J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。クリス・ペプラーが音楽を聴く隠れ家=「オトアジト」に毎週ゲストを迎え、大人な音楽談義を繰り広げるという番組だ。
9月14日(土)のオンエアでは、coldrainのボーカル・Masatoが登場。影響を受けたミュージシャンや、海外で活動する理由を明かした。
■Masatoが影響を受けたミュージシャンたち
名古屋出身のMasatoは、2007年、21歳のときにcoldrainを結成。15歳の頃、学園祭で初めてバンドを組んだそうだ。最初にカバーしたのはLimp Bizkitの『Nookie』だったという。そんなMasatoが影響を受けたシンガーは、リンキン・パークの故チェスター・ベニントンだ。
Masato:すごい繊細な声からスクリームまでいける。歌詞がシンプルで、若い頃には影響を受けました。スタイルもカッコよかったしめちゃくちゃ憧れていたんですけど、2回くらい海外のフェスとかで同じ場所にいたけど声を掛けられなかったですね。大きなSPがふたりいたのもあるけど、本当に憧れてる人には声を掛けられないんだなと実感しました。
そして、「一番影響を受けた人」と話すのが、インキュバスのブランドン・ボイドだ。
Masato:声の線が細いというか......最初に聴いたときは、インキュバスは好きじゃなかったんです。ハマったらだんだん好きになって、人生で一番よかったライブはフジロックで観たインキュバスです。初めてライブを見たときは最初から最後まで泣くくらい感じるものがあったというか、こんなに好きなんだなと思いました。
Pay money To my PainのKも、Masatoが好きなボーカリストのひとり。Kは、2012年に他界している。
Masato:K君は洋楽だけ聴いていた自分の邦楽との溝を埋めてくれたというか。K君は本当に歌がすごくて、ライブもどうしようもないくらい悲惨なときもあれば、「絶対に一生勝てない」って思えるライブもあって。安定感よりも「最高が誰よりも最高」っていう、10回のうち7回がダメでも3回がよければ、そっちのほうがいいなって思うようになりました。
■coldrainが海外で活動を続ける理由
メンバーチェンジを経ることなくここまで活動してきたcoldrain。メンバーとの関係についてMasatoは、「常にフレッシュな気持ちに戻りつつある」と話す。
Masato:「メンバーの距離感が開いたな」というタイミングで海外のツアーで一緒にバスに乗って生活をしたり、レコーディングで同じ家を借りたり。1年に1回みんなで旅行に行くような感覚になるので、仲がいいですね。
coldrainは、およそ5年前にブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインのツアーに帯同したことをきっかけに、海外での活動をスタートした。海外での活動にこだわる理由を伺うと......。
Masato:日本でずっとループのようにやるだけじゃ、自分たちの歌詞も英語だし、海外に行かなかったら逃げただけになると思いました。それで行きましたけど、大変ですね。考え方もやり方も全然違うし、ライブをすることに対するプロフェッショナルさも違うし、環境も向こうのほうが厳しいですね。一定のところまで行かないとプロという感じでできないんだなとすごい感じます。でも、ヨーロッパもアメリカもオーディエンスはすごい純粋で、いくら知らないアーティストでもワンセットのあとにアンコールが起きたり、音楽に対する敷居はオープンだと思います。そういうところで、やめられなくなりました。
クリスが意外だと感じたのは、Masatoがライブを観て印象に残っているミュージシャンのひとりが竹原ピストルだったこと。Masatoは「こんな歌を歌えたら」と感想を抱いたそうだ。
Masato:たまたま香川のイベントで僕らの前に演奏していて、その後に出るのが本当に嫌でした。ステージ脇で準備しながら観ていたんですけど、本当によすぎて、素晴らしすぎて「こんな歌が歌えたらいいな」という思いにさせてくれる人ですね。僕が日本語で歌わないのは、こういう人がいるからなんです。こういう感じで日本語でやられたら、僕はフェイクというかリアルにならないと思うんです。
coldrainは、2020年2月1日(土)と2日(日)に、名古屋のポートメッセなごやで主催フェス『BLARE FEST.2020』を開催する。「名古屋ではあり得ないくらいのメンツを集めたい」という言葉も飛び出した。ぜひチェックしてみてほしい。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/
