J-WAVEで放送中の番組『VOLVO CROSSING LOUNGE』(ナビゲーター:アン ミカ)。1月17日(金)のオンエアでは、防災食アドバイザー・今泉マユ子さんがゲストに登場。備蓄についての心構えや、防災食を美味しく食べる工夫などを紹介した。
■防災食は普段の食事に取り入れよう
2020年1月17日、阪神・淡路大震災から25年が経過した。2019年は暴風や豪雨などがあり、災害に備える重要性は増す一方だ。備えとして必要不可欠なものは、食事である。今泉さんが防災食の解説をおこなった。
アン ミカ:飲料水は、どの程度備えていればいいですか?
今泉:政府からは「1週間以上備蓄してください」とアナウンスされています。しかし、首都直下型地震で広範囲に被害が及んでしまったら、どこからも応援が来ないと思うんです。そのケースだと、1週間分でも足りないんじゃないかなと思っています。
アン ミカ:水や食料を備える上で、心構えのようなものはありますか?
今泉:1週間分って聞くと、人は備蓄したままにしてしまうんです。それを崩したくないから、食べないで置いてしまう。そうすると、賞味期限が切れちゃうんですよね。また、1週間分を備えるって意識しちゃうと、手間を感じて億劫になってしまう。なので、防災=日常で考える。日常のなかで、防災に取り組んでいただきたいんですね。
アン ミカ:なるほど。いざというときの乾パンや缶詰を、普段の食事に混ぜていく感じなんですね。
今泉:そうなんです。そうしないと、うまく機能しない場合があります。
アン ミカ:たしかに。いざってときにパニックになると、置いてた場所や使い方がわかんなかったりしますもんね。
今泉:そうです。普段から食べて、買い足して、食べる、を繰り返す。この方法は、日常備蓄(ローリング・ストック)と言います。普段食べているものを多めに買う。それがいざというときの備えになります。特別なものではないという意識が大切です。そうすることで、いざというときの練習にもなるし、口に合うかもわかるし、賞味期限内に食べることができます。
■乾パンを美味しく食べる方法を紹介
防災食を美味しく食べる工夫を、今泉さんが紹介した。
今泉:非常食と聞いて思い浮かぶものは何ですか?
アン ミカ:乾パン!
今泉:そうですよね。乾パンはお好きですか?
アン ミカ:うーん。正直、あまりおいしいと感じません。ごめんなさい。
今泉:今の乾パンは、サクサクしておいしいですよ。でもやっぱり、喉が渇くと言われることが多いです。乾パンは現在、備蓄されていますか?
アン ミカ:はい。ただ、すごく前のやつ。旦那さんと結婚するときに買ったので、7年ぐらい前の話です。
今泉:そういう方は本当に多くて、賞味期限を切らしちゃうんですよね。今回は、乾パンを美味しく食べてもらおうと思いまして、ケチャップとマヨネーズを付けたものをスタジオに持ってきました。
アン ミカ:えっ、乾パンに付けておいしいの?
今泉:はい! 食べてみてください。
アン ミカ:ケチャップだけ付いているのを食べますね。……うわ、ピザの味! 薄いクリスピーのおいしいやつ。
今泉:そうなんです。固い乾パンにケチャップを塗ると、ピザのサクサク感のように味わえて美味しく感じるんです。マヨネーズもぜひ召し上がってください。
アン ミカ:めっちゃおいしい。
今泉:おいしいですよね。クリームチーズに黒コショウなども、とってもおいしいですよ。こういった、“災害でも食べたいもの”という感覚はとても大切です。苦手なものであっても“チョイ足し”すると食べたいものに変わる。子どもたちにこの食べ方をさせると、おかわり続出です。災害のときに「乾パンしかなくてごめんね」って出されるんじゃなくて、これが出ると「わー!」って子どもたちが喜びます。
アン ミカ:ぜひ、みなさんも家でやってみてくださいね。
『VOLVO CROSSING LOUNGE』では、様々なジャンルのプロフェッショナルをゲストに迎えて、大人の良質なクロストークを繰り広げる。オンエアは毎週金曜23時30分から。
【番組情報】
番組名:『VOLVO CROSSING LOUNGE』
放送日時:毎週金曜 23時30分-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/crossinglounge/
■防災食は普段の食事に取り入れよう
2020年1月17日、阪神・淡路大震災から25年が経過した。2019年は暴風や豪雨などがあり、災害に備える重要性は増す一方だ。備えとして必要不可欠なものは、食事である。今泉さんが防災食の解説をおこなった。
アン ミカ:飲料水は、どの程度備えていればいいですか?
