J-WAVEで放送中の番組『SPARK』の木曜担当ナビゲーターである、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE 今市隆二が、トータス松本さんと対談を行いました。キュレーションアプリ「antenna*」とJ-WAVEの企画です。
今市は今年からソロプロジェクトをスタート。トータスさんは、ウルフルズとして活動30年、ソロでも15年目を迎えます。“グループとソロ”という異なる形態で活躍する秘訣など、人生の先輩であるトータスさんに今市が話を伺いました。
トークの動画は「antenna*」で2回に渡り独占配信されますが、11月29日(木)の『SPARK』でも、ダイジェストがオンエアされました。ここでは、その模様をお伝えします。
■トータス松本が音楽を始めたきっかけは?
今市:今日はお会いできて光栄です。ありがとうございます。トータスさんはCMだったりテレビにもたくさん出られているので、すごいフランクな方だなというイメージがあったのですが、今日お会いしてそのまんまだなと。安心しました。「怖かったら嫌だな」と思っていたので(笑)。
松本:フランクでした? よかった(笑)。
最初は、トータスさんが音楽を始めたころのエピソードについて。
今市:そもそも音楽をやられたきっかけは何なんですか?
松本:僕は子どものころから音楽が好きで、外で遊ぶよりも家でレコード聴いているほうが好きだったのね。それで、中学生のころに楽器を弾くのが流行った時期があって、クラスにドラムセットやエレキギターを持っているやつがいて。家に遊びに行ったときに楽器を見て「これほしいな!」ってなって。そいつに影響されたやつらが何人かギターやベースを買ったりなんかして。そいつの家に集まって、あーでもないこーでもない、って始めたのが最初。中学1~2年のとき。高校2年のとき、RCサクセションのコンサートを観に行ったんですよ。そこで「自分もいずれああいうふうになる」と気持ちが決定的になった。
今市:なるほど。メンバーはずっと同じなんですか?
松本:高校のときにやってたやつらは、進学したりとかでバラけて。完全にひとりぼっちになって、二十歳になってしまって。「モタモタしてられへん」とアルバイトを始めて。サブカルの人たちが集まる変わったカフェやってんけど、たまたまそこでミュージシャンたちがたくさん働いていたの。そこで会ったバイト仲間と組んだのがウルフルズです。
■『ガッツだぜ!!』のヒットにメンバーも驚き
青春を感じさせる、ウルフルズの結成エピソード。しかし、デビューしてすぐにヒットした、というわけではありませんでした。
今市:それで、そのままデビューっていうことですね。めちゃめちゃ嬉しかったんじゃないですか。
松本:嬉しかった。馬鹿やから、そこがゴールやったね。ミュージシャンになりたい、仕事にしたいと思っていたから、ほんとはそこがスタートなんやけど、「やったー!」みたいな。ゴールテープ切っている感じになって、そこから路頭に迷ったんやよね。「いい曲を書け」と言われても、それまでその意識で書いてなかったから、意味がわからんかった。「これがスタートなのか」と思うまでタイムラグがあったよ。
今市:『ガッツだぜ!!』に制作するにあたっても時間がかかった?
松本:デビューから3年ぐらいかかったね。
今市:『ガッツだぜ!!』やアルバムが100万枚を売り上げて。どんな気持ちだったんですか?
松本:あればびっくりしたね。その前のアルバムは1700枚しか売れてないから(笑)。『ガッツだぜ!!』の前のシングルで、やっと1万枚を超えたくらいで。誰ともなく「次のアルバムは10万枚狙いましょ!(笑)」「いきなり10万狙うかー!?(笑)」みたいな話をしてたんやけど、100万枚を超えてしまって。みんなほんまに全然落ち着かへん感じになって。足が地に着かん感じになったね。
■初めての俳優業…励まされた言葉
ソロ活動についてもお聞きしました。
今市:ソロとしては、どう活動を始めたんですか?