9月14日(土)のオンエアでは、coldrainのボーカル・Masatoが登場。影響を受けたミュージシャンや、海外で活動する理由を明かした。
■Masatoが影響を受けたミュージシャンたち
名古屋出身のMasatoは、2007年、21歳のときにcoldrainを結成。15歳の頃、学園祭で初めてバンドを組んだそうだ。最初にカバーしたのはLimp Bizkitの『Nookie』だったという。そんなMasatoが影響を受けたシンガーは、リンキン・パークの故チェスター・ベニントンだ。
Masato:すごい繊細な声からスクリームまでいける。歌詞がシンプルで、若い頃には影響を受けました。スタイルもカッコよかったしめちゃくちゃ憧れていたんですけど、2回くらい海外のフェスとかで同じ場所にいたけど声を掛けられなかったですね。大きなSPがふたりいたのもあるけど、本当に憧れてる人には声を掛けられないんだなと実感しました。
そして、「一番影響を受けた人」と話すのが、インキュバスのブランドン・ボイドだ。
Masato:声の線が細いというか......最初に聴いたときは、インキュバスは好きじゃなかったんです。ハマったらだんだん好きになって、人生で一番よかったライブはフジロックで観たインキュバスです。初めてライブを見たときは最初から最後まで泣くくらい感じるものがあったというか、こんなに好きなんだなと思いました。
Pay money To my PainのKも、Masatoが好きなボーカリストのひとり。Kは、2012年に他界している。
Masato:K君は洋楽だけ聴いていた自分の邦楽との溝を埋めてくれたというか。K君は本当に歌がすごくて、ライブもどうしようもないくらい悲惨なときもあれば、「絶対に一生勝てない」って思えるライブもあって。安定感よりも「最高が誰よりも最高」っていう、10回のうち7回がダメでも3回がよければ、そっちのほうがいいなって思うようになりました。
■coldrainが海外で活動を続ける理由
メンバーチェンジを経ることなくここまで活動してきたcoldrain。メンバーとの関係についてMasatoは、「常にフレッシュな気持ちに戻りつつある」と話す。
Masato:「メンバーの距離感が開いたな」というタイミングで海外のツアーで一緒にバスに乗って生活をしたり、レコーディングで同じ家を借りたり。1年に1回みんなで旅行に行くような感覚になるので、仲がいいですね。
coldrainは、およそ5年前にブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインのツアーに帯同したことをきっかけに、海外での活動をスタートした。海外での活動にこだわる理由を伺うと......。
Masato:日本でずっとループのようにやるだけじゃ、自分たちの歌詞も英語だし、海外に行かなかったら逃げただけになると思いました。それで行きましたけど、大変ですね。考え方もやり方も全然違うし、ライブをすることに対するプロフェッショナルさも違うし、環境も向こうのほうが厳しいですね。一定のところまで行かないとプロという感じでできないんだなとすごい感じます。でも、ヨーロッパもアメリカもオーディエンスはすごい純粋で、いくら知らないアーティストでもワンセットのあとにアンコールが起きたり、音楽に対する敷居はオープンだと思います。そういうところで、やめられなくなりました。
クリスが意外だと感じたのは、Masatoがライブを観て印象に残っているミュージシャンのひとりが竹原ピストルだったこと。Masatoは「こんな歌を歌えたら」と感想を抱いたそうだ。
Masato:たまたま香川のイベントで僕らの前に演奏していて、その後に出るのが本当に嫌でした。ステージ脇で準備しながら観ていたんですけど、本当によすぎて、素晴らしすぎて「こんな歌が歌えたらいいな」という思いにさせてくれる人ですね。僕が日本語で歌わないのは、こういう人がいるからなんです。こういう感じで日本語でやられたら、僕はフェイクというかリアルにならないと思うんです。
coldrainは、2020年2月1日(土)と2日(日)に、名古屋のポートメッセなごやで主催フェス『BLARE FEST.2020』を開催する。「名古屋ではあり得ないくらいのメンツを集めたい」という言葉も飛び出した。ぜひチェックしてみてほしい。
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/