J-WAVEで放送中の番組『SPARK』(月曜ナビゲーター:水野良樹)。7月8日のオンエアでは、HIROBAの新曲『僕は君を問わない(with 高橋 優)』(編曲:亀田誠治さん)と『凪(with 高橋 優)』(編曲:森 俊之さん)を初オンエアしました。
■名前が「良樹」でよかった
まず、リスナーからのメッセージを紹介。
「旅行に行くと予定を詰め込むタイプですか? くつろぐタイプですか?」
水野:自分では旅行を計画しないですね。そもそも、旅行はそんなに得意じゃないので、旅をしようと思うタイプじゃないんです。ホテルに泊まることになったら、ラウンジが綺麗かどうかを選ぶ基準にします。ラウンジが綺麗なところは仕事がしやすいんです。ご飯を食べたり、お風呂に入ってくつろいだりして、空き時間にバーラウンジ的なところにひとりで行って、パソコンを広げて仕事を始めます。そういうスペースがホテルの中に完備されているかどうかが重要。ビールを一杯くらい飲みながら、原稿を打ちながら……みたいなのが僕はすごく好き。落ち着いた感じで、雰囲気的にもいいじゃないですか。それはすごくリフレッシュになります。結局、仕事してるんですけどね(笑)。
「水野さんは名前で苦労したことはありますか?」
水野:僕の名前は「良樹」で、“ヨシキ界”には燦々と輝くあのYOSHIKIさんがいます。少し前にマネージャーが「YOSHIKIさんからオファーがきた」って言うんです。ご自身でやられているネットのチャンネルで、いろいろな人と対談していて、まさか自分がヨシキ界のトップに会えるときがくるとは思ってなかったですよ。しかも、本当におこがましい話ですけど、YOSHIKIさんと音楽の話をさせていただいて、優しく接してくれたんです。俺も小文字で「yoshiki」に改名しようかな(笑)。本当に穏やかな方だったし、あの透明なKAWAIのピアノがスタジオに置いてあって、いきものがかりの『SAKURA』を弾いてくれたんです。メンバーを連れてきたほうがよかったなと思いましたね。
■高橋 優さんと意気投合
「SPARK HIROBA」のコーナーでは、「HIROBA」の新曲について話しました。「HOROBA」は、考えること、つながること、つくることをもっと豊かに楽しみたいという思いのもと、いろいろなアーティストやクリエイターのみなさんとの交流の場を水野自身が作り出していく実験的なプロジェクトです。
水野は2019年4月に小田和正さんと作った曲『YOU(with 小田和正)』とカップリング曲『I』を発表しました。その第2弾として、高橋 優さんと作った『僕は君を問わない(with 高橋 優)』と『凪(with 高橋 優)』を8月14日(水)にリリースします。
水野:小田さんは尊敬する大先輩で、胸を借りるという感じでしたが、高橋さんは1983年生まれで、僕は1982年生まれなので、ほぼ同世代です。いろいろなものを、同じような時代環境のなかで見てきて、同世代のアーティストと向き合って曲を作ってみたいと思ったときに、高橋さんのことを思い浮かべました。最初の打ち合わせで事務所に伺って、一緒に作っていただきたいという話をしたんです。それまでは音楽番組ですれ違ってご挨拶はしてましたけど、長い時間しゃべったこともないし、高橋さんからすると「どうしました?」っていう感じだと思うんですけど、1回目の打ち合わせがすごく盛り上がりました。「どういう曲にしましょうか」という話よりも「どんなふうに10代を過ごしてきましたか」や「今の世の中についてどう思いますか」といったことを、ざっくばらんに話しました。
高橋さんとは「問題意識が重なったんです」と水野。そして、制作裏側についてこう話します。
水野:高橋さんがテーマを用意して、詞をふたつ送ってくれました。ひとつのテーマに対して表と裏みたいになっている詞でした。一方は感情を爆発するような曲、一方は感情が爆発できないところの内面性みたいなものが出ている詞で、どちらも素晴らしいから「どうしようかな」って。ふたつの詞をひとつにすることも考えたけど、結局は2曲作りました。「選んでもらおう」と思って。でも、2曲とも聴いてもらったら「どちらもいいですね」っていうことになって、スタッフさんにいろいろ協力してもらって、2曲レコーディングをすることができました。今って、「こっちが正義ですよ」とか「こっちが正解」とか、ひとつの答えがあって、その答えから漏れる人は全部ダメという感じになってしまうところがある。ひとつの問題や事象、考えをいろいろな視点から見て、全てを客観視すると答えに近いものが見えたり、気づけていない部分に気付けたりすると思うんです。物事を複合的にみるという意味でも、今回2曲にしたのはすごく意味があります。シンガーソングライターとして、ご自身の言葉をご自身で歌うことを続けてきた人と、僕のように自分のことを他人が歌うことをやってきた人間が向き合って制作したことは、すごく意味があったと思います。
