J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「IMASIA」(ナビゲーター:SKY-HI)。7月5日(日)のオンエアでは、m-floのVERBALがリモート出演。韓国でのm-flo人気にまつわるエピソードや、ヒップホップレーベル「88rising」が世界を席巻する理由を語った。
■アジアのラップミュージックに多大な影響を与えるm-flo
m-floのラップミュージックは韓国を中心に、アジアの若者たちに多大な影響を与えている。VERBALは2000年代におけるm-floのアジア人気を振り返り、楽曲『tell me tell me』でコラボしたSik-Kとのエピソードを語った。
SKY-HI:2000年代のm-floのアジア人気はすごかったですよね。m-floの音楽を聴いてラップをはじめた韓国の若いラッパーがいますし、m-floはアジアの星だと思っています。
VERBAL:マジですか。ありがとうございます。
SKY-HI:韓国で人気があるってことは、当時実感はありましたか?
VERBAL:断片的にはありましたね。韓国ではじめてフェスに出演したときに、街の音楽ショップの入り口でm-floのCDがありました。あとは、3月6日にリリースした『tell me tell me』でコラボをしたSik-Kくんとの思い出ですかね。Sik-Kくんはですね、数年前に韓国の路上で僕にデモテープを渡してくれたんですよ。
SKY-HI:そんなことがあったんですね!
VERBAL:すごく感心したし、デモテープもカッコよかったです。Sik-K、eill、向井太一の3人と『tell me tell me』を制作するって話になったときに、Sik-Kくんから真っ先に「覚えていますか? 俺です」って聞かれましたね。
SKY-HI:すごい! 夢がある話ですね。
VERBAL:そういうときに、「自分たちを応援してくれている人がいるんだな」って実感しますね。
■「88rising」が成功した理由をVERBALが分析
VERBALは世界で注目を集めているアジアのヒップホップレーベル「88rising」ともコラボ出演を果たしている。「88rising」はなぜ世界を席巻するヒップホップ集団になれたのか、VERBALは自身の見解を述べた。
SKY-HI:「88rising」が世界で成功できた要因は何だと考えられますか?
VERBAL:過去の経験があってこそなんですけれど、すべてのタイミングがよかったんでしょうね。リッチ・ブライアンの存在も大きかったと思いますよ。彼は当初、コメディーを追求したYouTuberみたいな位置付けだったと思うんです。『Dat $tick』のミュージックビデオを観ていただければ伝わると思います。ポシェットを付けてラップをしていましたよね。
SKY-HI:たしかに、ギャグみたいなテンションでしたね。
VERBAL:曲は渋くてダークなのに、見た目がみんなひょうきんなんですよね。世界中が「何これ?」って反応だったと思うんです。本人たちの話を聞いても、ヒットするとは思っていなかったみたいなんですよ。インドネシア育ちの英語を喋る子が、ギャグでやったらめちゃくちゃヒットしちゃったみたいな感じです。それを、「88rising」のCEOであるショーン・ミヤシロが面白いと思ったんですね。「88rising」は最初、ミュージックビデオを作っている集団なのかなと思っていましたけど、「待てよ。すごいアーティストも抱えているじゃん」って気付いたんですね。「88rising」が活動をスタートしたタイミングもよかったし、センスもよかったから、ビジネスが成功したんだと思います。
■リモートでミュージックビデオの制作に挑戦
続けてVERBALは、6月12日に配信リリースした『RUN AWAYS』を紹介した。
SKY-HI:今後のVERBALさんの活動予定を聞かせていただけますか?
VERBAL:バーチャルのライブに注目しています。それこそ、この前はトラヴィス・スコットが『フォートナイト』というゲームのなかでイベントをやりましたよね。
SKY-HI:ゲームのなかでトラヴィスが巨人になっていましたよね。最高でした(笑)。最近のm-floの活動ですと、『RUN AWAYS』のミュージックビデオは「こんなことやるんだ!?」と爆笑しながら観させていただきました。
VERBAL:あのミュージックビデオは、リモートで初めて収録したものでした。ソーシャルディスタンスを保つ必要があったので、監督任せというかクリエイティブ1本での勝負だったので、ああいう形になれてうれしかったですね。
SKY-HI:『RUN AWAYS』でコラボしたchelmico自身もキャラクターが強いですが、m-floの3人が揃ったときの“アメコミ感”が、観ていてとても楽しかったです。
VERBAL:めちゃくちゃうれしいです。ありがとうございます。
SKY-HI:お知らせは何かございますか?
