オーストラリアのキャット・パワー! 哀愁漂う歌声が魅力のシンガー、アンジー・マクマホン

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

8月7日(水)は、オーストラリアのパワーポップバンド「The Wellingtons(ウェリントンズ)」のギタリスト、浅野浩治さんがおすすめのアーティストを紹介した。


■オーストラリアのインディロックシーン

浅野さんは5月にもこのコーナーに出演。今回は、オーストラリアのインディロックシーンを紹介した。

浅野:オーストラリアではライブハウスとは呼ばれず、"Live Venue"(ライブヴェニュー)というのが、いわゆるライブハウスです。ほとんどが地元に根付いたパブ、つまりお酒を飲むお店にステージが付随しているところや、Night Clubでライブを行います。
あっこゴリラ:へぇ~! 
浅野:オーストラリアのロックバンドはみんな、こういったパブでライブをし、そこで頭角を表したアーティストがレーベルなどに声をかけられてメジャーデビューをするっていう形なんです。

浅野さんがギタリストを務めるバンド、The Wellingtonsもローカルのライブヴェニューで演奏をしているという。

浅野:ブッキングエージェントや、パブのBooker、または知り合いのバンドからの誘いがあるとライブをします。日本とは違ってドラムやアンプなどが全くなく、自分たちの機材を全部持っていかなきゃいけないのでそこが大変です。
あっこゴリラ:えぇ~! 
浅野:ギター、ベースだけでなくアンプも全部です。
あっこゴリラ:なるほど! これは大変だ。それじゃ音はあまり良くない?
浅野:ご察しの通り、日本の方が元々設置されているので全然良いですね。自分たちで聴くモニターも全然聞こえなかったりします。
あっこゴリラ:やばーい! でも逆に言うとそういう環境でやるライブも臨場感あって良いんですけどね、すごく。
浅野:そうですね。その場所その場所で違うからベニューごとに比較できて面白いですね。
あっこゴリラ:確かに。すごいなぁ。
浅野:またベニューごとに音楽性があって、ハードロックやパンクのバンドが良く演奏するところや、インディーロックやポップ、フォークなどが多い会場もあります。メルボルンは小さめのパブでのステージが多いので、インディーロックが昔から根強く栄えています。


■オーストラリアのアルバムチャートで一位を獲得

浅野さんが紹介したのは、オーストラリア・メルボルン出身の女性シンガーソングライター、Angie McMahon。

浅野:先月デビューアルバム『Salt』をリリースして、オーストラリアのアーティストのみのアルバムチャートで一位を獲得したんですよ。
あっこゴリラ:へ~! 
浅野:注目を集めて、現在ヨーロッパをツアー中です。10月にはオーストラリアツアー、11月にはUSAツアーに行く予定で、オーストラリアに限らず海外でもブレイクの予感がするアーティストです。
あっこゴリラ:浅野さん的にオススメポイントはどこですか? 
浅野:彼女は一応ソロアーティストなんですけど、ライブは3ピースでやってるんですね。アンジーはギターボーカル、あとの二人はベースとドラムというかなりシンプルなサウンドで、彼女のボーカルが引き立てられるんです。Cat Powerのシャーン・マーシャルを彷彿させるような哀愁の漂う歌声で、ライブではいい雰囲気で観衆が聴き入ってしまうようなライブが見どころだと思います。

Angie McMahon『Keeping Time』を聴いたあっこゴリラは「サウンドがすごくシンプル」「スカスカのロックっていうところが潔くて私は好き」と感想を述べた。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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