J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「MUSIC +1」。11日(月)から14日(木)の4日間は、「ミュージシャンたちのデビュー物語。~原点へのタイムトラベル~」と題して、ミュージシャンたちにデビュー時の思い出を訊いています。13日(水)は、Crystal Kayさんの大学時代を振り返りました。
■4歳からCMソングを歌う
Crystal Kayさんは1999年、13歳でデビューしました。4歳の時からCMソングを歌っていたため、その延長のような感覚だったそうです。2004年に上智大学国際教養学部(当時は比較文化学部)に進学。仕事と学業の両立を続け、その後、ニューヨークに拠点を置いて活動し、今に至ります。大学時代はその足がかりとなった、大事な時期でした。Crystal Kayさんに、当時の話を上智大学で訊きました。
サッシャ:大学に入学した時ですら、デビューから5年が経ってたわけですね。上智大学に来るとどんなことを思い出しますか?
Crystal Kay:クラスを移動する間に、外の空気を吸うのが好きでした。あとは電車で通ってたので、(間に合わなくて)走ってましたね。Door to doorで計算してましたから。
サッシャ:ちょっとでも電車が遅れたら遅刻……みたいな。
Crystal Kay:そう。遅刻を何度かしてしまうと、点を取られちゃうクラスもあったんです。
■4年で卒業するも、勉強は難しかった!
仕事と学業を両立する多忙な毎日だったものの、Crystal Kayさんは大学を4年で卒業しました。
サッシャ:大学で授業を受けてから、途中で抜けて仕事をして、また戻ってくることもあったの?
Crystal Kay:ありました! 濃い大学時代でしたね。
サッシャ:比較文化学部では何を勉強してたんですか?
Crystal Kay:社会学。政治学も勉強したんですけど、「なんとかイズム」とかが多すぎて、すごく難しかったです(笑)。
寺岡:大学時代って、人生の中でも、友達ができたり、自由な時期でもあると思いますが、今の楽曲に生きている部分はありますか?
Crystal Kay:「大学で出会った友達は一生付き合う」ってよく言うけど、本当にそんな感じでした。社会人の一歩手前の出会いで、旅をしたり、一緒に学校に行ったり、一緒に成長する時期でした。自分が曲を書く時も実体験をもとにすることが多いので、大学時代の経験は生きていると思います。
■今では考えられない生活
Crystal Kayさんの曲の中でも『恋に落ちたら』は、大学時代に作った思い出のある曲だそうです。
サッシャ:今でも曲を聴くと大学時代を思い出したりする?
Crystal Kay:思い出しますね。ここからテレビ局とかに行ってたから。日本テレビの麹町のスタジオへは徒歩で行ってました。
サッシャ:今振り返ると、大学時代のCrystal Kayはどんな子でしたか?
Crystal Kay:今とあまり変わらないと思います。けっこう自由でマイペースだったかな(笑)。とにかく勉強を頑張って、仕事を頑張ってたという感じですね。
サッシャ:普通に考えるとすごく大変だったよね?
Crystal Kay:今では考えられない(笑)。寝る時間がなかったです。横浜から四谷までの間の電車の中でレポート書いたりしてました(笑)。
サッシャ:それで、着いたら授業に間に合うように走ってたんですね。寝る時間が確保できないから、ギリギリまで家にいて、そりゃDoor to doorで計算するよね。その努力があるから、今があるんですね。
Crystal Kay:でも大学に行ってよかったと思います。
■自信を持って! 当時の自分にかけたい言葉
サッシャ:今、大学時代の自分に会って何かアドバイスするとしたら?