松本:最初はカバーアルバムを出したのかな。一緒に100万枚を達成したディレクターが急に言い出したの。「自分の好きなルーツ・ミュージックのカバーアルバムを出そうよ」って。僕は興味がなかったけど、まわりから「それいい」って言われて、出すことになったんです。
今市:ソロ活動は、音楽以外に俳優もやってらっしゃいますよね。
松本:俳優はね、これまたいろいろあって。江口洋介くんが友だちやったんやよね。江口くんが主演のドラマがあって、その脇役に僕を指名してくれたんやと思うねん。それで僕にオファーがきたんやと思う。僕は「そんなん無理でしょ」って言ってるのに、マネージャーやスタッフが「やって顔を売れ!」と(笑)。
今市:(笑)。
松本:あまり乗り気じゃないまま引き受けたんやけど、やってみたらすごい面白かった。
今市:初めての現場は右も左もわからないわけじゃないですか。緊張されました?
松本:めちゃくちゃ緊張したよ。セリフが飛んだら流れが止まるわけで、それが一番緊張したね。
今市:セリフが飛んだことは?
松本:最初のほうが、緊張してたからか、わりと言えてたかも。慣れてきたときくらいが、「ちょっとごめんごめん……」ってなったね。
そんなトータスさんに励ましの言葉をかけてくれたのが、共演していた故・いかりや長介さんでした。
松本:すごい優しかったんよ。いかりやさんも、「俺もドラマが本業じゃない。『踊る大捜査線』があって、テレビの仕事が多くなったけれど、本業じゃないから「気持ちはようわかる。おまえも俺もミュージシャンやから、勘は絶対いいから心配するな」と合間合間で言ってくれる。それがすごいうれしかった。偉大な人ですもん。
以上、オンエアでは対談のダイジェスト版をお届けました。今市は、トータスさんについて「イメージのまま、気さくに話しかけてくださって、優しい方でした」とコメント。「聞かせていただいたトータスさんの経験を、グループとしてもソロの活動にも活かしていきたい」と話しました。ふたりのトーク、ぜひ「antenna*」でもご覧ください。
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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/spark/
今市は今年からソロプロジェクトをスタート。トータスさんは、ウルフルズとして活動30年、ソロでも15年目を迎えます。“グループとソロ”という異なる形態で活躍する秘訣など、人生の先輩であるトータスさんに今市が話を伺いました。
トークの動画は「antenna*」で2回に渡り独占配信されますが、11月29日(木)の『SPARK』でも、ダイジェストがオンエアされました。ここでは、その模様をお伝えします。
■トータス松本が音楽を始めたきっかけは?
今市:今日はお会いできて光栄です。ありがとうございます。トータスさんはCMだったりテレビにもたくさん出られているので、すごいフランクな方だなというイメージがあったのですが、今日お会いしてそのまんまだなと。安心しました。「怖かったら嫌だな」と思っていたので(笑)。
松本:フランクでした? よかった(笑)。
最初は、トータスさんが音楽を始めたころのエピソードについて。
今市:そもそも音楽をやられたきっかけは何なんですか?
松本:僕は子どものころから音楽が好きで、外で遊ぶよりも家でレコード聴いているほうが好きだったのね。それで、中学生のころに楽器を弾くのが流行った時期があって、クラスにドラムセットやエレキギターを持っているやつがいて。家に遊びに行ったときに楽器を見て「これほしいな!」ってなって。そいつに影響されたやつらが何人かギターやベースを買ったりなんかして。そいつの家に集まって、あーでもないこーでもない、って始めたのが最初。中学1~2年のとき。高校2年のとき、RCサクセションのコンサートを観に行ったんですよ。そこで「自分もいずれああいうふうになる」と気持ちが決定的になった。
今市:なるほど。メンバーはずっと同じなんですか?
