J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「IMASIA」。ラッパーのSKY-HIが、ラップミュージックを通じてアジアについてトークを展開。7月7日(日)のオンエアでは、SKY-HIとフィリピン・マニラ出身のアーティスト・No RomeさんのSkype対談の模様をお届けしました。
■The 1975のレーベルからデビューEPをリリース
The 1975のマシュー・ヒーリーがプロデュースしたデビューEP『RIP Indo Hisashi』で注目を集めたNo Romeさん。以前、番組でNo Romeさんの楽曲をオンエアしたところ、ファン経由で本人がそれを知り、番組のツイッターをフォロー。番組のスタッフがDMしたことで今回の対談が実現しました。
SKY-HI:The 1975のレーベル「Dirty Hit」からリリースした経緯、The 1975にフックされたきっかけを教えてください。
No Rome:共通の知り合いでグラフィックデザイナーの人がいて、その人からマシュー・ヒーリーを紹介されました。そこからオンラインで話すことになり、「やろうか」と自然に始まった感じです。
SKY-HI:EPを出す前はどのようなペースで活動していたんですか?
No Rome:EPを出す前は美術学校で工業デザインを勉強していました。それと同時に音楽も専攻して学位を取ったので、音楽はずっとやっていました。そのアートスクールにいる友だちが映画を撮ったときにサウンドトラックを作ったり、ライブをやるよりも音楽を作ることに集中していて、フィリピンで限られた予算の中でどうしたら自分がクリエイティブになれるか、人のために音楽を作ったり自分のために作ったりということを繰り返してやっていました。
■フィリピンの音楽シーン
No Romeさんの登場で、マニラは世界の音楽シーンのなかでも存在感を示しています。そんなマニラの音楽シーンについて訊きました。
No Rome:デジタル世代になって、みんながコンピューターなどでアクセスしやすく、簡単にインターネットに音楽を公開できるので、マニラのなかでも個性を持ったアーティストがどんどん出て来ているのは確かだし、自分もその中のひとりでした。でも、世界の音楽の中心になれているかという点では、まだマップには載ってないんじゃないかという話はしています。ただ音楽が盛り上がって色々なアーティストが出てくることは、フィリピンのコミュニティに対しても貢献することになるから、それが成長すれば世界的なアーティストが出てくるんじゃないかと思ってます。
SKY-HI:No Romeの周りの若者たちはどんな音楽を聴いているんですか?
No Rome:ラジオで流れるものの40%くらいが現地のもので、60%くらいが洋楽、特にヒップホップが人気があります。同じヒップホップでも2パックとかThe Notorious B.I.G.ばっかり聴く人もいれば、A$AP Rockyがライブをすると、ものすごい盛り上がって話題になったり。「The Notorious B.I.G.は知ってるけどA$AP Rockyは知らない」という人もいたりして、細分化されていてコレというのがあまり無くて、ものすごい広いと思います。
SKY-HI:アメリカのヒット曲がそのまま流行る土壌はあるようだけど、ラジオから新譜をチェックするのはポピュラーなんですか?
No Rome:マニラのラジオでのヒットの仕方は面白いんです。みんな新しい音楽が好きだから能動的にネットで探すんだけど、ネットで話題になったものがラジオでも流れる。いい意味でラジオはやりたいことをやる。音の速さは遅いので、シンガポールでナンバーワンになったものがフィリピンのラジオで紹介される状況です。
最後にSKY-HIが「ぜひ日本にも来て欲しい」と呼び掛けたところ、No Romeさんは「日本は大好きで、ファッションもアートも好き。中田ヤスタカを小さい頃から聴いていて、何を言っているのかわからないけど、彼のアーティスト性に共鳴を受けました」と話しました。
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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/
■The 1975のレーベルからデビューEPをリリース
The 1975のマシュー・ヒーリーがプロデュースしたデビューEP『RIP Indo Hisashi』で注目を集めたNo Romeさん。以前、番組でNo Romeさんの楽曲をオンエアしたところ、ファン経由で本人がそれを知り、番組のツイッターをフォロー。番組のスタッフがDMしたことで今回の対談が実現しました。
SKY-HI:The 1975のレーベル「Dirty Hit」からリリースした経緯、The 1975にフックされたきっかけを教えてください。
No Rome:共通の知り合いでグラフィックデザイナーの人がいて、その人からマシュー・ヒーリーを紹介されました。そこからオンラインで話すことになり、「やろうか」と自然に始まった感じです。
SKY-HI:EPを出す前はどのようなペースで活動していたんですか?
No Rome:EPを出す前は美術学校で工業デザインを勉強していました。それと同時に音楽も専攻して学位を取ったので、音楽はずっとやっていました。そのアートスクールにいる友だちが映画を撮ったときにサウンドトラックを作ったり、ライブをやるよりも音楽を作ることに集中していて、フィリピンで限られた予算の中でどうしたら自分がクリエイティブになれるか、人のために音楽を作ったり自分のために作ったりということを繰り返してやっていました。
■フィリピンの音楽シーン
No Romeさんの登場で、マニラは世界の音楽シーンのなかでも存在感を示しています。そんなマニラの音楽シーンについて訊きました。
No Rome:デジタル世代になって、みんながコンピューターなどでアクセスしやすく、簡単にインターネットに音楽を公開できるので、マニラのなかでも個性を持ったアーティストがどんどん出て来ているのは確かだし、自分もその中のひとりでした。でも、世界の音楽の中心になれているかという点では、まだマップには載ってないんじゃないかという話はしています。ただ音楽が盛り上がって色々なアーティストが出てくることは、フィリピンのコミュニティに対しても貢献することになるから、それが成長すれば世界的なアーティストが出てくるんじゃないかと思ってます。
SKY-HI:No Romeの周りの若者たちはどんな音楽を聴いているんですか?
No Rome:ラジオで流れるものの40%くらいが現地のもので、60%くらいが洋楽、特にヒップホップが人気があります。同じヒップホップでも2パックとかThe Notorious B.I.G.ばっかり聴く人もいれば、A$AP Rockyがライブをすると、ものすごい盛り上がって話題になったり。「The Notorious B.I.G.は知ってるけどA$AP Rockyは知らない」という人もいたりして、細分化されていてコレというのがあまり無くて、ものすごい広いと思います。
SKY-HI:アメリカのヒット曲がそのまま流行る土壌はあるようだけど、ラジオから新譜をチェックするのはポピュラーなんですか?
No Rome:マニラのラジオでのヒットの仕方は面白いんです。みんな新しい音楽が好きだから能動的にネットで探すんだけど、ネットで話題になったものがラジオでも流れる。いい意味でラジオはやりたいことをやる。音の速さは遅いので、シンガポールでナンバーワンになったものがフィリピンのラジオで紹介される状況です。
最後にSKY-HIが「ぜひ日本にも来て欲しい」と呼び掛けたところ、No Romeさんは「日本は大好きで、ファッションもアートも好き。中田ヤスタカを小さい頃から聴いていて、何を言っているのかわからないけど、彼のアーティスト性に共鳴を受けました」と話しました。
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番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/