“意外な豆”で時短&絶品ミートソース! パスタ世界チャンピオンがレシピ伝授

パスタ世界チャンピオンの弓削啓太シェフが、15分でできる簡単パスタのレシピを紹介した。

弓削さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のワンコーナー「FROM MY KITCHEN」。人気料理家、料理上手な方のキッチンにリモート接続し、リスナーも作れるおいしいレシピをお届けするコーナーだ。ここでは6月25日(金)のオンエアをテキストで紹介する。

ミートソースを15分で作るための意外な食材

弓削さんは、イタリア最大手のパスタメーカー「バリラ」が主催する国際パスタ競技大会「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ 2019」に日本代表として参加し、優勝した。

弓削啓太さん

今回は弓削さんが、横浜にある店『SALONE2007』のキッチンから、パスタの定番ともいえるミートソーススパゲティをたった15分でおいしく作る裏技を紹介した。

弓削:本来、本当においしいミートソースを作ろうと思ったら2~3時間はかかると思うんですけど、それを15分でできたらな、ということでレシピを考案しました。

時短ミートソースレシピのポイントとなる意外な食材は「納豆」だ。

弓削:ミートソースをちゃんと作るには、玉ねぎ、にんじん、セロリをみじん切りにして、あめ色になるまで炒める工程があるんですけど、それを納豆で代用して作ります。
長谷川:納豆を使おうと思われたのは、どういった理由なんですか?
弓削:僕は納豆が大好きだというのも前提にはあるんですけど、世界の豆料理を見ても、挽き肉と合わせている料理は多くありますので、ミートソースに納豆も悪くないんじゃないかなと思って作ってみたらおいしかったんです。

納豆を使ったミートソーススパゲティの作り方

納豆は、ひきわり納豆がおすすめだと弓削さん。主な材料は以下のとおりだ。

<材料(2人前)>
スパゲッティ(1.6mm)……160g
ひきわり納豆……1pc
合い挽き肉……200g
塩……2g
胡椒……適宜
ニンニク……1/2片
ケチャップ……30g
ウスターソース……15g
粉チーズ……16g
EVオリーブ油……10g
トマト缶……200g

<作り方>
1)フライパンに挽き肉を入れ、塩胡椒してしっかり炒める。
2)その間に別の鍋にみじん切りにしたニンニクとオリーブオイルを入れ、ひきわり納豆を炒める。
3)2)にウスターソースとケチャップを加え、さらに炒める(酸味を飛ばす)。
4)しっかり炒めて水分を飛ばした挽き肉を3)に加える。
5)挽き肉を炒めた後のフライパンに少し水を加え、旨味をこそげ取るようにして、4)に加える。
6)少し混ぜてからトマトホールを加え、煮込む。
7)茹でたパスタを加えてよく絡め、最後に粉チーズを混ぜ入れたら完成!

弓削:合い挽き肉とひきわり納豆はよく炒めてください。炒めることで納豆の粘り気がソースにとろみを加えます。
長谷川:とってもおいしそう。見た目は普通のミートソースですね。
弓削:見た目は納豆が入っているってわからないと思います。作っている工程では納豆の香りがするんですけど、しっかり炒めると最終的に納豆臭さは感じないと思います。
長谷川:じゃあ納豆が苦手な人でもいけますか?
弓削:全然いけると思います。納豆の発酵のうまみを加えている感じです。
長谷川:仕上げに粉チーズがかかっています。発酵食品同士でチーズと納豆の相性もよさそうですね。
弓削:チーズのうまみの掛け合わせが、味により深みを与えてくれます。


弓削さんのパスタが食べてみたい方は、横浜にある「SALONE2007」へ。また、さまざまなパスタのレシピが紹介されている弓削さんのYouTubeも要チェック。



『START LINE』のワンコーナー「FROM MY KITCHEN」のオンエアは毎週金曜の17時5分頃から。
radikoで聴く
2021年7月2日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
START LINE
毎週金曜
16:30-20:00

関連記事