「英語できます」じゃ就職できない!? AI時代に必要なもの

J-WAVEで放送中の番組「TOPPAN FUTURISM」(ナビゲーター:小川和也・相楽樹)。2月18日(日)のオンエアでは、人工知能学者の坂本真樹さんをゲストにお迎えし、「人工知能時代の就職活動」をテーマにお届けしました。

坂本さんは、電気通信大学人工知能先端研究センター教授。2017年には著書『坂本真樹と考える どうする? 人工知能時代の就職活動』を上梓しています。

本の帯には「理工系も文系も、これまでのアピールポイントはもう通用しない。変わりゆく職場に、求められる人材とは?」と記されています。坂本さんは帯文の意図を、こう話します。

坂本:文系の人は語学力をアピールすることも多いかと思いますが、今は機械翻訳が発達しているので、「英語ができます」だけだと、全然アピールポイントにならない。理系の人も、私の研究室は情報系なのでSE(システムエンジニア)として就職する人が多いんですけど、この分野も人工知能によって就活事情が変わってきています。従来のSEの人たちが持っている能力とは違う部分を要求されます。

どういったスキルを身につけていかなければならないのでしょうか。

坂本:「プログラムができます」だけではなくて、たとえば、人工知能にどういうデータを与えて何を作るかとか、そのデータをいかすたえにどんなプログラムを作るかとか、アイデアを考える必要がありますね。アイデアがあってコミュニケーション能力が高い人が求められるでしょう。ただ言われたことをするのではなく、何をしたらよいのかを考えられる人材が求められます。

また坂本さんは、「自分がやりたいことをやる。得意なところにいく。面白いなと思ったらやっておくと、あとあと役に立つかもしれないし、柔軟に対応できると思います」と語っていました。

このほかにも番組では、未来の働き方のカギとなるお話が飛び出しました。

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【番組情報】
番組名:「TOPPAN FUTURISM」
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

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