木村カエラが、共生社会の生き方や「新しい自由」を作っていくことの大切さを語った。
木村が登場したのは、J-WAVEが9月20日(日)にオンエアした『J-WAVE SPECIAL BORN TOMORROW -FUTURE IS YOURS-』(ナビゲーター:板井麻衣子、ハリー杉山)。さまざまな立場・状況にある人々が、分け隔てなく安心して暮らせる「共生社会」をテーマにした特別番組だ。
木村:音楽は人が本当は言いたいけど言えないことを叫ぶ場所だと思うんです。だからそれを代弁してあげる力があるし、それを聴くことによって自分が強くなる。「同じなんだ」と共感できる人がいるという、その力ももちろんあります。それこそ表現方法というのも性別を超えて、どんなファッションをしてもいいし、なにを歌ってもいいし、すごく自由だと思うんです。音楽はいろいろな人を救う力になると思います。
ハリー:音楽は本当にボーダーレスですよね。
木村:だと思います。かっこいいよね、音楽ということ自体がね。
ハリー:『バリバラ』では、手足が自由に使えない女性の方の試着を助けてあげようという企画があって。服屋の店員さんたちも声がかけられなかったりしていたんですが、番組が進むとともにコミュニケーションが生まれ初めたんです。そもそもこっちから声をかけてもいいんだよと。たとえば僕が店員で、カエラさんが店に来たら試着を助けたりするじゃないですか。そういう心構えをまず持っていこうと思ったりしていて。カエラさんはどうですか?
木村:わかる。助けてあげたいけれども話しかけるべきなのか、それこそプライドが傷つくんじゃないかというのは何度か気にしたことがあって。でもまさに昨日「ドン・キホーテ」に行って、そこでおばあちゃんが一生懸命クッキーの缶を持って悩んでいるの。何個も持ってて、ひっくり返してずっと見ていて「どうしたんだろうな?」って。そういうときって近づくと話しかけてくるんだよね。「あ、この人困っているんだな」とか、やっぱり気づいたらガツガツいっちゃっていいと思う。
ハリー:それはすごくステキな心構えだと思います。
木村:思いやりだと思います。やっぱりそう思う。
ハリー:助けたあとって100パーセントじゃないかもしれないけど、喜んでくれるから。その人の笑顔を見ると「今日はいい1日になったな」と思えるんですよね。だからみなさんも老若男女関係なく困っている方を見かけたら、ちょっと声をかけてくれたりすると、みんな1日が明るくなるんじゃないかって僕は思っちゃいます。
木村:そうだと思います。
ハリー:「新しいこれから」をみんなで作っていきたいと思っています。カエラさんが作りたい「当たり前」はなんでしょうか?
木村:自由、だと思います。いまは「縛られていること」がすごく多いじゃないですか。「人とマスクなしでは話しちゃダメだよ」とか、いろいろな決まりがあるでしょ? 子どもたちも給食を食べるときにアクリル板のなかで食べていたり、人と話しちゃいけない、グループになって机同士をくっつけてご飯を食べたりができない。いままでは当たり前だったものができなくなっている以上、その分を足していくというか、それこそ共生社会と一緒で、考え方を緩くしていく。じゃないと、押さえつけられていることがいまは多すぎる。以前は自由に友だちとご飯を食べたり飲みに行ったり遊んだりというのが当たり前だったのに、その当たり前がなくなったということは、自分で新しい自由を作っていかないといけない。それがないと恐らく壊れていっちゃう。
ハリー:そうなんですよね。
木村:自分をもっとオープンにしていこう、自分を受け入れて他人を受け入れていこうというのが、恐らくどんどんと必要になっていく。じゃないときっとみんなどんどんいろいろなことをギュッとされて、生きづらくなっていくんじゃないかな? 「ここでこうしちゃっていいや」みたいなのとか、ちょっとしたことでいいと思います。
木村の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
木村が登場したのは、J-WAVEが9月20日(日)にオンエアした『J-WAVE SPECIAL BORN TOMORROW -FUTURE IS YOURS-』(ナビゲーター:板井麻衣子、ハリー杉山)。さまざまな立場・状況にある人々が、分け隔てなく安心して暮らせる「共生社会」をテーマにした特別番組だ。
音楽が持つ、聴く人を強くする力
番組のテーマである「共生社会」。文化や人種、セクシャリティなどについて偏見のない社会を目指していこうというアクションが世界中で起きるなか、音楽はどのような役割を担うのだろうか。木村:音楽は人が本当は言いたいけど言えないことを叫ぶ場所だと思うんです。だからそれを代弁してあげる力があるし、それを聴くことによって自分が強くなる。「同じなんだ」と共感できる人がいるという、その力ももちろんあります。それこそ表現方法というのも性別を超えて、どんなファッションをしてもいいし、なにを歌ってもいいし、すごく自由だと思うんです。音楽はいろいろな人を救う力になると思います。
ハリー:音楽は本当にボーダーレスですよね。
木村:だと思います。かっこいいよね、音楽ということ自体がね。
困っている人を見かけたら?
