J-WAVEで2月11日(火)にオンエアした、9時間の生放送番組「J-WAVE HOLIDAY SPECIAL THE CHOICE IS...」。持続可能な開発目標「SDGs」達成に向けて無理なくできる9つの「選択」を提案する特別番組だ。
時間帯によってリレー形式でナビゲーターが交代する特番で、9時〜12時台は玄理と堀 潤がナビゲーターを担当。11時台は、買い物をしながら食品ロスを減らせるアプリ「No Food Loss」を開発・運営するみなとく株式会社の代表・沖杉大地さんをゲストに迎え、食品ロスについて考えた。
■まだ食べられるのに店頭から下げてしまう
「No Food Loss」は販売期限などの理由から、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を割引価格でお得に購入できるクーポンアプリ。賞味期限が切れていないのにもかかわらず、あと何時間やあと何日で賞味期限や消費期限が切れるために店頭から下げている商品が対象となる。
沖杉:(店頭から下げるタイミングなどは)各小売店が独自に決めているルールで、たとえば「牛乳は賞味期限の5日前」「お弁当は賞味期限の4時間前」「パンは賞味期限の1日前」といったように、商品ごとに販売期限が決まっています。
堀:パンって賞味期限の1日前で棚から下げてしまうんですか!
玄理:なぜですか?
沖杉:たとえば今日が賞味期限の商品を買い、それを夜に食べようと思ったときに、24時を過ぎたら「賞味期限が切れている。クレームだ!」などにつながる場合があります。
玄理:えっ! 私、それくらいなら全然気にせず食べますけど。
堀:消費者がそういう空気を作ってしまっているんですね。やっぱりそれがお客さまへのサービスだと思われているんですよね。
沖杉:企業側は消費者に安心・安全を届けるという意味で販売期限を設定しています。
■「SDGs」がサービスの強力な後押しになっている
玄理は番組スタッフが「No Food Loss」のアプリを利用したときの様子を紹介。スタッフは取材場所からGPS機能を使って近所にフードロスの商品を検索。そこで大福がお得に買える店を知ったそうで、スタッフはその店のレジ横にあるQRコードを読み取り、そこで発行されたクーポンを使って安く大福を購入できたという。
沖杉:「No Food Loss」のアプリは食品ロスをお得に買えることだけではなく、お客さまが買っていただいた購入額の一部を海外の子どもたちの給食費に寄付されます。自分もお得に買えて、遠く離れた海外の子どもたちにも少し貢献ができるようなアプリになっています。
現在、「No Food Loss」のサービスは、主に首都圏と中国地方のコンビニを中心に約100店舗が展開。毎日、パンや菓子など1店舗あたり10〜30くらいの商品が対象となるという。
堀:このサービスに協力する企業は社会貢献の意識を持っていると思いますが、一方でこのサービスに後ろ向きな企業もあるんですか?
沖杉:食品ロスをお客さまに販売することに抵抗感がある企業が多いことを実感しています。食品ロスを販売する場合に値引きやポイント付与が生まれるので、ブランドイメージの低下が問題になっているのかなと思います。
また、これまで企業側は食品ロス対策を何度も繰り返し、容認できるレベルにあることもその理由のひとつにあるのでは、と沖杉さんは付け加えた。
沖杉:ただ、そういった流れのなか、「SDGs」が私たちのサービスの強力な後押しをしてくれています。「SDGs」には「2030年までに食品ロスを半減する」という内容が明記されています。SDGs」の食品ロスだけではなく、全体をしっかりと企業側に理解していただくことで「もう一度食品ロスを見直して、その問題を解決していかないといけないよね」という流れができてくると思います。
■地球全体が得する世界をチョイスしたい
「No Food Loss」を運営するみなとく株式会社には、学生を中心に「『No Food Loss』のアプリで○○の企業が提供する商品を見た。とてもいい取り組みだと思う」という応援メッセージが届いているという。
沖杉:「SDGs」の意識が高い人たちにとっては企業価値をあげることになると思います。
玄理:今、消費者は選ぶものが多いので、よりブランドイメージが大切になると思います。たとえばコンビニを選ぶにしても、食品ロスの取り組みをしていたらイメージがプラスに働き、そこに行きますよね。
堀:そうですよね。沖杉さんの取り組みは商品が安く手に入るうえに、社会貢献もできるというわけですよね。
今後、「No Food Loss」のさらなるサービス普及に向けて沖杉さんは「コンビニにとっても小売店にとっても、そして消費者にとっても、海外の子どもたちや地球にとってもみんなが得する世界をチョイスしたい」と語った。
「No Food Loss」のサービスが気になった人は、公式サイトへ。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月18日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:J-WAVE HOLIDAY SPECIAL THE CHOICE IS...