番組では、『僕は君を問わない(with 高橋 優)』と『凪(with 高橋 優)』を初オンエア! HIROBAもぜひチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark
■名前が「良樹」でよかった
まず、リスナーからのメッセージを紹介。
「旅行に行くと予定を詰め込むタイプですか? くつろぐタイプですか?」
水野:自分では旅行を計画しないですね。そもそも、旅行はそんなに得意じゃないので、旅をしようと思うタイプじゃないんです。ホテルに泊まることになったら、ラウンジが綺麗かどうかを選ぶ基準にします。ラウンジが綺麗なところは仕事がしやすいんです。ご飯を食べたり、お風呂に入ってくつろいだりして、空き時間にバーラウンジ的なところにひとりで行って、パソコンを広げて仕事を始めます。そういうスペースがホテルの中に完備されているかどうかが重要。ビールを一杯くらい飲みながら、原稿を打ちながら……みたいなのが僕はすごく好き。落ち着いた感じで、雰囲気的にもいいじゃないですか。それはすごくリフレッシュになります。結局、仕事してるんですけどね(笑)。
「水野さんは名前で苦労したことはありますか?」
水野:僕の名前は「良樹」で、“ヨシキ界”には燦々と輝くあのYOSHIKIさんがいます。少し前にマネージャーが「YOSHIKIさんからオファーがきた」って言うんです。ご自身でやられているネットのチャンネルで、いろいろな人と対談していて、まさか自分がヨシキ界のトップに会えるときがくるとは思ってなかったですよ。しかも、本当におこがましい話ですけど、YOSHIKIさんと音楽の話をさせていただいて、優しく接してくれたんです。俺も小文字で「yoshiki」に改名しようかな(笑)。本当に穏やかな方だったし、あの透明なKAWAIのピアノがスタジオに置いてあって、いきものがかりの『SAKURA』を弾いてくれたんです。メンバーを連れてきたほうがよかったなと思いましたね。
■高橋 優さんと意気投合
「SPARK HIROBA」のコーナーでは、「HIROBA」の新曲について話しました。「HOROBA」は、考えること、つながること、つくることをもっと豊かに楽しみたいという思いのもと、いろいろなアーティストやクリエイターのみなさんとの交流の場を水野自身が作り出していく実験的なプロジェクトです。
水野は2019年4月に小田和正さんと作った曲『YOU(with 小田和正)』とカップリング曲『I』を発表しました。その第2弾として、高橋 優さんと作った『僕は君を問わない(with 高橋 優)』と『凪(with 高橋 優)』を8月14日(水)にリリースします。
水野:小田さんは尊敬する大先輩で、胸を借りるという感じでしたが、高橋さんは1983年生まれで、僕は1982年生まれなので、ほぼ同世代です。いろいろなものを、同じような時代環境のなかで見てきて、同世代のアーティストと向き合って曲を作ってみたいと思ったときに、高橋さんのことを思い浮かべました。最初の打ち合わせで事務所に伺って、一緒に作っていただきたいという話をしたんです。それまでは音楽番組ですれ違ってご挨拶はしてましたけど、長い時間しゃべったこともないし、高橋さんからすると「どうしました?」っていう感じだと思うんですけど、1回目の打ち合わせがすごく盛り上がりました。「どういう曲にしましょうか」という話よりも「どんなふうに10代を過ごしてきましたか」や「今の世の中についてどう思いますか」といったことを、ざっくばらんに話しました。
高橋さんとは「問題意識が重なったんです」と水野。そして、制作裏側についてこう話します。
水野:高橋さんがテーマを用意して、詞をふたつ送ってくれました。ひとつのテーマに対して表と裏みたいになっている詞でした。一方は感情を爆発するような曲、一方は感情が爆発できないところの内面性みたいなものが出ている詞で、どちらも素晴らしいから「どうしようかな」って。ふたつの詞をひとつにすることも考えたけど、結局は2曲作りました。「選んでもらおう」と思って。でも、2曲とも聴いてもらったら「どちらもいいですね」っていうことになって、スタッフさんにいろいろ協力してもらって、2曲レコーディングをすることができました。今って、「こっちが正義ですよ」とか「こっちが正解」とか、ひとつの答えがあって、その答えから漏れる人は全部ダメという感じになってしまうところがある。ひとつの問題や事象、考えをいろいろな視点から見て、全てを客観視すると答えに近いものが見えたり、気づけていない部分に気付けたりすると思うんです。物事を複合的にみるという意味でも、今回2曲にしたのはすごく意味があります。シンガーソングライターとして、ご自身の言葉をご自身で歌うことを続けてきた人と、僕のように自分のことを他人が歌うことをやってきた人間が向き合って制作したことは、すごく意味があったと思います。
番組では、『僕は君を問わない(with 高橋 優)』と『凪(with 高橋 優)』を初オンエア! HIROBAもぜひチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark