J-WAVEで放送中の番組『SPARK』。12月19日(水)はおよそ4年ぶりに星野 源がナビゲーターとして登場。リスナーからのメッセージに答えたほか、約3年ぶりのニューアルバム『POP VIRUS』について語りました。
冒頭で「待たせたな、久しぶりだなJ-WAVE」と挨拶した星野は、かつてJ-WAVEの『RADIPEDIA』という番組のナビゲーターを務めていました。今回星野は、ハーフマンスリー・ナビゲーターとして2週にわたり、水曜日の『SPARK』を担当します。
■出会いは未来
リスナーから「待っていました!」と歓迎のメッセージを受け取った星野。オンエアでは、あるリスナーからの相談に応じました。
源さんに相談です。たまに「あぁ、ひとりだな。何もしたくないな、と思って何に対してもネガティブになってしまうときがあります。最終的に自分が嫌いになってしまいます。どうすれば、ネガティブになって自分が嫌いになってしまうのを防ぐことができますか?
星野:僕も「何もしたくないな。ひとりだな」みたいなことは、常にありますね。ほぼ毎日あると言っていい。最終的に自分が嫌いになるのもよくあります。……無理じゃね、治すの(笑)? 諦めな(笑)。たぶん性格だから、変わらないと思います。でも、出会う人によって人間って変わっていくよなって思ってて。よくなったり、悪くもなったりすると思うんだけど、素敵な人に出会っていくと、人間って変わっていくので。自分自身で自分を変えようって、けっこう難しいことだと思うんだけど、環境が変わったり、真心を持って接しないといけないと思いますけど、人との出会いによって人生というのは(変わると思います)。僕は出会いが未来だと思っているので、人生はどんどん変わっていくと思うで、人と出会うことをやってみるのはいいんじゃないでしょうか。
■女性にサプライズしたことは?
続くメッセージでは、星野がかつて恋人にしたサプライズについて明かしました。
もうすぐクリスマスですね。源さんは女性にサプライズをしたことはありますか?
星野:そうですか……知らねーよ(笑)! 仕事だよ、こっちはずっと。いいね、クリスマスを楽しめるようになりたいですね。(サプライズをしたことは)ありますね。サプライズってなんか、自己満足だと思いますけど、楽しいですよね。すごい昔に、当時付き合っていた女の子に「指輪がほしい」と言われて、指輪なんて買ったことないから「そうね~」って言っていたんだけど。そこで(ライターの)故・川勝正幸さんとふたりで佐賀の温泉に行くことになって。そのときにその話をして、「どうしたらいいのかな」って話していたら、「買ってみたらいいんじゃない」と言われて、旅行の帰りに指輪を買いに行って、「う~ん」って言いながら選んで、指輪のサイズはなんとなく知っていたので、「これでいい気がする」と買いました。彼女と家にいるとき、夜に彼女が熟睡した頃を見計らって、寝ている彼女の指にゆっくり、めちゃくちゃ時間をかけながら指輪をはめるという。(彼女が)寝返りを打つと遠くに逃げて、1時間ぐらいかけて絶対に気付かれないように指輪をはめたことはあります。我ながら気持ち悪いと思いますけど(笑)、起きたときにめちゃくちゃ喜んでくれたのでよかったかなと。遥か遠い昔の話ですね、なつかしいですね。
■星野 源が考えるポップスとは?
