J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。9月22日(土)のオンエアでは、今年8月に7枚目のフルアルバムをリリースしたばかりの DÉ DÉ MOUSEさんが登場。幼少期の思い出や、音楽との出会いなどのお話を伺いました。
■「変な妄想」をしていた子ども時代
群馬県太田市に生まれ、父親がCDプレイヤーを手に入れたことを機に初めてCDを買い、徐々に音楽に目覚めていきました。
DÉ DÉ MOUSE:どちらかと言うと、家にいるのが好きな子どもでした。ブロックで何かを作ったり、写真のアルバムを見たりするのが好きで。自分が生まれる前の両親の若い頃の姿を見て「この時代に、もし僕がこの写真の中に入ったら、僕はいないんだな」と変な妄想をしていました。よく考えるとホント暗かったなと(笑)。
クリス:「暗かった」っていうよりは、小さい頃から「パラレルユニバース的なところが実在するんじゃないか?」みたいな発想があったんですかね。
DÉ DÉ MOUSE:好きでしたね、ホントに。学校から帰ってきた黄昏時にそういうことを考えていると寂しい気持ちになるんですけど、その寂しさを楽しんでいた。自分が知らない世界に行ってみたい気持ちがすごくあって、未来のことより「もしこの時代に自分が行けたら……」と過去を妄想するほうが楽しかったですね。
■人生で最初にハマった曲は?
クリス:音楽体験を聞いていこうと思います。最初に買ったCDは何だったんですか?
DÉ DÉ MOUSE:中学3年生くらいのときに、TM NETWORKの頃の『DRESS』っていうアルバムを買いました。CDプレイヤーを手に入れたのがすごい遅くて。ようやく父親が手に入れたので、やっと自分のお金でCDを買うことができたんです。中学1年のときはX-JAPAN流行っていたので「バンドをしたいな」という気持ちもあったんですが、CDプレイヤーでいろんな曲を聴くようになってから、変化が起こりました。当時、ジュリアナ東京が流行ってて、ダンスミュージックに「都会的でかっこいいな」という印象があって。小室哲哉さんがシンセサイザーをたくさん並べている姿も、SFっぽくて憧れて。そのころから、バンドよりそちらに興味が出てきたんです。
■「音楽でみんなとは違うことをやりたい」
ダンスミュージックと出会い、小室哲哉さんに憧れるようになったDÉ DÉ MOUSEさん。中学時代の終わりに進路を考えた際に、将来プロになることを決意したそうです。
クリス:音楽に目覚めた頃から、「よし、俺はプロになるんだ!」って思ってました? それとも趣味の域だった?
DÉ DÉ MOUSE:群馬は平和で、それが退屈だったんですよ。都会に対する憧れがすごくあった。「華やかな世界で、自分は音楽でみんなとは違うことをやりたい」「違う人生送りたい」という気持ちが強くて、中3の時点で「高校卒業したら、僕はもう東京へ行って音楽をやるんだ!」と決めました。
クリス:この番組でいろんなミュージシャンと話していると。成功してる人はだいたい“こもる”んですよ(笑)。どのくらいこもりました?
DÉ DÉ MOUSE:高校3年間はほとんどこもってましたね。友だちと遊びたくないわけじゃないけど、帰って曲が作りたくて。「自分は30のときにこうなってる」と妄想するのがとにかく好きで。そういうことしてると、叶うんじゃないかって思ってたし。だからすごい荒唐無稽な妄想をいつもしていました。
その後、プロになるべく上京したDÉ DÉ MOUSEさんは、フリーターとして生計を立てながらプロを目指して楽曲を制作したり、インディーズでのライブ活動を行ったりしていました。その努力が実る形で、2007年に1stアルバムをリリース。ついにプロとして本格的な活動を展開するようになりました。
■大きな影響を受けた音楽は?
