プロに聞く!家庭でコーヒーを淹れる際の意外な盲点

J-WAVEの番組「SUNRISE FUNRISE」のワンコーナー「SARAYA ENJOY! NATURAL STYLE」(ナビゲーター:野村友里)。11月12日(日)のオンエアでは、バリスタの世界チャンピオン・井崎英典さんをゲストにお迎えしました。

井崎さんは2014年にアジア人として初めて、バリスタの世界チャンピオンに輝かれました。まずは井崎さんの若さに、驚いた野村。井崎さんは1990年生まれなのですが、とても落ち着いた貫禄のあるお声の持ち主です(笑)。

井崎さんのご実家はコーヒー豆のお店だそうで、幼い頃からコーヒーはすごく身近な存在だったとか。「普通、夏休みとかって冷蔵庫の中に麦茶が入ってるじゃないですか? うちは水出しコーヒーが入ってました。それを麦茶代わりに飲む(笑)」と井崎さん。

井崎さんがバリスタになられたのは16歳の頃。ご実家のお店で働いていたのですが、ある日、お父様にバリスタという仕事があることを聞かされ、勧められたのがきっかけだそう。そこから経験を積まれて、世界一のバリスタになられた井崎さんですが、その大会ではどんなことが競われるのでしょう?

井崎さんが優勝されたのは、「ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ」という2000年からスタートした大会。井崎さんは15代目の世界チャンピオンになります。

この大会には世界から約60カ国が参加するとか。各国で予選が行われるそうで、日本だと160人くらいが予選にエントリーし、その中の1人が世界大会に出場できるとのこと。

「どういったところを審査されるかというと、コーヒーを淹れる技術と、淹れた結果の味わい、あと、プレゼンテーション。だからバリスタの総合格闘技みたいな感じですね」(井崎さん、以下同)

ちなみに技術というのは、コーヒーを挽きいれる機械にコーヒー豆の山を作るのですが、その山をいかに均等に入れることができるか、コーヒーの粉がどれくらい落ちているか、無駄がないか、というのを厳しくチェックするそうです。

オンエアでは井崎さんに、家庭で美味しいコーヒーを淹れるアドバイスもいただきました。

「測ることですね。何をするにせよ、目分量はいけません。時間がないので測るという手間を惜しんで淹れちゃう、そういう人に限って『コーヒー、美味しくはいんないのよね』ってよく相談を受けるんです。毎回測ってください(笑)」

コーヒーの粉のグラム数を測るのは大事で、“深煎り”と“浅煎り”では一粒一粒、豆の重さが違うそう。

「よくスプーンですり切り一杯ってやってますよね。同じすり切りにしても重さが違うんです。浅煎りと深煎りでは。だから味わいがまずそこでブレる」

さらに、お湯の量を測るとなお良いそうです。「守れる数字をきちっと守って作ると、美味しくなりますよ」とアドバイスをしてくださいました。つい目分量で淹れてしまっている人も多いのでは? その一手間が美味しいコーヒーを淹れるコツなのですね! ぜひ参考にしてみてください!

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【番組情報】
番組名:「SARAYA ENJOY! NATURAL STYLE」
放送日時:毎週日曜 7時40分-8時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sunrise/natural/

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