J-WAVEで放送中の番組「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」(ナビゲーター:グローバー)。ゲストを迎え、1組の“レジェンド・ミュージシャン”をテーマに音楽談義を繰り広げるこの番組。7月28日のオンエアでは、1990年代に日本の音楽シーンを席巻した小室哲哉さんを特集! TRFのDJ KOOさん、シンガーソングライターの大森靖子さんが熱く語り合いました。
■「J-POPなんて」偏見を覆した姿
小室さんといえば1983年にTM NETWORKを結成し、その後TRFを手がけたことがきっかけでプロデューサーとしてブレイク。安室奈美恵さん、華原朋美さん、篠原涼子さんなどをプロデュースし小室ファミリーブームを起こします。
【関連記事】小室哲哉のプロデュース力…細部まで「狙って」作っていた
そして2010年に作曲活動を再始動しAAA、森進一さん、tofubeatsといったアーティストに楽曲提供をしていましたが、2018年1月に芸能活動からの引退を発表。現在、ベスト作品集『TETSUYA KOMURO ARCHIVES』が発売中です。
DJ KOOさんは小室さんに会う前、自身が行なっているDJ活動はアンダーグラウンドなもので小室さんの音楽を「ポップなものなのかな?」「J-POPなんて」という目線で見ていました。
KOO:そういう意識がすごくあったし、そういう音楽背景の時代だったかもしれないですね。クラブやライブハウスでなんかでやっているものと世の中に出ているものは違うんだよ、というような時代背景。
DJ KOOさんが言うように、ヒットチャートとリアルな流行が現在以上にかけ離れいていた時代でした。しかしDJ KOOさんが小室さんと初めて仕事をするとき、挨拶をするためにスタジオを訪ねると、ミニムーブという音響機器を使ってレコーディングをする姿が。「ポップス側の人って、キーボードやシンセサイザーにプリセットで入っているものを使うのかな」と思っていたため、その姿を見て、「深いことを当たり前にやっている人なんだ!」と衝撃を受けたのだとか。
■大森靖子が「歌」を好きになるきっかけだった
一方、大森さんと小室さんの出会いは、安室奈美恵さんの『a walk in the park』。歌詞を覚えたくてレンタルしたそうですが、当時小学生だった大森さんは歌詞に出てくる「リップクリーム」が何かもわからず「リップクリームってなんだろう?」と思いながら「かわいいんだろうな」「セクシーなんだろうな」と想像をして楽しんでいました。
大森:“背伸び感”のある楽曲だと感じました。ちょっと無理をしたキーを出すじゃないですか。ちょっとレンジ広げてるっていうか。それがセクシーでいいなあって思ってました。
その後、大森さんは小室さんがきっかけで、女性シンガーを、そして歌うことが好きになったそう。ピアノでも小室さんの楽曲を弾いていました。
大森:弾くのが気持ちよかったっていうか。耳コピして。
KOO:小室さんの曲ってピアノとかキーボードの弾き語りとか、コードで追っていって少しメロディを足すとすごくキレイに聴こえるでしょ。
大森:キレイに聴こえるんですよ! しかも、ちょっと簡略化できるんです。
グローバー:他のミュージシャンとちょっと違うんですか?
KOO:違うよね? コードを追うような作り方じゃなくて、展開の仕方とかが。小室さん左手はベースを押さえてて右手でコードの展開を作ってるみたいな……キレイなんだよね。
大森:キレイです!
ピアノが弾ける方は、ぜひ耳コピしてみてはいかがでしょうか? 次回(8月4日)の放送は、引き続き小室哲哉さんを特集。DJ KOOさんが選ぶ「クラブでプレイすると盛り上がるTKソングTOP3」、大森靖子さんが選ぶ「カラオケで歌ってほしいTKソングTOP3」も。お聴き逃しなく!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。
【番組情報】
番組名:「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」
放送日時:毎週土曜17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/
■「J-POPなんて」偏見を覆した姿
小室さんといえば1983年にTM NETWORKを結成し、その後TRFを手がけたことがきっかけでプロデューサーとしてブレイク。安室奈美恵さん、華原朋美さん、篠原涼子さんなどをプロデュースし小室ファミリーブームを起こします。
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そして2010年に作曲活動を再始動しAAA、森進一さん、tofubeatsといったアーティストに楽曲提供をしていましたが、2018年1月に芸能活動からの引退を発表。現在、ベスト作品集『TETSUYA KOMURO ARCHIVES』が発売中です。
DJ KOOさんは小室さんに会う前、自身が行なっているDJ活動はアンダーグラウンドなもので小室さんの音楽を「ポップなものなのかな?」「J-POPなんて」という目線で見ていました。
KOO:そういう意識がすごくあったし、そういう音楽背景の時代だったかもしれないですね。クラブやライブハウスでなんかでやっているものと世の中に出ているものは違うんだよ、というような時代背景。
DJ KOOさんが言うように、ヒットチャートとリアルな流行が現在以上にかけ離れいていた時代でした。しかしDJ KOOさんが小室さんと初めて仕事をするとき、挨拶をするためにスタジオを訪ねると、ミニムーブという音響機器を使ってレコーディングをする姿が。「ポップス側の人って、キーボードやシンセサイザーにプリセットで入っているものを使うのかな」と思っていたため、その姿を見て、「深いことを当たり前にやっている人なんだ!」と衝撃を受けたのだとか。
■大森靖子が「歌」を好きになるきっかけだった
一方、大森さんと小室さんの出会いは、安室奈美恵さんの『a walk in the park』。歌詞を覚えたくてレンタルしたそうですが、当時小学生だった大森さんは歌詞に出てくる「リップクリーム」が何かもわからず「リップクリームってなんだろう?」と思いながら「かわいいんだろうな」「セクシーなんだろうな」と想像をして楽しんでいました。
大森:“背伸び感”のある楽曲だと感じました。ちょっと無理をしたキーを出すじゃないですか。ちょっとレンジ広げてるっていうか。それがセクシーでいいなあって思ってました。
その後、大森さんは小室さんがきっかけで、女性シンガーを、そして歌うことが好きになったそう。ピアノでも小室さんの楽曲を弾いていました。
大森:弾くのが気持ちよかったっていうか。耳コピして。
KOO:小室さんの曲ってピアノとかキーボードの弾き語りとか、コードで追っていって少しメロディを足すとすごくキレイに聴こえるでしょ。
大森:キレイに聴こえるんですよ! しかも、ちょっと簡略化できるんです。
グローバー:他のミュージシャンとちょっと違うんですか?
KOO:違うよね? コードを追うような作り方じゃなくて、展開の仕方とかが。小室さん左手はベースを押さえてて右手でコードの展開を作ってるみたいな……キレイなんだよね。
大森:キレイです!
ピアノが弾ける方は、ぜひ耳コピしてみてはいかがでしょうか? 次回(8月4日)の放送は、引き続き小室哲哉さんを特集。DJ KOOさんが選ぶ「クラブでプレイすると盛り上がるTKソングTOP3」、大森靖子さんが選ぶ「カラオケで歌ってほしいTKソングTOP3」も。お聴き逃しなく!
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【番組情報】
番組名:「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」
放送日時:毎週土曜17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/