今泉:政府からは「1週間以上備蓄してください」とアナウンスされています。しかし、首都直下型地震で広範囲に被害が及んでしまったら、どこからも応援が来ないと思うんです。そのケースだと、1週間分でも足りないんじゃないかなと思っています。
アン ミカ:水や食料を備える上で、心構えのようなものはありますか?
今泉:1週間分って聞くと、人は備蓄したままにしてしまうんです。それを崩したくないから、食べないで置いてしまう。そうすると、賞味期限が切れちゃうんですよね。また、1週間分を備えるって意識しちゃうと、手間を感じて億劫になってしまう。なので、防災=日常で考える。日常のなかで、防災に取り組んでいただきたいんですね。
アン ミカ:なるほど。いざというときの乾パンや缶詰を、普段の食事に混ぜていく感じなんですね。
今泉:そうなんです。そうしないと、うまく機能しない場合があります。
アン ミカ:たしかに。いざってときにパニックになると、置いてた場所や使い方がわかんなかったりしますもんね。
今泉:そうです。普段から食べて、買い足して、食べる、を繰り返す。この方法は、日常備蓄(ローリング・ストック)と言います。普段食べているものを多めに買う。それがいざというときの備えになります。特別なものではないという意識が大切です。そうすることで、いざというときの練習にもなるし、口に合うかもわかるし、賞味期限内に食べることができます。
■乾パンを美味しく食べる方法を紹介
防災食を美味しく食べる工夫を、今泉さんが紹介した。
今泉:非常食と聞いて思い浮かぶものは何ですか?
アン ミカ:乾パン!
今泉:そうですよね。乾パンはお好きですか?
アン ミカ:うーん。正直、あまりおいしいと感じません。ごめんなさい。
今泉:今の乾パンは、サクサクしておいしいですよ。でもやっぱり、喉が渇くと言われることが多いです。乾パンは現在、備蓄されていますか?
アン ミカ:はい。ただ、すごく前のやつ。旦那さんと結婚するときに買ったので、7年ぐらい前の話です。
今泉:そういう方は本当に多くて、賞味期限を切らしちゃうんですよね。今回は、乾パンを美味しく食べてもらおうと思いまして、ケチャップとマヨネーズを付けたものをスタジオに持ってきました。
アン ミカ:えっ、乾パンに付けておいしいの?
今泉:はい! 食べてみてください。
アン ミカ:ケチャップだけ付いているのを食べますね。……うわ、ピザの味! 薄いクリスピーのおいしいやつ。
今泉:そうなんです。固い乾パンにケチャップを塗ると、ピザのサクサク感のように味わえて美味しく感じるんです。マヨネーズもぜひ召し上がってください。
アン ミカ:めっちゃおいしい。
今泉:おいしいですよね。クリームチーズに黒コショウなども、とってもおいしいですよ。こういった、“災害でも食べたいもの”という感覚はとても大切です。苦手なものであっても“チョイ足し”すると食べたいものに変わる。子どもたちにこの食べ方をさせると、おかわり続出です。災害のときに「乾パンしかなくてごめんね」って出されるんじゃなくて、これが出ると「わー!」って子どもたちが喜びます。
アン ミカ:ぜひ、みなさんも家でやってみてくださいね。
『VOLVO CROSSING LOUNGE』では、様々なジャンルのプロフェッショナルをゲストに迎えて、大人の良質なクロストークを繰り広げる。オンエアは毎週金曜23時30分から。
【番組情報】
番組名:『VOLVO CROSSING LOUNGE』
放送日時:毎週金曜 23時30分-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/crossinglounge/