VERBAL:9月の「SUPERSONIC 2020」出演に向けて、準備を進めています。「無事フェスが開催されますように」という願いを込めていますので、ぜひみなさんとお会いしたいです。
m-floも出演する「SUPERSONIC 2020」の東京公演は、9月19日(土)から3日間の開催を予定。m-floは9月20日(日)に登場する。詳しいタイムテーブルや出演者情報は公式サイトまで。
『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「IMASIA」では、アジアのヒップホップカルチャーを紹介する。オンエアは10時40分頃から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月12日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/
■アジアのラップミュージックに多大な影響を与えるm-flo
m-floのラップミュージックは韓国を中心に、アジアの若者たちに多大な影響を与えている。VERBALは2000年代におけるm-floのアジア人気を振り返り、楽曲『tell me tell me』でコラボしたSik-Kとのエピソードを語った。
SKY-HI:2000年代のm-floのアジア人気はすごかったですよね。m-floの音楽を聴いてラップをはじめた韓国の若いラッパーがいますし、m-floはアジアの星だと思っています。
VERBAL:マジですか。ありがとうございます。
SKY-HI:韓国で人気があるってことは、当時実感はありましたか?
VERBAL:断片的にはありましたね。韓国ではじめてフェスに出演したときに、街の音楽ショップの入り口でm-floのCDがありました。あとは、3月6日にリリースした『tell me tell me』でコラボをしたSik-Kくんとの思い出ですかね。Sik-Kくんはですね、数年前に韓国の路上で僕にデモテープを渡してくれたんですよ。
SKY-HI:そんなことがあったんですね!
VERBAL:すごく感心したし、デモテープもカッコよかったです。Sik-K、eill、向井太一の3人と『tell me tell me』を制作するって話になったときに、Sik-Kくんから真っ先に「覚えていますか? 俺です」って聞かれましたね。
SKY-HI:すごい! 夢がある話ですね。
VERBAL:そういうときに、「自分たちを応援してくれている人がいるんだな」って実感しますね。
■「88rising」が成功した理由をVERBALが分析
VERBALは世界で注目を集めているアジアのヒップホップレーベル「88rising」ともコラボ出演を果たしている。「88rising」はなぜ世界を席巻するヒップホップ集団になれたのか、VERBALは自身の見解を述べた。
SKY-HI:「88rising」が世界で成功できた要因は何だと考えられますか?
VERBAL:過去の経験があってこそなんですけれど、すべてのタイミングがよかったんでしょうね。リッチ・ブライアンの存在も大きかったと思いますよ。彼は当初、コメディーを追求したYouTuberみたいな位置付けだったと思うんです。『Dat $tick』のミュージックビデオを観ていただければ伝わると思います。ポシェットを付けてラップをしていましたよね。
SKY-HI:たしかに、ギャグみたいなテンションでしたね。
VERBAL:曲は渋くてダークなのに、見た目がみんなひょうきんなんですよね。世界中が「何これ?」って反応だったと思うんです。本人たちの話を聞いても、ヒットするとは思っていなかったみたいなんですよ。インドネシア育ちの英語を喋る子が、ギャグでやったらめちゃくちゃヒットしちゃったみたいな感じです。それを、「88rising」のCEOであるショーン・ミヤシロが面白いと思ったんですね。「88rising」は最初、ミュージックビデオを作っている集団なのかなと思っていましたけど、「待てよ。すごいアーティストも抱えているじゃん」って気付いたんですね。「88rising」が活動をスタートしたタイミングもよかったし、センスもよかったから、ビジネスが成功したんだと思います。
■リモートでミュージックビデオの制作に挑戦
続けてVERBALは、6月12日に配信リリースした『RUN AWAYS』を紹介した。
SKY-HI:今後のVERBALさんの活動予定を聞かせていただけますか?
VERBAL:バーチャルのライブに注目しています。それこそ、この前はトラヴィス・スコットが『フォートナイト』というゲームのなかでイベントをやりましたよね。
SKY-HI:ゲームのなかでトラヴィスが巨人になっていましたよね。最高でした(笑)。最近のm-floの活動ですと、『RUN AWAYS』のミュージックビデオは「こんなことやるんだ!?」と爆笑しながら観させていただきました。
VERBAL:あのミュージックビデオは、リモートで初めて収録したものでした。ソーシャルディスタンスを保つ必要があったので、監督任せというかクリエイティブ1本での勝負だったので、ああいう形になれてうれしかったですね。
SKY-HI:『RUN AWAYS』でコラボしたchelmico自身もキャラクターが強いですが、m-floの3人が揃ったときの“アメコミ感”が、観ていてとても楽しかったです。
VERBAL:めちゃくちゃうれしいです。ありがとうございます。
SKY-HI:お知らせは何かございますか?
VERBAL:9月の「SUPERSONIC 2020」出演に向けて、準備を進めています。「無事フェスが開催されますように」という願いを込めていますので、ぜひみなさんとお会いしたいです。
m-floも出演する「SUPERSONIC 2020」の東京公演は、9月19日(土)から3日間の開催を予定。m-floは9月20日(日)に登場する。詳しいタイムテーブルや出演者情報は公式サイトまで。
『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「IMASIA」では、アジアのヒップホップカルチャーを紹介する。オンエアは10時40分頃から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月12日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/