J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、さまざまなジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。
7月31日(水)は、韓国人アーティストのプロデュースなどを手掛けるAI Entertainment Inc.代表、崔尹禎(チェ・ユンジョン)さんがおすすめのアーティストを紹介した。
■いま韓国で話題となっているOST
【関連記事】韓国で今いちばんホットなバンド「Zannabi」って?
以前、このコーナーでZannabiを紹介してくれた崔さん。今回は韓国で話題になっているドラマのOST事情について話した。
崔:OSTは「オリジナルサウンドトラック」のことです。映画やドラマの音楽をOSTと言います。いま韓国ではドラマ『ホテルデルーナ』で話題で、そのOSTも大人気なんです。
このドラマは7月28日に公開され、ドラマのOSTの中の1曲、女性シンガーHeizeが歌っている『내 맘을 볼 수 있나요(私の心が見えますか:直訳)』が29日、午前10時の時点で、melon, naver music, bugs, soribadaなど4つのストリーミングサイトで1位を記録した。
崔:それまで1位を占めていた、同じく『ホテルデルーナ』のOST、少女時代のテヨンの記録を塗り替えました。
あっこゴリラ:ヘぇ~! 日本で言うところの星野源さんみたいな感じですかね!
崔:そうですね! その通りです。韓国は日本のようにタイアップシステムがなくて、OST製作会社がドラマの制作会社から権利を買って、そこから自由に仕切ってドラマだけの音楽を作るのが一般的なんですね。
あっこゴリラ:そうなんだ~!
崔:あくまでもOSTはドラマや音楽の付加要素であるので、作品の方向性に従って制作され、音楽監督が制作から参加アーティストの選定まで至って全てを仕切るんですね。
あっこゴリラ:なるほど。
崔:有名なアーティストが参加することもあるけど、だからといってそのアーティストがその曲でシングルを出したり、自分のアルバムに入れることはないです。
あっこゴリラ:OSTはOSTで独立してるってことなんですね!
■話題作ドラマのOSTにも参加
そんな韓国の音楽シーンの中から崔さんが紹介したのは、女性シンガーのFROMM。
崔:韓国のインディーズシーンの女帝とも言える存在で、大衆的に顔が広く知られているわけではないけど、知ってる人はみんな知ってるアーティストです。 OST参加も活発で、6月に終わったばかりのINFINITEのL主演の話題作ドラマ『たった一つの恋』にも参加しました。
あっこゴリラ:なるほど。
崔:彼女の音楽は釜山から上京した頃の思いや、つらかった一人暮らしの生活、幼いときの記憶など自伝的な詩の内容が多いです。初期のアコースティックなサウンドと上京したばかりの戸惑いや混乱などを表現した少し悲しげな詩の世界観から、少しずつ、「じゃ、頑張ろう」的な前向きな内容のほうへ変わりつつあります。
あっこゴリラ:はい。
崔:彼女はセルフプロデュースの曲とライブを中心に活動しており、日本で言う渋谷のようなライブハウスの多い街、韓国のホンデでは「ホンデの女神」と呼ばれていました。
あっこゴリラ:すごいですね! インディーズシーンの女帝「ホンデの女神」だって。強いですね!
崔:ライブを開催すると即SOLD OUTするほど根強いファンが多く、フロムのライブでは観客の参加を誘導する場面が多く、遊び心のあるライブで有名です。
番組内ではFROMM『Midnight Driver』をオンエアした。
曲を聴いたあっこゴリラは「なんかユーミンっぽさもありますね」とコメント。リスナーからは「K-popってEDMが多いイメージだけど、こういうミディアムなしっとり系もあるのか」とメッセージが届いた。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年8月7日28時59分まで)
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
7月31日(水)は、韓国人アーティストのプロデュースなどを手掛けるAI Entertainment Inc.代表、崔尹禎(チェ・ユンジョン)さんがおすすめのアーティストを紹介した。
■いま韓国で話題となっているOST
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以前、このコーナーでZannabiを紹介してくれた崔さん。今回は韓国で話題になっているドラマのOST事情について話した。
崔:OSTは「オリジナルサウンドトラック」のことです。映画やドラマの音楽をOSTと言います。いま韓国ではドラマ『ホテルデルーナ』で話題で、そのOSTも大人気なんです。
このドラマは7月28日に公開され、ドラマのOSTの中の1曲、女性シンガーHeizeが歌っている『내 맘을 볼 수 있나요(私の心が見えますか:直訳)』が29日、午前10時の時点で、melon, naver music, bugs, soribadaなど4つのストリーミングサイトで1位を記録した。
崔:それまで1位を占めていた、同じく『ホテルデルーナ』のOST、少女時代のテヨンの記録を塗り替えました。
あっこゴリラ:ヘぇ~! 日本で言うところの星野源さんみたいな感じですかね!
崔:そうですね! その通りです。韓国は日本のようにタイアップシステムがなくて、OST製作会社がドラマの制作会社から権利を買って、そこから自由に仕切ってドラマだけの音楽を作るのが一般的なんですね。
あっこゴリラ:そうなんだ~!
崔:あくまでもOSTはドラマや音楽の付加要素であるので、作品の方向性に従って制作され、音楽監督が制作から参加アーティストの選定まで至って全てを仕切るんですね。
あっこゴリラ:なるほど。
崔:有名なアーティストが参加することもあるけど、だからといってそのアーティストがその曲でシングルを出したり、自分のアルバムに入れることはないです。
あっこゴリラ:OSTはOSTで独立してるってことなんですね!
■話題作ドラマのOSTにも参加
そんな韓国の音楽シーンの中から崔さんが紹介したのは、女性シンガーのFROMM。
崔:韓国のインディーズシーンの女帝とも言える存在で、大衆的に顔が広く知られているわけではないけど、知ってる人はみんな知ってるアーティストです。 OST参加も活発で、6月に終わったばかりのINFINITEのL主演の話題作ドラマ『たった一つの恋』にも参加しました。
あっこゴリラ:なるほど。
崔:彼女の音楽は釜山から上京した頃の思いや、つらかった一人暮らしの生活、幼いときの記憶など自伝的な詩の内容が多いです。初期のアコースティックなサウンドと上京したばかりの戸惑いや混乱などを表現した少し悲しげな詩の世界観から、少しずつ、「じゃ、頑張ろう」的な前向きな内容のほうへ変わりつつあります。
あっこゴリラ:はい。
崔:彼女はセルフプロデュースの曲とライブを中心に活動しており、日本で言う渋谷のようなライブハウスの多い街、韓国のホンデでは「ホンデの女神」と呼ばれていました。
あっこゴリラ:すごいですね! インディーズシーンの女帝「ホンデの女神」だって。強いですね!
崔:ライブを開催すると即SOLD OUTするほど根強いファンが多く、フロムのライブでは観客の参加を誘導する場面が多く、遊び心のあるライブで有名です。
番組内ではFROMM『Midnight Driver』をオンエアした。
曲を聴いたあっこゴリラは「なんかユーミンっぽさもありますね」とコメント。リスナーからは「K-popってEDMが多いイメージだけど、こういうミディアムなしっとり系もあるのか」とメッセージが届いた。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年8月7日28時59分まで)
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/