小室哲哉さんに憧れて……という話もありましたが、大きな影響を受けた音楽はなんだったのでしょうか。
クリス:アンケートで熱中したアルバムをいくつか挙げていただきました。やっぱりエイフェックス・ツイン(Aphex Twin)、は、すごい影響を受けたんですか?
DÉ DÉ MOUSE:もともと「小室さんみたいになりたい」っていうのがあって。当時、テクノブームもちょうど同時期に来てたから、たくさん出ていたんですよ。エイフェックス・ツインとか、オウテカとか。その中でも、エイフェックス・ツイン『Richard D. James Album』というアルバムのジャケットがすごく衝撃で。1曲目の『4』を聴いたときに、人生変わっちゃったんですよね、僕の中で(笑)。それまで小室さんになりたかったのが、「音楽ってアートだ」っていうふうに、変なふうに勘違いし始めちゃって、たぶんここで僕の人生の世界線が変わっちゃったんだろうな(笑)。急にアートに変わっちゃって、最近の言葉で言えば、“中二病”がそこから始まって。つまり“音楽中二病”というか……ここがある意味、僕の音楽人生のスタートですね。
■イノフェスで音楽の作り方を解説!
そんなDÉ DÉ MOUSEさんは9月30日(火)、「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018 Supported by CHINTAI」に出演。13時半ごろから、音楽作りの作業工程を自ら解説する予定です。
クリス:ここは当然、自分のセットで?
DÉ DÉ MOUSE:DJと、僕、ワークショップもやることになって。『INNOVATION WORLD』のジングルも僕やってて。どうやって制作したかっていうのを、マウスコンピューターを使って、ちょっと解説するっていうワークショップが。 クリス:ちなみに、今後、“野望”というか、「これやってみたい!」というのは?
DÉ DÉ MOUSE:いっぱい。もう「来るものなんでもやりたい!」っていうのがあります。あと、いろんな国、行ってみたいですね。
小さい頃から今に至るまで、自分の中に強く大きな「夢」を持っている。そんなDÉ DÉ MOUSEさんの人柄が伺い知れるオンエアとなりました。「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018」の出演情報の詳細は、公式サイトをご覧ください。
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:土曜18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/
■「変な妄想」をしていた子ども時代
群馬県太田市に生まれ、父親がCDプレイヤーを手に入れたことを機に初めてCDを買い、徐々に音楽に目覚めていきました。
DÉ DÉ MOUSE:どちらかと言うと、家にいるのが好きな子どもでした。ブロックで何かを作ったり、写真のアルバムを見たりするのが好きで。自分が生まれる前の両親の若い頃の姿を見て「この時代に、もし僕がこの写真の中に入ったら、僕はいないんだな」と変な妄想をしていました。よく考えるとホント暗かったなと(笑)。
クリス:「暗かった」っていうよりは、小さい頃から「パラレルユニバース的なところが実在するんじゃないか?」みたいな発想があったんですかね。
DÉ DÉ MOUSE:好きでしたね、ホントに。学校から帰ってきた黄昏時にそういうことを考えていると寂しい気持ちになるんですけど、その寂しさを楽しんでいた。自分が知らない世界に行ってみたい気持ちがすごくあって、未来のことより「もしこの時代に自分が行けたら……」と過去を妄想するほうが楽しかったですね。
■人生で最初にハマった曲は?
クリス:音楽体験を聞いていこうと思います。最初に買ったCDは何だったんですか?
DÉ DÉ MOUSE:中学3年生くらいのときに、TM NETWORKの頃の『DRESS』っていうアルバムを買いました。CDプレイヤーを手に入れたのがすごい遅くて。ようやく父親が手に入れたので、やっと自分のお金でCDを買うことができたんです。中学1年のときはX-JAPAN流行っていたので「バンドをしたいな」という気持ちもあったんですが、CDプレイヤーでいろんな曲を聴くようになってから、変化が起こりました。当時、ジュリアナ東京が流行ってて、ダンスミュージックに「都会的でかっこいいな」という印象があって。小室哲哉さんがシンセサイザーをたくさん並べている姿も、SFっぽくて憧れて。そのころから、バンドよりそちらに興味が出てきたんです。
■「音楽でみんなとは違うことをやりたい」
ダンスミュージックと出会い、小室哲哉さんに憧れるようになったDÉ DÉ MOUSEさん。中学時代の終わりに進路を考えた際に、将来プロになることを決意したそうです。
クリス:音楽に目覚めた頃から、「よし、俺はプロになるんだ!」って思ってました? それとも趣味の域だった?
