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「フィフス・ハーモニー」ジャパンツアー開催中! 東京公演で柵揺れの熱狂ぶり、ファン2500人を魅了

「フィフス・ハーモニー」ジャパンツアー開催中! 東京公演で柵揺れの熱狂ぶり、ファン2500人を魅了

米ガールズ・グループ「フィフス・ハーモニー(以下5H)」が4度目の来日。2月26日(月)から初の単独ジャパン・ツアー「PSA TOUR」をスタートさせ、2日目となる東京公演1日目をチームスマイル・豊洲PITにて開催した。

2016年の初来日以降、ファンイベント、POPSPRING 2017、RockCorps 2017でステージを披露してきたガールズ。回を重ねるごとに日本でのファンを増やし、4度目の来日となる今回ついに単独公演が実現した。初日である2月26日(月)は大阪のファンを熱狂させた4人。サード・アルバムにしてセルフタイトル・アルバム「フィフス・ハーモニー」の収録曲を中心とする大ヒット曲満載の計18曲のセットで、東京公演初日の会場に詰めかけたハーモナイザー(5Hファンの愛称)たち、およそ2500人を魅了した。

場内が暗くなり、ガールズがステージ両脇から姿を現すと、客席からは割れんばかりの歓声が起こった。デザインは異なるものの、黒で統一した衣装を身にまとって現れたガールズたちは、3ピースの女性バンドを従え、デビュー・アルバム「Reflection」から大ヒット・シングル「Worth It」を披露。1曲目から会場の熱気は上昇し、サビ部分では観客がガールズのダンスムーヴに合わせて手拍子や腕を振るなど、早くも一体感が生まれていた。

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「コンニチハー!」と日本語で挨拶したガールズたちは、悲鳴に近い歓声を客席から浴びながら「BOSS」に突入。「コンニチハ、東京! PSAツアーにようこそ」(ローレン)と、立て続けに「Sauced Up」「Reflection」で会場の熱気を更に高めていく。ここまでマイクを手に持ち歌っていたガールズだが、「Deliver」ではマイクスタンドを用い、ステージ上の雰囲気が一変。ダイナが「お気に入りの1曲」と紹介した「Messy」では、力強くもしっとりとメンバー各々のサウンドをファンへ届けていく。その間もガールズはファンへの気配りも欠かさない。客席に向けて手を振ったり、笑みを見せるだけでなく、ファンの手を握り返すなど、ファンは公演の間だけは憧れの存在である彼女たちをより身近に感じられたはずだ。

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公演中盤に差し掛かると、ダイナが「マダマダイケル?」と日本語で問いかける。序盤からの盛り上がりは衰えを知らないどころか更に高まり、まるでガールズが客席にパワーを送っているかのよう。「Lonely Night」では男性ファンをステージに上げ、ガールズが至近距離で歌唱するという、ファンには堪らないシーンも。ちなみにアリーいわく、この日ステージに上がった男性は、ガールズの熱狂的なファン。何度も彼女たちのライブに足を運んでいると話してくれた。彼女たちは椅子に座らされた男性を囲み、歌いながら誘惑していくのだが、彼女たちがセクシーな動きを見せるたび、場内は歓喜の声で包まれた。

1_DOI8548.jpg 「次は私の好きな曲」(アリー)と紹介し披露したのが、最新アルバム「フィフス・ハーモニー」からのリード・シングル「DOWN」。「トーキョー! 一緒に歌って」とローレンが客席に呼びかけると、ファンはシンガロングで応える。ダイナが「みんなに踊ってほしい」と語りかければ、ファンは身体を大きく動かし、まるでダンスフロア状態だ。そこからの「All In My Head(Flex)」の盛り上がりはまさに「最高」の一言。ファンたちの興奮は、場内に設置されていた柵が揺れるほどだった。

1_DOI8345.jpg 最高潮の盛り上がりから一転、「Don’t Say You Love Me」では、赤いライティングのもとガールズがステージ上の階段に腰掛け、客席に語りかけるように熱唱する。「みんなかわいい!素晴らしい」(アリー)、「もっとほしい?」(ダイナ)の掛け声でかかったのは、大ヒットソング「Work From Home」。イントロが始まっただけで、観客は「待ってました」とばかりにハンズアップ。ガールズは各々のパートをライブ用にアレンジを加えながらファンに届けていく。素晴らしい歌声にファンは息を呑み、サビではガールズとファンが一体となり大合唱となった。世界中で大ヒットを記録した楽曲ということもあり、ファンのこの曲への深い愛が垣間見られた瞬間だった。

そして、公演最後を飾った曲は、「Bridges」。大阪公演でもファンがサプライズを用意していたが、東京公演でもファンがサプライズを企画。ハーモナイザーは用意していた色とりどりのサイリウムブレスレットを取り出し、手首につけてハンズアップ。レインボーカラーのハートマークがプリントされた紙を取り出し掲げる者も。ガールズたちは「BRIDGES NOT WALLS」と書かれたファン手作りのフラッグを受け取ると、それを身にまとい、レインボーに光り輝く客席に向けて歌を届き切った。ゴールドのリボンが舞う中でフィナーレを迎えた4人は、「アイシテル」とファンに向けて愛を叫ぶ。手をつないで一礼した彼女たちは、手を振りながら笑顔でステージから去っていった。

今回の公演では観客全員がスマホをしまい、ハンズアップでステージに視線を集中。近年のライブでは、必ずと言っていいほどファンがスマホで撮影する場面が見られるのだが、スマホを置いて「今、この瞬間を楽しむ」ファンの姿はとても輝いていた。フィフス・ハーモニーは本日3月1日(木)に東京公演2日目を豊洲PITで、翌2日(金)に名古屋公演をZepp Nagoyaで行う。


■2月28日東京公演1日目セットリスト

WORTH IT
SAUCED UP
REFLECTION
DELIVER
MESSY
MAKE YOU MAD
SCARED OF HAPPY
LONELY NIGHT
NOT THAT KINDA GIRL
ANGEL
NO WAY
DOWN
ALL IN MY HEAD(FLEX)
HE LIKE THAT
DON’T SAY YOU LOVE ME
WORK FROM HOME
BRIDGES

写真:MASANORI DOI 文章:Yukari Kitase

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