東山紀之「笑えるけれど…」 “スマホで秘密がバレる”18カ国でリメイクのイタリア映画が日本へ

密室で男女7人がスマホの秘密を暴露しあうコメディ『おとなの事情 スマホをのぞいたら』(2021年1月8日全国公開)の完成披露試写会が12月21日、東京の有楽町朝日ホールで行われ、東山紀之、常盤貴子、益岡徹、田口浩正、木南晴夏、淵上泰史、鈴木保奈美、光野道夫監督が出席した。

18ヶ国でリメイクされたイタリア映画の日本版。スマホに届くメールと電話の内容をパートナーや友人たちとさらし合う、そんなゲームを始めてしまったおとなたち。しかし全員が誰にも言えない秘密を抱えている。彼らは必死でウソをつき、言い訳を繰り返し、スマホが鳴らないように祈る緊張の夜を過ごすことに。ところが決定的なメールが受信される……。

『おとなの事情 スマホをのぞいたら』予告編 2021年1月8日(金)全国ロードショー

【あらすじ】

ある出来事をきっかけに結びついた3組の夫婦とひとりの独身男性。彼らは年に一回集まって友情を育んでいた。ところがある参加者の発言がきっかけで「スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開する」ゲームを始めることに。後ろめたいことは何もないと言いながらも全員がスマホが鳴らないことを祈っている。なぜなら、そこにいる誰もが“絶対に知られたくない秘密”を抱えていたから! スマホに着信があるたびにパーティは修羅場と化していき、7人は想像もしなかった“決断”を迫られる!

(『おとなの事情 スマホをのぞいたら』公式サイトより)
室内というシチュエーションでの撮影に東山は「鈴木保奈美さんと常盤貴子さんが同じ空間にいるというのが感動的。みなさんとの共演はリハーサルを含めて有意義な時間でした。自然体で撮影ができました」と報告。すると鈴木は「私も『少年隊がいるなぁ、テレビで観たことのある人がいるなぁ』とシミジミ思いました」と初共演ながらも相思相愛で笑わせた。



常盤は「企画段階からこれは大変な戦いになると思っていたけれど、リハーサルを含めてその大変さを皆さんと共有できたのが幸せでした」と嬉しそう。初共演の東山については「ただただカッコいい。いつでもヒガシでした」と褒めると、当の東山も「そうやってお互いを褒め合って生きていた方が楽しいね」とすかさず返して仲の良さをうかがわせた。



キャストそれぞれ完成した本編を鑑賞済。東山は「スマホの中身を見られることは、人によってはスリラー。この映画も生きる環境や状況によってさまざまに違う見え方をする」とアピールし、「僕はずっとガラケーでしたが、この映画をきっかけにスマホに変えました。スマホは字が小さい! 意外と大変」と告白。鈴木は「字を大きく設定できますよ!」と東山にアドバイスしつつ「この作品は笑えるけれど、ブラックで怖い部分もある。それを全部ひっくるめてしゃれた大人たちの物語」と本作をおすすめした。



常盤は「オリジナル版は18カ国でリメイクされていて、各国のリメイクにはそれぞれの良さが入っています。日本版もオリジナルと見比べても楽しめる内容なので、比べながら観るのもいいかもしれません」とアドバイス。最後に主演の東山は「撮影の途中からコロナが出てきて、数ヶ月で世界は変わりました。しかしエンターテインメントの光は変わらない。感染対策を十分にしていただき、今だからこそゆっくりと楽しんでほしい」と全国公開に向けての思いを口にしていた。

『おとなの事情 スマホをのぞいたら』は、2021年1月8日(金)全国ロードショー。



(文・撮影=石井隼人)

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