J-WAVEがいま注目するさまざまなトピックをお届けする日曜夜の番組『J-WAVE SELECTION』(ナビゲーター:グローバー)。11月10日(日)のオンエアでは、11月3日(日)に開催された「レコードの日」と「ベースの日」によるコラボレーションイベント「Feel The Bass Vibration ~レコードで聴くベースの日~」の模様を凝縮してお届け。
ゲストに迎えたのは鈴木正人とTHE BAWDIESのROY。初対面だという2人は同じ高校の出身で、鈴木はROYの先輩にあたるのだとか。ここでは2人が選曲したベースプレイが光る名曲を紹介したい。
■鈴木の「生涯ベスト5」に入るほどの名盤から一曲
鈴木がセレクトしたのは、ジョニ・ミッチェルの『The Dry Cleaner from Des Moines』。
鈴木:この楽曲が収録されている「Mingus」というアルバムがありまして、生涯のベスト5に入るぐらいの名盤。そのアルバムでベースを弾いているのが、かの有名なジャコ・パストリアスという人です。
グローバー:"ジミヘン"か"ジャコパス"かっていうくらい、通称で呼ばれてますね。はじめて聴いたのはおいくつのときですか?
鈴木:高校3年の終わるころ。
グローバー:そのときに出会ったものが、そのあとに山ほど聴いたもののなかでも、やっぱり「これ」なんですね。
鈴木:そうなんですよね。でも最初に聴いたときは、さっぱりわからなくて。
グローバー:けっこう難しいですよね、プレイとか。
鈴木:小田急線のなかで、カセットテープをウォークマンで聴いてて、ある日突然「これはすごい」ってパッて閃きました。
グローバー:ぼやっとしていたのが、急にフォーカスが、ビジョンが合ったんだ。
鈴木:昔って今みたいに、音楽がいっぱい揃っていて聴ける状態じゃなかったから、1枚のアルバムをとにかく聴きこむじゃないですか。
グローバー:買って「失敗した」で終われないんですよね、意地でもわかってやろうと。
鈴木:好きになるまで聴くみたいな(笑)。
グローバー:元を取ってやろうみたいな(笑)。
鈴木:そうそう。その典型的なパターンで。それからずっと好きですね。
■『She's a Bad Girl』聴き比べで盛り上がる
ROYがセレクトしたのはリー・モージズ『She's a Bad Girl』。
ROY:僕が紹介したいのはリー・モージズというアーティストです。もともとはセッション・ミュージシャンでギタリストなんですよ。60年代の中期ぐらいに、アトランタからニューヨークのほうに出てきて活動をしていて、ジミヘンとも交流があったりするんです。それこそ鈴木さんと同じように、プレイヤーだけではなくて、プロデュースや作曲でも活躍をした人なんですけど、歌声がすごくディープなんですよ。今日はレコードとベースという両面でいきたいなと思ったんですけど、この時代のアーティストのシングルのクレジットってあまり残っていなくて「誰が弾いてるんだ?」というのがわからないこともけっこうあるんですが、とにかく歌の熱量に負けじと弾きまっている。そしてドラムとギターが合っていない。
グローバー:合っていない!?
会場:(笑)。
ROY:めちゃめちゃな状態で(笑)。「曲が崩壊するんじゃないの?」っていう、危うさのまま突き進むのが好き。
グローバー:正人さん、普通に考えたらプロデューサーがNGを出してもう1テイクやりますよね?