松本:高校のときにやってたやつらは、進学したりとかでバラけて。完全にひとりぼっちになって、二十歳になってしまって。「モタモタしてられへん」とアルバイトを始めて。サブカルの人たちが集まる変わったカフェやってんけど、たまたまそこでミュージシャンたちがたくさん働いていたの。そこで会ったバイト仲間と組んだのがウルフルズです。
■『ガッツだぜ!!』のヒットにメンバーも驚き
青春を感じさせる、ウルフルズの結成エピソード。しかし、デビューしてすぐにヒットした、というわけではありませんでした。
今市:それで、そのままデビューっていうことですね。めちゃめちゃ嬉しかったんじゃないですか。
松本:嬉しかった。馬鹿やから、そこがゴールやったね。ミュージシャンになりたい、仕事にしたいと思っていたから、ほんとはそこがスタートなんやけど、「やったー!」みたいな。ゴールテープ切っている感じになって、そこから路頭に迷ったんやよね。「いい曲を書け」と言われても、それまでその意識で書いてなかったから、意味がわからんかった。「これがスタートなのか」と思うまでタイムラグがあったよ。
今市:『ガッツだぜ!!』に制作するにあたっても時間がかかった?
松本:デビューから3年ぐらいかかったね。
今市:『ガッツだぜ!!』やアルバムが100万枚を売り上げて。どんな気持ちだったんですか?
松本:あればびっくりしたね。その前のアルバムは1700枚しか売れてないから(笑)。『ガッツだぜ!!』の前のシングルで、やっと1万枚を超えたくらいで。誰ともなく「次のアルバムは10万枚狙いましょ!(笑)」「いきなり10万狙うかー!?(笑)」みたいな話をしてたんやけど、100万枚を超えてしまって。みんなほんまに全然落ち着かへん感じになって。足が地に着かん感じになったね。
■初めての俳優業…励まされた言葉
ソロ活動についてもお聞きしました。
今市:ソロとしては、どう活動を始めたんですか?
松本:最初はカバーアルバムを出したのかな。一緒に100万枚を達成したディレクターが急に言い出したの。「自分の好きなルーツ・ミュージックのカバーアルバムを出そうよ」って。僕は興味がなかったけど、まわりから「それいい」って言われて、出すことになったんです。
今市:ソロ活動は、音楽以外に俳優もやってらっしゃいますよね。
松本:俳優はね、これまたいろいろあって。江口洋介くんが友だちやったんやよね。江口くんが主演のドラマがあって、その脇役に僕を指名してくれたんやと思うねん。それで僕にオファーがきたんやと思う。僕は「そんなん無理でしょ」って言ってるのに、マネージャーやスタッフが「やって顔を売れ!」と(笑)。
今市:(笑)。
松本:あまり乗り気じゃないまま引き受けたんやけど、やってみたらすごい面白かった。
今市:初めての現場は右も左もわからないわけじゃないですか。緊張されました?
松本:めちゃくちゃ緊張したよ。セリフが飛んだら流れが止まるわけで、それが一番緊張したね。
今市:セリフが飛んだことは?
松本:最初のほうが、緊張してたからか、わりと言えてたかも。慣れてきたときくらいが、「ちょっとごめんごめん……」ってなったね。
そんなトータスさんに励ましの言葉をかけてくれたのが、共演していた故・いかりや長介さんでした。
松本:すごい優しかったんよ。いかりやさんも、「俺もドラマが本業じゃない。『踊る大捜査線』があって、テレビの仕事が多くなったけれど、本業じゃないから「気持ちはようわかる。おまえも俺もミュージシャンやから、勘は絶対いいから心配するな」と合間合間で言ってくれる。それがすごいうれしかった。偉大な人ですもん。
以上、オンエアでは対談のダイジェスト版をお届けました。今市は、トータスさんについて「イメージのまま、気さくに話しかけてくださって、優しい方でした」とコメント。「聞かせていただいたトータスさんの経験を、グループとしてもソロの活動にも活かしていきたい」と話しました。ふたりのトーク、ぜひ「antenna*」でもご覧ください。
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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/spark/