう70ぐらいになるんですけど、そうやっていつまでもちゃんとダメ出しというか、アドバイスをいただいています。
サッシャ:言ってくれる人はありがたいですね。
磯村:すごくありがたいです。

磯村が出演する劇場版『きのう何食べた?』は全国で公開中。その他、磯村の最新事情は公式サイトまで。
radikoで聴く
2021年11月30日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
J-WAVE HOLIDAY SPECIAL Soup Harusame Presents THANKS TO ALL
2021年11月23日(火・祝)
9:00-17:55

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