11月4日(月・祝)に放送された『VOGUE JAPAN』の創刊20周年を記念する特別番組『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL POWER OF WOMEN ~VOGUE JAPAN 20TH ANNIVERSARY EDITION~』(ナビゲーター:冨永愛、レポーター:堀口ミイナ)。「POWER OF WOMEN」をテーマに、ファッションと音楽を通して女性を応援する番組だ。プログラムのひとつとして、二階堂ふみと冨永愛が対談を行った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月11日28時59分まで)
■役作りは、頭から爪先まで「生き様」が見えるように
お互いに会って話がしてみたかったと、番組での共演を喜びあったふたり。富永は、放送中のドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)に出演中で、二階堂に台詞の覚え方や役作りに関して質問した。
冨永:女優ってすごい大変だなと思うことのひとつが、やっぱり台詞を覚えなきゃいけないこと。みなさんに聞いているんですけど、どうやって覚えているんですか?
二階堂:私はもうひたすら読んでいます。すごく覚えが悪いので、何回も読んで覚えるようにしています。
冨永:女優さんって、台詞に加えて所作や動きも覚えなくてはいけなくて、そこがすごい難しいなと思うところ。モデルは喋らないから。私にとって動きと言葉がプラスされるのはかなり労力なんですよ。
二階堂:そういう感覚なんですね。すごく新鮮です。ランウェイを歩いているモデルさんを見ていると、普段どういう風に生きているのか、見ているこっちにも伝わってくるものがありますけど、ただ歩くだけでそれを出していかなきゃいけない方々は本当すごいなと思っておりました。
冨永:仰る通りで、ランウェイはその人の人生が見えるんですよね。私はそこを追求しています。聞いたところによると、ふみちゃんは役をもらったときに、眉毛の形を作品によって変えているんですよね?
二階堂:そうですね。小さなところですけど、わかりやすく言うとギャルの役をもらったときに「こんな眉毛太いかな?」とか。もうちょっとその役に見えるように、「頭のてっぺんから指先までその人の生き様が見えるようにしたい」と思っているので、できる限りの作り込みはしたいなと思っています。
■二階堂「自分の中でファッションの概念と生き方がどんどん変わっている」
二階堂は、幼い頃から大のファッション好き。古着もハイブランドも着こなしている。
二階堂:洋服って、冨永さんのようなすごく身長が高くてスラッとされた方が着ているのを見るだけで楽しい娯楽とだと思います。それと同時に、今は環境のことやサステナビリティ、アニマルフリーっていうのも自分の中で大事にしながらどういうファッションを選択していくのかは考えたいなと思っています。
先日は、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニーとも対談した。
冨永:いかがでしたか?
二階堂:緊張しました。自分が数年前から動物と生活をともにするようになってから、自分の中でファッションの概念と生き方がどんどん変わっていって、自分が心から気持ちよく着られるブランドがステラ・マッカートニーだったので、聞きたいことがたくさんありました。今のファッション業界をどういう風に感じているのかとかも聞きたかったんですけど、とにかく会えた喜びが大きすぎちゃって。
冨永:ステラさんは第一人者ですからね、デザイナーの中で一番最初にサステナビリティを謳ってコレクションを発表しているから、私もそういう話をしてみたいなと思いますね。
■冨永、ファッション業界の変化を語る
二階堂は番組冒頭で、冨永に会いたかったこと、訊きたいことがたくさんあることを伝えていた。その理由とは......。
二階堂:冨永さんは、デザイナーの思いだとか、いろんなものを背負ってランウェイを長年歩かれてきましたよね。流行の魁を作るブランドの洋服を着てこられたと思います。今のファッション業界は、現在はサステナビリティやエシカル、アニマルライツなどがどんどん浸透して変化してきましたが......そういった流れはどういう風に感じているのかな、というのがずっと気になっていました。
冨永:ものすごい変化なんですよね。昔から服を作って売ってという経済だったのに、この5年くらいはそうやってサステナビリティっていう話になって。今までのデザイナーさんが作りたいものを作るっていうことではなくて、環境のことも考えながら作るっていうのはものすごく大きな変化です。ある意味それが流行になっているから良いことなんですけどね。でも、その流行を一時的なものじゃなくて、長期的にやってかなきゃいけないってみんな思ってるし、やっぱり難しかろうと思って手を出さない人もいっぱいいるしね。特に日本は遅れてるかなって感じはしますね。
二階堂:そうですよね。特に海外に頻繁に行かれて肌で感じていらっしゃると思うので、どういうお考えなのか今日お聞きできて嬉しいです。
二階堂が主演を務める映画『生理ちゃん』は11月8日(金)から公開。また、2020年度前期放送のNHK連続テレビ小説『エール』の主演を務める。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月11日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL POWER OF WOMEN VOGUE JAPAN 20th ANNIVERSARY EDITION』
放送日時:11月4日(月・祝) 9時-17時55分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/holiday/20191104/
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月11日28時59分まで)
■役作りは、頭から爪先まで「生き様」が見えるように
お互いに会って話がしてみたかったと、番組での共演を喜びあったふたり。富永は、放送中のドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)に出演中で、二階堂に台詞の覚え方や役作りに関して質問した。
冨永:女優ってすごい大変だなと思うことのひとつが、やっぱり台詞を覚えなきゃいけないこと。みなさんに聞いているんですけど、どうやって覚えているんですか?