Crystal Kay:化粧もできてなかったからね(笑)。私、大学を卒業するぐらいから、初めて自分でメイクするようになって。
サッシャ:テレビに出る時はメイクさんがいるけど、自分ではメイクをしなかったんだ。
Crystal Kay:しなかったの。当時の自分にはなんて言うかな。「勉強も歌もそのまま頑張って、自分にもっと自信を持って!」って言いたい。
サッシャ:当時から自信があるように見えたけど。
Crystal Kay:多分、ニューヨークに行って自信がついたんだと思う。“アイデンティティー・クライシス”みたいなのがあったんだと思う。小さい頃からあまりハーフの子っていなかったし。日本で生まれて育ってるけど、全く日本の血が入ってなくて、半分は黒人で半分は韓国人。日本にいるとけっこうマイノリティじゃない? 当時もハーフの子はいたけど、バックグラウンドが違って、よく分からないまま成長していったというか。外に出る仕事で、アイデンティティのクエスチョンが、内に秘められちゃったっていうか。それで初めてニューヨークに行ったら、ニューヨークは本当に人種のるつぼで……。
サッシャ:組み合わせ的にはもっとマイノリティの人とか、いっぱいいるよね。
Crystal Kay:世界中から自分の夢に向かって戦いに来ている街だから、自分のアイデンティティや、自分をしっかり持ってないと置いていかれちゃうんです。その中でいろいろと悩んでたり、このままでいいのかなって、いろいろな意味で「そうだよね。自分にもっと自信を持とう」となって、その自信を持って帰ってこれたんです。
サッシャ:なるほど。
Crystal Kay:だから「そのまま頑張って、もっと自分に自信を持って、このまま突っ走って行け!」って、10年前の私に言いたいですね。
サッシャと寺岡は「勉強も真剣に取り組んで卒業されているところに、頭が下がります」と感心していました。放送では、後日、Crystal Kayさんからいただいた手紙を紹介。久しぶりに母校に帰った感想と、今夢を持っている人たちへのメッセージを綴っていただきました。
「先日は上智大学での収録、大変楽しかったです。時間と人は流れていくけど、変わらない場所があるんだなと感じました。母校が、今でもみんなが楽しく勉強できる、温かい場所で嬉しいです。今は一生懸命やっている自分で、いっぱいいっぱいだと思うし、失敗もたくさんあると思うけど、それがどんどん自信に繋がっていくし、実になっていく。自分に嘘がないよう、楽しく頑張れ!」
Crystal Kayさんは、6月13日(水)にニューアルバム『For You』をリリースしました。7月16日(月)にはBlue Note Tokyoで公演も行います。気になる方はぜひチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■4歳からCMソングを歌う
Crystal Kayさんは1999年、13歳でデビューしました。4歳の時からCMソングを歌っていたため、その延長のような感覚だったそうです。2004年に上智大学国際教養学部(当時は比較文化学部)に進学。仕事と学業の両立を続け、その後、ニューヨークに拠点を置いて活動し、今に至ります。大学時代はその足がかりとなった、大事な時期でした。Crystal Kayさんに、当時の話を上智大学で訊きました。
サッシャ:大学に入学した時ですら、デビューから5年が経ってたわけですね。上智大学に来るとどんなことを思い出しますか?
Crystal Kay:クラスを移動する間に、外の空気を吸うのが好きでした。あとは電車で通ってたので、(間に合わなくて)走ってましたね。Door to doorで計算してましたから。
サッシャ:ちょっとでも電車が遅れたら遅刻……みたいな。
Crystal Kay:そう。遅刻を何度かしてしまうと、点を取られちゃうクラスもあったんです。
■4年で卒業するも、勉強は難しかった!
仕事と学業を両立する多忙な毎日だったものの、Crystal Kayさんは大学を4年で卒業しました。
サッシャ:大学で授業を受けてから、途中で抜けて仕事をして、また戻ってくることもあったの?
Crystal Kay:ありました! 濃い大学時代でしたね。
サッシャ:比較文化学部では何を勉強してたんですか?
Crystal Kay:社会学。政治学も勉強したんですけど、「なんとかイズム」とかが多すぎて、すごく難しかったです(笑)。
寺岡:大学時代って、人生の中でも、友達ができたり、自由な時期でもあると思いますが、今の楽曲に生きている部分はありますか?