またオンエアでは、12月19日に発売された新作アルバムの舞台裏についてもたっぷり語りました。まずは、アルバムのタイトルにもなった『Pop Virus』という曲について。
星野:この曲のイメージが、アルバムを作るときに最初に出て来たイメージです。「こういう曲が入っているアルバムが作りたい」と思って、作ったのが『Pop Virus』という1曲目の曲です。僕は普段から色々な音楽を聴いているんですけど、特に好きなのがソウルミュージック、R&B、ヒップホップ、エキゾチカというジャンルだったりするんですけど。「色々なジャンルを星野 源という人間のフィルターを通して、J-POPとして普通のポップスとして表現したい」と思ってこの楽曲たちは作りました。
星野の考えるポップスには、ある判断基準があります。
星野:パッと聴いてポップスだと思う判断基準は、曲調ではないんです。曲調は何でもよくて。テンポが速くてもいいし、ゆっくりでもいいし、楽しくても悲しくても何でもいいんですけど、とにかく「ヤベえ」と思ったら俺にとってのポップスなんだと。ラジオとかで色々な感想をもらうんですけど、そのなかでも単純に「好きです」とか「ヤバいですねこれ」というのがすごく嬉しかったりするんです。心から出た感じが音楽のリアクションとしては正解なんじゃないかと思って。自分がリスナーとして自分の向かいにいる感じでいつも楽曲を作って、その自分に「これヤバいね」と言われるような楽曲を今回作りました。
■自分の音楽がウイルスのように感染していく
続いては「今年の夏には思いついていた」というアルバムのタイトル『POP VIRUS』について。前述のトークにも登場し、星野がお世話になっていた川勝正幸さんの著書『ポップ中毒者の手記』の中に出てきた言葉だそうです。
星野:川勝さんの『POP VIRUS』とは、ネットのない時代に同じジャンルの音楽が同時多発的に流行ることがあって、「それはどう考えてもPOP VIRUSというものがあるとしか考えられない」という意味の言葉だったんです。僕の『POP VIRUS』は、前作の『YELLOW DANCER』というアルバムをリリースしてから、僕の音楽が日本中や世の中に広まってくれた印象があって。どこに行っても自分の名前を知ってくれているという、その様子がウイルスにどんどんみんなが感染していくイメージがありました。
さらにヒット曲『恋』をリリースしたころから実感した「自身の音楽の感染」について語りました。
星野:街を歩いていると、角を曲がったら女子高生が「恋ダンス」を練習していたりとか、小さな子どもが僕の歌を歌いながら横を走り抜けていくとか。そういう様が、ゾンビ映画で街に出たらみんなゾンビになっていた、みたいなパンデミックが起きていた感じがして非常に楽しかったんです。その経験に『POP VIRUS』という言葉がすごく当たっていて、『恋』も入っている今回のアルバムにピッタリだなと思い、つけました。
次回12月26日(木)の『SPARK』も、星野が引き続きナビゲーターを担当します。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark/
冒頭で「待たせたな、久しぶりだなJ-WAVE」と挨拶した星野は、かつてJ-WAVEの『RADIPEDIA』という番組のナビゲーターを務めていました。今回星野は、ハーフマンスリー・ナビゲーターとして2週にわたり、水曜日の『SPARK』を担当します。
■出会いは未来
リスナーから「待っていました!」と歓迎のメッセージを受け取った星野。オンエアでは、あるリスナーからの相談に応じました。
源さんに相談です。たまに「あぁ、ひとりだな。何もしたくないな、と思って何に対してもネガティブになってしまうときがあります。最終的に自分が嫌いになってしまいます。どうすれば、ネガティブになって自分が嫌いになってしまうのを防ぐことができますか?
星野:僕も「何もしたくないな。ひとりだな」みたいなことは、常にありますね。ほぼ毎日あると言っていい。最終的に自分が嫌いになるのもよくあります。……無理じゃね、治すの(笑)? 諦めな(笑)。たぶん性格だから、変わらないと思います。でも、出会う人によって人間って変わっていくよなって思ってて。よくなったり、悪くもなったりすると思うんだけど、素敵な人に出会っていくと、人間って変わっていくので。自分自身で自分を変えようって、けっこう難しいことだと思うんだけど、環境が変わったり、真心を持って接しないといけないと思いますけど、人との出会いによって人生というのは(変わると思います)。僕は出会いが未来だと思っているので、人生はどんどん変わっていくと思うで、人と出会うことをやってみるのはいいんじゃないでしょうか。
■女性にサプライズしたことは?
続くメッセージでは、星野がかつて恋人にしたサプライズについて明かしました。
もうすぐクリスマスですね。源さんは女性にサプライズをしたことはありますか?