放送日時:2月11日(火・祝)9時-17時55分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/holiday/20200211/
時間帯によってリレー形式でナビゲーターが交代する特番で、9時〜12時台は玄理と堀 潤がナビゲーターを担当。11時台は、買い物をしながら食品ロスを減らせるアプリ「No Food Loss」を開発・運営するみなとく株式会社の代表・沖杉大地さんをゲストに迎え、食品ロスについて考えた。
■まだ食べられるのに店頭から下げてしまう
「No Food Loss」は販売期限などの理由から、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を割引価格でお得に購入できるクーポンアプリ。賞味期限が切れていないのにもかかわらず、あと何時間やあと何日で賞味期限や消費期限が切れるために店頭から下げている商品が対象となる。
沖杉:(店頭から下げるタイミングなどは)各小売店が独自に決めているルールで、たとえば「牛乳は賞味期限の5日前」「お弁当は賞味期限の4時間前」「パンは賞味期限の1日前」といったように、商品ごとに販売期限が決まっています。
堀:パンって賞味期限の1日前で棚から下げてしまうんですか!
玄理:なぜですか?
沖杉:たとえば今日が賞味期限の商品を買い、それを夜に食べようと思ったときに、24時を過ぎたら「賞味期限が切れている。クレームだ!」などにつながる場合があります。
玄理:えっ! 私、それくらいなら全然気にせず食べますけど。
堀:消費者がそういう空気を作ってしまっているんですね。やっぱりそれがお客さまへのサービスだと思われているんですよね。
沖杉:企業側は消費者に安心・安全を届けるという意味で販売期限を設定しています。
■「SDGs」がサービスの強力な後押しになっている
玄理は番組スタッフが「No Food Loss」のアプリを利用したときの様子を紹介。スタッフは取材場所からGPS機能を使って近所にフードロスの商品を検索。そこで大福がお得に買える店を知ったそうで、スタッフはその店のレジ横にあるQRコードを読み取り、そこで発行されたクーポンを使って安く大福を購入できたという。
沖杉:「No Food Loss」のアプリは食品ロスをお得に買えることだけではなく、お客さまが買っていただいた購入額の一部を海外の子どもたちの給食費に寄付されます。自分もお得に買えて、遠く離れた海外の子どもたちにも少し貢献ができるようなアプリになっています。
現在、「No Food Loss」のサービスは、主に首都圏と中国地方のコンビニを中心に約100店舗が展開。毎日、パンや菓子など1店舗あたり10〜30くらいの商品が対象となるという。
堀:このサービスに協力する企業は社会貢献の意識を持っていると思いますが、一方でこのサービスに後ろ向きな企業もあるんですか?
沖杉:食品ロスをお客さまに販売することに抵抗感がある企業が多いことを実感しています。食品ロスを販売する場合に値引きやポイント付与が生まれるので、ブランドイメージの低下が問題になっているのかなと思います。
また、これまで企業側は食品ロス対策を何度も繰り返し、容認できるレベルにあることもその理由のひとつにあるのでは、と沖杉さんは付け加えた。
沖杉:ただ、そういった流れのなか、「SDGs」が私たちのサービスの強力な後押しをしてくれています。「SDGs」には「2030年までに食品ロスを半減する」という内容が明記されています。SDGs」の食品ロスだけではなく、全体をしっかりと企業側に理解していただくことで「もう一度食品ロスを見直して、その問題を解決していかないといけないよね」という流れができてくると思います。
■地球全体が得する世界をチョイスしたい
「No Food Loss」を運営するみなとく株式会社には、学生を中心に「『No Food Loss』のアプリで○○の企業が提供する商品を見た。とてもいい取り組みだと思う」という応援メッセージが届いているという。
沖杉:「SDGs」の意識が高い人たちにとっては企業価値をあげることになると思います。
玄理:今、消費者は選ぶものが多いので、よりブランドイメージが大切になると思います。たとえばコンビニを選ぶにしても、食品ロスの取り組みをしていたらイメージがプラスに働き、そこに行きますよね。
堀:そうですよね。沖杉さんの取り組みは商品が安く手に入るうえに、社会貢献もできるというわけですよね。
今後、「No Food Loss」のさらなるサービス普及に向けて沖杉さんは「コンビニにとっても小売店にとっても、そして消費者にとっても、海外の子どもたちや地球にとってもみんなが得する世界をチョイスしたい」と語った。
「No Food Loss」のサービスが気になった人は、公式サイトへ。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月18日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:J-WAVE HOLIDAY SPECIAL THE CHOICE IS...
放送日時:2月11日(火・祝)9時-17時55分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/holiday/20200211/