DÉ DÉ MOUSE:群馬は平和で、それが退屈だったんですよ。都会に対する憧れがすごくあった。「華やかな世界で、自分は音楽でみんなとは違うことをやりたい」「違う人生送りたい」という気持ちが強くて、中3の時点で「高校卒業したら、僕はもう東京へ行って音楽をやるんだ!」と決めました。
クリス:この番組でいろんなミュージシャンと話していると。成功してる人はだいたい“こもる”んですよ(笑)。どのくらいこもりました?
DÉ DÉ MOUSE:高校3年間はほとんどこもってましたね。友だちと遊びたくないわけじゃないけど、帰って曲が作りたくて。「自分は30のときにこうなってる」と妄想するのがとにかく好きで。そういうことしてると、叶うんじゃないかって思ってたし。だからすごい荒唐無稽な妄想をいつもしていました。
その後、プロになるべく上京したDÉ DÉ MOUSEさんは、フリーターとして生計を立てながらプロを目指して楽曲を制作したり、インディーズでのライブ活動を行ったりしていました。その努力が実る形で、2007年に1stアルバムをリリース。ついにプロとして本格的な活動を展開するようになりました。
■大きな影響を受けた音楽は?
小室哲哉さんに憧れて……という話もありましたが、大きな影響を受けた音楽はなんだったのでしょうか。
クリス:アンケートで熱中したアルバムをいくつか挙げていただきました。やっぱりエイフェックス・ツイン(Aphex Twin)、は、すごい影響を受けたんですか?
DÉ DÉ MOUSE:もともと「小室さんみたいになりたい」っていうのがあって。当時、テクノブームもちょうど同時期に来てたから、たくさん出ていたんですよ。エイフェックス・ツインとか、オウテカとか。その中でも、エイフェックス・ツイン『Richard D. James Album』というアルバムのジャケットがすごく衝撃で。1曲目の『4』を聴いたときに、人生変わっちゃったんですよね、僕の中で(笑)。それまで小室さんになりたかったのが、「音楽ってアートだ」っていうふうに、変なふうに勘違いし始めちゃって、たぶんここで僕の人生の世界線が変わっちゃったんだろうな(笑)。急にアートに変わっちゃって、最近の言葉で言えば、“中二病”がそこから始まって。つまり“音楽中二病”というか……ここがある意味、僕の音楽人生のスタートですね。
■イノフェスで音楽の作り方を解説!
そんなDÉ DÉ MOUSEさんは9月30日(火)、「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018 Supported by CHINTAI」に出演。13時半ごろから、音楽作りの作業工程を自ら解説する予定です。
クリス:ここは当然、自分のセットで?
DÉ DÉ MOUSE:DJと、僕、ワークショップもやることになって。『INNOVATION WORLD』のジングルも僕やってて。どうやって制作したかっていうのを、マウスコンピューターを使って、ちょっと解説するっていうワークショップが。 クリス:ちなみに、今後、“野望”というか、「これやってみたい!」というのは?
DÉ DÉ MOUSE:いっぱい。もう「来るものなんでもやりたい!」っていうのがあります。あと、いろんな国、行ってみたいですね。
小さい頃から今に至るまで、自分の中に強く大きな「夢」を持っている。そんなDÉ DÉ MOUSEさんの人柄が伺い知れるオンエアとなりました。「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018」の出演情報の詳細は、公式サイトをご覧ください。
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:土曜18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/