鈴木:いやでもね、そういうところに面白さを見出すっていうのはすごくわかります。俺も好きです。
グローバー:この先輩と後輩、仲がいいなあ。
ROY:嬉しいです! ありがとうございます。
その後、会場では破天荒といわれたリー・モージズの演奏と、彼の親友でもあり、しっかりした演奏だと評されたハーモン・ヒットソンの『She's a Bad Girl』を実際に聴き比べ。そのあきらかな違いについて大いに盛り上がった。その後もベーシストならではの音楽談議に花が咲いたオンエアとなったので、音楽ファンならずともぜひradikoで聴いてみてほしい。
『J-WAVE SELECTION』では、いま注目するさまざまなトピックをお届け。放送は毎週日曜日の22時から。お聴き逃しなく。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月17日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE SELECTION』
放送日時:毎週日曜 22時-22時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/jwaveplus/
ゲストに迎えたのは鈴木正人とTHE BAWDIESのROY。初対面だという2人は同じ高校の出身で、鈴木はROYの先輩にあたるのだとか。ここでは2人が選曲したベースプレイが光る名曲を紹介したい。
■鈴木の「生涯ベスト5」に入るほどの名盤から一曲
鈴木がセレクトしたのは、ジョニ・ミッチェルの『The Dry Cleaner from Des Moines』。
鈴木:この楽曲が収録されている「Mingus」というアルバムがありまして、生涯のベスト5に入るぐらいの名盤。そのアルバムでベースを弾いているのが、かの有名なジャコ・パストリアスという人です。
グローバー:"ジミヘン"か"ジャコパス"かっていうくらい、通称で呼ばれてますね。はじめて聴いたのはおいくつのときですか?
鈴木:高校3年の終わるころ。
グローバー:そのときに出会ったものが、そのあとに山ほど聴いたもののなかでも、やっぱり「これ」なんですね。
鈴木:そうなんですよね。でも最初に聴いたときは、さっぱりわからなくて。
グローバー:けっこう難しいですよね、プレイとか。
鈴木:小田急線のなかで、カセットテープをウォークマンで聴いてて、ある日突然「これはすごい」ってパッて閃きました。
グローバー:ぼやっとしていたのが、急にフォーカスが、ビジョンが合ったんだ。
鈴木:昔って今みたいに、音楽がいっぱい揃っていて聴ける状態じゃなかったから、1枚のアルバムをとにかく聴きこむじゃないですか。
グローバー:買って「失敗した」で終われないんですよね、意地でもわかってやろうと。
鈴木:好きになるまで聴くみたいな(笑)。
グローバー:元を取ってやろうみたいな(笑)。
鈴木:そうそう。その典型的なパターンで。それからずっと好きですね。
■『She's a Bad Girl』聴き比べで盛り上がる
ROYがセレクトしたのはリー・モージズ『She's a Bad Girl』。
ROY:僕が紹介したいのはリー・モージズというアーティストです。もともとはセッション・ミュージシャンでギタリストなんですよ。60年代の中期ぐらいに、アトランタからニューヨークのほうに出てきて活動をしていて、ジミヘンとも交流があったりするんです。それこそ鈴木さんと同じように、プレイヤーだけではなくて、プロデュースや作曲でも活躍をした人なんですけど、歌声がすごくディープなんですよ。今日はレコードとベースという両面でいきたいなと思ったんですけど、この時代のアーティストのシングルのクレジットってあまり残っていなくて「誰が弾いてるんだ?」というのがわからないこともけっこうあるんですが、とにかく歌の熱量に負けじと弾きまっている。そしてドラムとギターが合っていない。
グローバー:合っていない!?
会場:(笑)。
ROY:めちゃめちゃな状態で(笑)。「曲が崩壊するんじゃないの?」っていう、危うさのまま突き進むのが好き。
グローバー:正人さん、普通に考えたらプロデューサーがNGを出してもう1テイクやりますよね?
鈴木:いやでもね、そういうところに面白さを見出すっていうのはすごくわかります。俺も好きです。
グローバー:この先輩と後輩、仲がいいなあ。
ROY:嬉しいです! ありがとうございます。
その後、会場では破天荒といわれたリー・モージズの演奏と、彼の親友でもあり、しっかりした演奏だと評されたハーモン・ヒットソンの『She's a Bad Girl』を実際に聴き比べ。そのあきらかな違いについて大いに盛り上がった。その後もベーシストならではの音楽談議に花が咲いたオンエアとなったので、音楽ファンならずともぜひradikoで聴いてみてほしい。
『J-WAVE SELECTION』では、いま注目するさまざまなトピックをお届け。放送は毎週日曜日の22時から。お聴き逃しなく。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月17日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE SELECTION』
放送日時:毎週日曜 22時-22時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/jwaveplus/