二階堂:私はもうひたすら読んでいます。すごく覚えが悪いので、何回も読んで覚えるようにしています。
冨永:女優さんって、台詞に加えて所作や動きも覚えなくてはいけなくて、そこがすごい難しいなと思うところ。モデルは喋らないから。私にとって動きと言葉がプラスされるのはかなり労力なんですよ。
二階堂:そういう感覚なんですね。すごく新鮮です。ランウェイを歩いているモデルさんを見ていると、普段どういう風に生きているのか、見ているこっちにも伝わってくるものがありますけど、ただ歩くだけでそれを出していかなきゃいけない方々は本当すごいなと思っておりました。
冨永:仰る通りで、ランウェイはその人の人生が見えるんですよね。私はそこを追求しています。聞いたところによると、ふみちゃんは役をもらったときに、眉毛の形を作品によって変えているんですよね?
二階堂:そうですね。小さなところですけど、わかりやすく言うとギャルの役をもらったときに「こんな眉毛太いかな?」とか。もうちょっとその役に見えるように、「頭のてっぺんから指先までその人の生き様が見えるようにしたい」と思っているので、できる限りの作り込みはしたいなと思っています。
■二階堂「自分の中でファッションの概念と生き方がどんどん変わっている」
二階堂は、幼い頃から大のファッション好き。古着もハイブランドも着こなしている。
二階堂:洋服って、冨永さんのようなすごく身長が高くてスラッとされた方が着ているのを見るだけで楽しい娯楽とだと思います。それと同時に、今は環境のことやサステナビリティ、アニマルフリーっていうのも自分の中で大事にしながらどういうファッションを選択していくのかは考えたいなと思っています。
先日は、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニーとも対談した。
冨永:いかがでしたか?
二階堂:緊張しました。自分が数年前から動物と生活をともにするようになってから、自分の中でファッションの概念と生き方がどんどん変わっていって、自分が心から気持ちよく着られるブランドがステラ・マッカートニーだったので、聞きたいことがたくさんありました。今のファッション業界をどういう風に感じているのかとかも聞きたかったんですけど、とにかく会えた喜びが大きすぎちゃって。
冨永:ステラさんは第一人者ですからね、デザイナーの中で一番最初にサステナビリティを謳ってコレクションを発表しているから、私もそういう話をしてみたいなと思いますね。
■冨永、ファッション業界の変化を語る
二階堂は番組冒頭で、冨永に会いたかったこと、訊きたいことがたくさんあることを伝えていた。その理由とは......。
二階堂:冨永さんは、デザイナーの思いだとか、いろんなものを背負ってランウェイを長年歩かれてきましたよね。流行の魁を作るブランドの洋服を着てこられたと思います。今のファッション業界は、現在はサステナビリティやエシカル、アニマルライツなどがどんどん浸透して変化してきましたが......そういった流れはどういう風に感じているのかな、というのがずっと気になっていました。
冨永:ものすごい変化なんですよね。昔から服を作って売ってという経済だったのに、この5年くらいはそうやってサステナビリティっていう話になって。今までのデザイナーさんが作りたいものを作るっていうことではなくて、環境のことも考えながら作るっていうのはものすごく大きな変化です。ある意味それが流行になっているから良いことなんですけどね。でも、その流行を一時的なものじゃなくて、長期的にやってかなきゃいけないってみんな思ってるし、やっぱり難しかろうと思って手を出さない人もいっぱいいるしね。特に日本は遅れてるかなって感じはしますね。
二階堂:そうですよね。特に海外に頻繁に行かれて肌で感じていらっしゃると思うので、どういうお考えなのか今日お聞きできて嬉しいです。
二階堂が主演を務める映画『生理ちゃん』は11月8日(金)から公開。また、2020年度前期放送のNHK連続テレビ小説『エール』の主演を務める。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月11日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL POWER OF WOMEN VOGUE JAPAN 20th ANNIVERSARY EDITION』
放送日時:11月4日(月・祝) 9時-17時55分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/holiday/20191104/
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