J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、様々なジャンルな方々が毎日日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。
7月10日(水)は、サラワク州政府観光局のインターンシップ生としてマレーシアに住んでいる泉野泰佑さんがオススメのアーティストを紹介してくれました。
■民族ごとによって聴く音楽が変わる
多民族国家のマレーシア。音楽シーンはどうなっているのでしょうか。
泉野:マレーシアには、マレー系、中華系、インド系、原住民族などいっぱいいて、民族ごとによって聴く音楽が変わります。
あっこゴリラ:うんうん。
泉野:例えば、中華系のご飯のお店に行けば、台湾や中国の音楽チャートで有名な歌手の音楽がかかっています。逆に台湾や中国でも、マレーシア出身の中華系の歌手がいますね。Liang Jing Ruなど有名で、中華圏で大きな人気があります。
あっこゴリラ:確かに、マレーシアって大陸が二つに分かれてますからね。国としては一つの国ではあるけども、文化がそれぞれ変わってくるのは納得ですね。
泉野:それからマレー系のお店であれば、マレー語の音楽や洋楽も比較的多くかかっています。僕の大学のマレー系の友達に聞いたところ、聴く音楽は洋楽が多いようです。またマレー系の音楽はロックが多いように感じます。
泉野さんが住んでいるクチンはクアラルンプールのある半島とは別のボルネオ島のサラワク州に位置していて、ここではマレーシアの27からなる原住民族が住んでいます。
泉野:クチンで最も大きな民族構成を占めているのもイバン族という原住民族です。
あっこゴリラ:例えばイバン族の中だけの音楽シーンがあったりするんですか?
泉野:僕の友達にもイバン族の方がいますが、イバン族の音楽は伝統的な音楽が多くて、若者が聴くのは洋楽とかマレー系の曲が多いですね。
あっこゴリラ:泉野さんはどういう音楽を聴きますか?
泉野:僕は中華系の音楽が多いですね。
■人を癒す力を持つ伝統楽器・サペ
泉野さんが紹介してくれたアーティストは、サラワク州で結成された六人組のグループ、At Adau。
泉野:At Adauの演奏はサラワクの原住民族の伝統的な楽器、サペを使います。サペの音色は人を癒す力を持っていると信じられていて、原住民の間で病気の際の治療にも使われていました。
あっこゴリラ:へ~! 今、サペを画像で見てるんですけど、めちゃめちゃかっこいい! 大きいギターのような形ですね。
泉野:彼らはその音を現代的にアレンジして演奏してます。
あっこゴリラ:最高! 自分たちの持っているルーツと現代の解釈を合わせてるんですね。すごく聴きたい!
泉野:そのほかにも、竹でできた琴のような楽器や原住民族のビダユ族のバスドラムを使用します。
あっこゴリラ:初めて見る楽器ばかりですごい気になる!
番組内ではAt Adau『Freedom』をオンエアしました。
あっこゴリラ:映像も同時に観ています。丸い絵が書いてある太鼓みたいなのはなんですか?
泉野:ビダユ族の楽器かもしれないですね。
あっこゴリラ:それぞれいろんな部族の楽器を使ってるんですね。しかも映像もまた面白いですね!
泉野:マレーシアのクチンにある綺麗な場所なんですけど、いろんな文化があってきれいな場所です。
At Adauは、7月12日~7月14日の間クチンで開催されるマレーシア最大規模の音楽フェスティバル「Rainforest World Music Festival」に出演します。熱帯雨林の中で様々な世界の民族音楽を楽しめるフェスティバルです。ライブではサラワク州原住民族の伝統衣装を着ており、音楽と同時にそのライブの独特な異国感が楽しめるのだそうです。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
7月10日(水)は、サラワク州政府観光局のインターンシップ生としてマレーシアに住んでいる泉野泰佑さんがオススメのアーティストを紹介してくれました。
■民族ごとによって聴く音楽が変わる
多民族国家のマレーシア。音楽シーンはどうなっているのでしょうか。
泉野:マレーシアには、マレー系、中華系、インド系、原住民族などいっぱいいて、民族ごとによって聴く音楽が変わります。
あっこゴリラ:うんうん。
泉野:例えば、中華系のご飯のお店に行けば、台湾や中国の音楽チャートで有名な歌手の音楽がかかっています。逆に台湾や中国でも、マレーシア出身の中華系の歌手がいますね。Liang Jing Ruなど有名で、中華圏で大きな人気があります。
あっこゴリラ:確かに、マレーシアって大陸が二つに分かれてますからね。国としては一つの国ではあるけども、文化がそれぞれ変わってくるのは納得ですね。
泉野:それからマレー系のお店であれば、マレー語の音楽や洋楽も比較的多くかかっています。僕の大学のマレー系の友達に聞いたところ、聴く音楽は洋楽が多いようです。またマレー系の音楽はロックが多いように感じます。
泉野さんが住んでいるクチンはクアラルンプールのある半島とは別のボルネオ島のサラワク州に位置していて、ここではマレーシアの27からなる原住民族が住んでいます。
泉野:クチンで最も大きな民族構成を占めているのもイバン族という原住民族です。
あっこゴリラ:例えばイバン族の中だけの音楽シーンがあったりするんですか?
泉野:僕の友達にもイバン族の方がいますが、イバン族の音楽は伝統的な音楽が多くて、若者が聴くのは洋楽とかマレー系の曲が多いですね。
あっこゴリラ:泉野さんはどういう音楽を聴きますか?
泉野:僕は中華系の音楽が多いですね。
■人を癒す力を持つ伝統楽器・サペ
泉野さんが紹介してくれたアーティストは、サラワク州で結成された六人組のグループ、At Adau。
泉野:At Adauの演奏はサラワクの原住民族の伝統的な楽器、サペを使います。サペの音色は人を癒す力を持っていると信じられていて、原住民の間で病気の際の治療にも使われていました。
あっこゴリラ:へ~! 今、サペを画像で見てるんですけど、めちゃめちゃかっこいい! 大きいギターのような形ですね。
泉野:彼らはその音を現代的にアレンジして演奏してます。
あっこゴリラ:最高! 自分たちの持っているルーツと現代の解釈を合わせてるんですね。すごく聴きたい!
泉野:そのほかにも、竹でできた琴のような楽器や原住民族のビダユ族のバスドラムを使用します。
あっこゴリラ:初めて見る楽器ばかりですごい気になる!
番組内ではAt Adau『Freedom』をオンエアしました。
あっこゴリラ:映像も同時に観ています。丸い絵が書いてある太鼓みたいなのはなんですか?
泉野:ビダユ族の楽器かもしれないですね。
あっこゴリラ:それぞれいろんな部族の楽器を使ってるんですね。しかも映像もまた面白いですね!
泉野:マレーシアのクチンにある綺麗な場所なんですけど、いろんな文化があってきれいな場所です。
At Adauは、7月12日~7月14日の間クチンで開催されるマレーシア最大規模の音楽フェスティバル「Rainforest World Music Festival」に出演します。熱帯雨林の中で様々な世界の民族音楽を楽しめるフェスティバルです。ライブではサラワク州原住民族の伝統衣装を着ており、音楽と同時にそのライブの独特な異国感が楽しめるのだそうです。
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/