Crystal Kay:「大学で出会った友達は一生付き合う」ってよく言うけど、本当にそんな感じでした。社会人の一歩手前の出会いで、旅をしたり、一緒に学校に行ったり、一緒に成長する時期でした。自分が曲を書く時も実体験をもとにすることが多いので、大学時代の経験は生きていると思います。
■今では考えられない生活
Crystal Kayさんの曲の中でも『恋に落ちたら』は、大学時代に作った思い出のある曲だそうです。
サッシャ:今でも曲を聴くと大学時代を思い出したりする?
Crystal Kay:思い出しますね。ここからテレビ局とかに行ってたから。日本テレビの麹町のスタジオへは徒歩で行ってました。
サッシャ:今振り返ると、大学時代のCrystal Kayはどんな子でしたか?
Crystal Kay:今とあまり変わらないと思います。けっこう自由でマイペースだったかな(笑)。とにかく勉強を頑張って、仕事を頑張ってたという感じですね。
サッシャ:普通に考えるとすごく大変だったよね?
Crystal Kay:今では考えられない(笑)。寝る時間がなかったです。横浜から四谷までの間の電車の中でレポート書いたりしてました(笑)。
サッシャ:それで、着いたら授業に間に合うように走ってたんですね。寝る時間が確保できないから、ギリギリまで家にいて、そりゃDoor to doorで計算するよね。その努力があるから、今があるんですね。
Crystal Kay:でも大学に行ってよかったと思います。
■自信を持って! 当時の自分にかけたい言葉
サッシャ:今、大学時代の自分に会って何かアドバイスするとしたら?
Crystal Kay:化粧もできてなかったからね(笑)。私、大学を卒業するぐらいから、初めて自分でメイクするようになって。
サッシャ:テレビに出る時はメイクさんがいるけど、自分ではメイクをしなかったんだ。
Crystal Kay:しなかったの。当時の自分にはなんて言うかな。「勉強も歌もそのまま頑張って、自分にもっと自信を持って!」って言いたい。
サッシャ:当時から自信があるように見えたけど。
Crystal Kay:多分、ニューヨークに行って自信がついたんだと思う。“アイデンティティー・クライシス”みたいなのがあったんだと思う。小さい頃からあまりハーフの子っていなかったし。日本で生まれて育ってるけど、全く日本の血が入ってなくて、半分は黒人で半分は韓国人。日本にいるとけっこうマイノリティじゃない? 当時もハーフの子はいたけど、バックグラウンドが違って、よく分からないまま成長していったというか。外に出る仕事で、アイデンティティのクエスチョンが、内に秘められちゃったっていうか。それで初めてニューヨークに行ったら、ニューヨークは本当に人種のるつぼで……。
サッシャ:組み合わせ的にはもっとマイノリティの人とか、いっぱいいるよね。
Crystal Kay:世界中から自分の夢に向かって戦いに来ている街だから、自分のアイデンティティや、自分をしっかり持ってないと置いていかれちゃうんです。その中でいろいろと悩んでたり、このままでいいのかなって、いろいろな意味で「そうだよね。自分にもっと自信を持とう」となって、その自信を持って帰ってこれたんです。
サッシャ:なるほど。
Crystal Kay:だから「そのまま頑張って、もっと自分に自信を持って、このまま突っ走って行け!」って、10年前の私に言いたいですね。
サッシャと寺岡は「勉強も真剣に取り組んで卒業されているところに、頭が下がります」と感心していました。放送では、後日、Crystal Kayさんからいただいた手紙を紹介。久しぶりに母校に帰った感想と、今夢を持っている人たちへのメッセージを綴っていただきました。
「先日は上智大学での収録、大変楽しかったです。時間と人は流れていくけど、変わらない場所があるんだなと感じました。母校が、今でもみんなが楽しく勉強できる、温かい場所で嬉しいです。今は一生懸命やっている自分で、いっぱいいっぱいだと思うし、失敗もたくさんあると思うけど、それがどんどん自信に繋がっていくし、実になっていく。自分に嘘がないよう、楽しく頑張れ!」
Crystal Kayさんは、6月13日(水)にニューアルバム『For You』をリリースしました。7月16日(月)にはBlue Note Tokyoで公演も行います。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/