星野:そうですか……知らねーよ(笑)! 仕事だよ、こっちはずっと。いいね、クリスマスを楽しめるようになりたいですね。(サプライズをしたことは)ありますね。サプライズってなんか、自己満足だと思いますけど、楽しいですよね。すごい昔に、当時付き合っていた女の子に「指輪がほしい」と言われて、指輪なんて買ったことないから「そうね~」って言っていたんだけど。そこで(ライターの)故・川勝正幸さんとふたりで佐賀の温泉に行くことになって。そのときにその話をして、「どうしたらいいのかな」って話していたら、「買ってみたらいいんじゃない」と言われて、旅行の帰りに指輪を買いに行って、「う~ん」って言いながら選んで、指輪のサイズはなんとなく知っていたので、「これでいい気がする」と買いました。彼女と家にいるとき、夜に彼女が熟睡した頃を見計らって、寝ている彼女の指にゆっくり、めちゃくちゃ時間をかけながら指輪をはめるという。(彼女が)寝返りを打つと遠くに逃げて、1時間ぐらいかけて絶対に気付かれないように指輪をはめたことはあります。我ながら気持ち悪いと思いますけど(笑)、起きたときにめちゃくちゃ喜んでくれたのでよかったかなと。遥か遠い昔の話ですね、なつかしいですね。
■星野 源が考えるポップスとは?
またオンエアでは、12月19日に発売された新作アルバムの舞台裏についてもたっぷり語りました。まずは、アルバムのタイトルにもなった『Pop Virus』という曲について。
星野:この曲のイメージが、アルバムを作るときに最初に出て来たイメージです。「こういう曲が入っているアルバムが作りたい」と思って、作ったのが『Pop Virus』という1曲目の曲です。僕は普段から色々な音楽を聴いているんですけど、特に好きなのがソウルミュージック、R&B、ヒップホップ、エキゾチカというジャンルだったりするんですけど。「色々なジャンルを星野 源という人間のフィルターを通して、J-POPとして普通のポップスとして表現したい」と思ってこの楽曲たちは作りました。
星野の考えるポップスには、ある判断基準があります。
星野:パッと聴いてポップスだと思う判断基準は、曲調ではないんです。曲調は何でもよくて。テンポが速くてもいいし、ゆっくりでもいいし、楽しくても悲しくても何でもいいんですけど、とにかく「ヤベえ」と思ったら俺にとってのポップスなんだと。ラジオとかで色々な感想をもらうんですけど、そのなかでも単純に「好きです」とか「ヤバいですねこれ」というのがすごく嬉しかったりするんです。心から出た感じが音楽のリアクションとしては正解なんじゃないかと思って。自分がリスナーとして自分の向かいにいる感じでいつも楽曲を作って、その自分に「これヤバいね」と言われるような楽曲を今回作りました。
■自分の音楽がウイルスのように感染していく
続いては「今年の夏には思いついていた」というアルバムのタイトル『POP VIRUS』について。前述のトークにも登場し、星野がお世話になっていた川勝正幸さんの著書『ポップ中毒者の手記』の中に出てきた言葉だそうです。
星野:川勝さんの『POP VIRUS』とは、ネットのない時代に同じジャンルの音楽が同時多発的に流行ることがあって、「それはどう考えてもPOP VIRUSというものがあるとしか考えられない」という意味の言葉だったんです。僕の『POP VIRUS』は、前作の『YELLOW DANCER』というアルバムをリリースしてから、僕の音楽が日本中や世の中に広まってくれた印象があって。どこに行っても自分の名前を知ってくれているという、その様子がウイルスにどんどんみんなが感染していくイメージがありました。
さらにヒット曲『恋』をリリースしたころから実感した「自身の音楽の感染」について語りました。
星野:街を歩いていると、角を曲がったら女子高生が「恋ダンス」を練習していたりとか、小さな子どもが僕の歌を歌いながら横を走り抜けていくとか。そういう様が、ゾンビ映画で街に出たらみんなゾンビになっていた、みたいなパンデミックが起きていた感じがして非常に楽しかったんです。その経験に『POP VIRUS』という言葉がすごく当たっていて、『恋』も入っている今回のアルバムにピッタリだなと思い、つけました。
次回12月26日(木)の『SPARK』も、星野が引き続きナビゲーターを担当します。お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark/