美しさと哲学が共存するジュエリーは、私たちに自信を与え、気分を高めてくれるもの。1967年にイタリア・ミラノで誕生した「ポメラート」は、まさにそんなジュエリーを手掛けてきたブランド。保守的だったジュエリー界に革新をもたらし、慣習から自己を解き放って自由を志す女性に選ばれてきました。
品格と強い存在感の中に、可憐な気配を漂わせるジュエリーたち。その唯一無二の美しさと存在感の原点に触れることができるブランドのエキシビションが、表参道ヒルズで9月23日(木)まで開催されています。開催に先立って行われたプレビューに、モデルでありJ-WAVE『START LINE』のナビゲーターも務める長谷川ミラさんが訪れました。
表参道ヒルズ スペース オーで開催中のポメラートのエキシビション。ブランドの真髄であるチェーンジュエリー「カテネ」、虹のようにカラフルでクリアなストーンカラーが目を惹く「ヌード」、ハイジュエリーコレクション「ラ・ジョイア」の展示をはじめ、日本古来の修復技術である金継ぎを取り入れたコレクションのストーリームービーや、金細工職人のクラフツマンシップを間近で体感できる実演など、ポメラートの魅力をハイライトで満喫できます。
一つひとつの展示をじっくり巡るミラさん。目に留めたのは、ポメラートの金細工を象徴するチェーンジュエリー。創業者の「女性の肌に触れるものは柔らかさが特徴的なものでなければならない」という信念を受け継ぎ、洗練された熟練の金細工職人の手作業で、なめらかな付け心地を追求しています。
「私、チェーンジュエリーがとても好きなので、洗練されたデザインで素敵だなと思います。あと70~80年代のポスタービュジュアルで、モデルが身につけているチェーンネックレスの重ねづけが印象的。いま見ても衝撃なので、当時はもっとセンセーショナルだったのでは」(長谷川ミラさん、以下「」同)
チェーンに次いでブランドのアイコン的なシリーズが、繊細にカッティングされたカラーストーンが魅力の「ヌード」。ニュアンスのある35種類のカラーバリエは、まるでシャーベットのよう。どれも心が躍るような色合いです。
「どれも素敵ですけど、この中では特にブルーのカラーストーンに惹かれますね。ロンドンブルートパーズの深くて濃い青は、一番好きかもしれません。いろいろなカラーを組み合わせて、重ねづけしたくなりますね」
ポメラートが追求してきたのは、美しいジュエリーを生み出すことだけではありません。「女性自ら選択し、日常的に身につけてもらいたい」という思いから、オーダーメイドのクチュールが一般的だったジュエリー界に、すぐに纏える「プレタポルテ」の概念をもたらしました。上質な素材と伝統的な技術を兼ね備えながらも、ファッショナブルに楽しめるポメラートのジュエリーは、自立した女性を中心に共感を呼び、瞬く間に世の中に知れ渡ったそう。
以来、冨や権力の象徴ではなく、女性が自分の日常を彩るために自ら選ぶジュエリーとして愛されてきました。現在、ブランドのアンバサダーには、ジェーン・フォンダ、キアラ・フェラーニ、ケイト・ブランシェット、ローラ・ダーン、ジャミーラ・ジャミル、ティファニー・ハディッシュなど、内面から輝く美と鋭い知性を持つ女性が名を連ねています。
なかでも、世界的なファッションブロガーとして知られる起業家のキアラ・フェラー二は、ポメラートをお気に入りジュエラーにご指名。自身のウエディングリングにもポメラートを選んだそうです。
「キアラ・フェラー二は大好きなインフルエンサーの一人ですし、人種偏見や性差別問題の活動家としても活躍するジャミーラ・ジャミルは本当にかっこいい女性。ケイト・ブランシェット出演の『オーシャンズ8』は数え切れないくらい観ましたね。ケイトは演技だけじゃなくて人間性も素敵で、ウィットに富んだ語り口で、社会問題について皮肉っぽく切り込むところも大好きです」
いまよりも社会のしきたりや、キャリアの天井を肌で感じていた時代。自由な生き方を模索する女性たちをエンパワーしてきたポメラート。ミラさんは、女性たちから支持される理由について、こう考察します。
「いまでこそファッションは自己表現の手段ですが、昔は”こうあるべき”と女性を苦しめてきた側面もありますよね。でも、いつの時代もそれに抗う女性はいて、自由で平等に生きることを選んできた歴史がある。ポメラートの理念は、そうした歴史に紐づいているんだなと感じましたし、その姿勢に対して必然的に多くの女性が共感しているのかなと思います」
意志あるジュエラー、ポメラート。自分らしく、力強く、人生を切り拓こうとする女性たちに勇気とパワーを与えてくれるブランドのフィロソフィーに、ミラさんも胸を熱くした模様。エキシビションは9月23日まで、ぜひ足を運んでみて。
【イベント概要】
期間 : 9 月 17 日(金) - 9 月 23 日(木・祝)
入場無料 / 要事前登録
11:00 - 20:00 最終入場 19:30
場所 :表参道ヒルズ 本館 B3F スペース オー
(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-12-10)
入場料 :無料
※要事前登録。特設サイトへアクセスください。
詳細 URL :https://www.pomellato.com/ja_jp/exhibition-2021
(取材・文=末吉陽子)
品格と強い存在感の中に、可憐な気配を漂わせるジュエリーたち。その唯一無二の美しさと存在感の原点に触れることができるブランドのエキシビションが、表参道ヒルズで9月23日(木)まで開催されています。開催に先立って行われたプレビューに、モデルでありJ-WAVE『START LINE』のナビゲーターも務める長谷川ミラさんが訪れました。
伝統のチェーンと艶めくカラーストーンで私を彩る
表参道ヒルズ スペース オーで開催中のポメラートのエキシビション。ブランドの真髄であるチェーンジュエリー「カテネ」、虹のようにカラフルでクリアなストーンカラーが目を惹く「ヌード」、ハイジュエリーコレクション「ラ・ジョイア」の展示をはじめ、日本古来の修復技術である金継ぎを取り入れたコレクションのストーリームービーや、金細工職人のクラフツマンシップを間近で体感できる実演など、ポメラートの魅力をハイライトで満喫できます。
一つひとつの展示をじっくり巡るミラさん。目に留めたのは、ポメラートの金細工を象徴するチェーンジュエリー。創業者の「女性の肌に触れるものは柔らかさが特徴的なものでなければならない」という信念を受け継ぎ、洗練された熟練の金細工職人の手作業で、なめらかな付け心地を追求しています。
奥に見えるのが、チェーンネックレスを重ねたモデル
「どれも素敵ですけど、この中では特にブルーのカラーストーンに惹かれますね。ロンドンブルートパーズの深くて濃い青は、一番好きかもしれません。いろいろなカラーを組み合わせて、重ねづけしたくなりますね」
エキシビションでは、職人がジュエリーを丁寧に作り上げる様子を生で見られるコーナーも
醸し出される凜々しさと力強さの背景には哲学がある
ポメラートが追求してきたのは、美しいジュエリーを生み出すことだけではありません。「女性自ら選択し、日常的に身につけてもらいたい」という思いから、オーダーメイドのクチュールが一般的だったジュエリー界に、すぐに纏える「プレタポルテ」の概念をもたらしました。上質な素材と伝統的な技術を兼ね備えながらも、ファッショナブルに楽しめるポメラートのジュエリーは、自立した女性を中心に共感を呼び、瞬く間に世の中に知れ渡ったそう。
以来、冨や権力の象徴ではなく、女性が自分の日常を彩るために自ら選ぶジュエリーとして愛されてきました。現在、ブランドのアンバサダーには、ジェーン・フォンダ、キアラ・フェラーニ、ケイト・ブランシェット、ローラ・ダーン、ジャミーラ・ジャミル、ティファニー・ハディッシュなど、内面から輝く美と鋭い知性を持つ女性が名を連ねています。
ポメラートが発表した、女優で活動家のジェーン・フォンダとジャミーラ・ジャミルによる初のインタビュー動画。世の中の不平等や特権、勇気や立ち直る力などさまざまなテーマについて語っている
「キアラ・フェラー二は大好きなインフルエンサーの一人ですし、人種偏見や性差別問題の活動家としても活躍するジャミーラ・ジャミルは本当にかっこいい女性。ケイト・ブランシェット出演の『オーシャンズ8』は数え切れないくらい観ましたね。ケイトは演技だけじゃなくて人間性も素敵で、ウィットに富んだ語り口で、社会問題について皮肉っぽく切り込むところも大好きです」
いまよりも社会のしきたりや、キャリアの天井を肌で感じていた時代。自由な生き方を模索する女性たちをエンパワーしてきたポメラート。ミラさんは、女性たちから支持される理由について、こう考察します。
「いまでこそファッションは自己表現の手段ですが、昔は”こうあるべき”と女性を苦しめてきた側面もありますよね。でも、いつの時代もそれに抗う女性はいて、自由で平等に生きることを選んできた歴史がある。ポメラートの理念は、そうした歴史に紐づいているんだなと感じましたし、その姿勢に対して必然的に多くの女性が共感しているのかなと思います」
数千万円のハイジュエリーも楽しめる
【イベント概要】
期間 : 9 月 17 日(金) - 9 月 23 日(木・祝)
入場無料 / 要事前登録
11:00 - 20:00 最終入場 19:30
場所 :表参道ヒルズ 本館 B3F スペース オー
(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-12-10)
入場料 :無料
※要事前登録。特設サイトへアクセスください。
詳細 URL :https://www.pomellato.com/ja_jp/exhibition-2021
(取材・文=末吉陽子)