ハリーはNHKのEテレで放送されている「バリアフリー・バラエティー」をテーマにした番組『バリバラ』を紹介。2人は困っている人に対するコミュニケーションの取り方について話し合った。ハリー:『バリバラ』では、手足が自由に使えない女性の方の試着を助けてあげようという企画があって。服屋の店員さんたちも声がかけられなかったりしていたんですが、番組が進むとともにコミュニケーションが生まれ初めたんです。そもそもこっちから声をかけてもいいんだよと。たとえば僕が店員で、カエラさんが店に来たら試着を助けたりするじゃないですか。そういう心構えをまず持っていこうと思ったりしていて。カエラさんはどうですか?
木村:わかる。助けてあげたいけれども話しかけるべきなのか、それこそプライドが傷つくんじゃないかというのは何度か気にしたことがあって。でもまさに昨日「ドン・キホーテ」に行って、そこでおばあちゃんが一生懸命クッキーの缶を持って悩んでいるの。何個も持ってて、ひっくり返してずっと見ていて「どうしたんだろうな?」って。そういうときって近づくと話しかけてくるんだよね。「あ、この人困っているんだな」とか、やっぱり気づいたらガツガツいっちゃっていいと思う。
ハリー:それはすごくステキな心構えだと思います。
木村:思いやりだと思います。やっぱりそう思う。
ハリー:助けたあとって100パーセントじゃないかもしれないけど、喜んでくれるから。その人の笑顔を見ると「今日はいい1日になったな」と思えるんですよね。だからみなさんも老若男女関係なく困っている方を見かけたら、ちょっと声をかけてくれたりすると、みんな1日が明るくなるんじゃないかって僕は思っちゃいます。
木村:そうだと思います。
「自分で新しい自由を作っていく」
番組のもう一つのテーマである「BORN TOMORROW」について問いかけると、木村は新たな自由を自分に与えることが大事だと語った。ハリー:「新しいこれから」をみんなで作っていきたいと思っています。カエラさんが作りたい「当たり前」はなんでしょうか?
木村:自由、だと思います。いまは「縛られていること」がすごく多いじゃないですか。「人とマスクなしでは話しちゃダメだよ」とか、いろいろな決まりがあるでしょ? 子どもたちも給食を食べるときにアクリル板のなかで食べていたり、人と話しちゃいけない、グループになって机同士をくっつけてご飯を食べたりができない。いままでは当たり前だったものができなくなっている以上、その分を足していくというか、それこそ共生社会と一緒で、考え方を緩くしていく。じゃないと、押さえつけられていることがいまは多すぎる。以前は自由に友だちとご飯を食べたり飲みに行ったり遊んだりというのが当たり前だったのに、その当たり前がなくなったということは、自分で新しい自由を作っていかないといけない。それがないと恐らく壊れていっちゃう。
ハリー:そうなんですよね。
木村:自分をもっとオープンにしていこう、自分を受け入れて他人を受け入れていこうというのが、恐らくどんどんと必要になっていく。じゃないときっとみんなどんどんいろいろなことをギュッとされて、生きづらくなっていくんじゃないかな? 「ここでこうしちゃっていいや」みたいなのとか、ちょっとしたことでいいと思います。
木村の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
radikoで聴く
2021年9月27日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- J-WAVE SPECIAL BORN TOMORROW -FUTURE IS YOURS-
-
2021年9月20日20:00-24:00