詩織さん事件「不起訴相当」判断について考える

J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」。10月から番組がリニューアル! これまでの時間帯から1時間早まり、19時から21時まで、新ナビゲーターのグローバーと、曜日別に登場するジャーナリストが、今の日本、そして世界で起きているニュースの本質に迫ります。

番組では、気になるニュースや時代の動きを掘り下げる新コーナー「UP CLOSE」がスタート。10月2日のオンエアでは、月曜日のニュース・スーパーバイザーを担当するジャーナリスト・津田大介が、ゲストにジャーナリストの江川紹子さんをお迎えして、詩織さんが申し立てていた準強姦疑惑への「不起訴相当」という判断について、考えました。

元TBS記者の男性ジャーナリストから性暴力被害を受けたと訴えている、フリージャーナリストの詩織さんが、10月1日に真相究明などを求めて、東京高等裁判所に民事訴訟を起こしたことを明らかにしました。この問題を巡っては、9月21日に検察審査会が「不起訴相当」と議決していますが、そこでは一体どんな議論がされたのでしょうか。

江川:不起訴相当の議決を知り、半分は「やっぱり」という思いと、もう半分は「なんで?」という思いの両方が交錯しました。東京地方裁判所の掲示板に張り出されている議決の結果を見に行くと、ペラ1枚でほとんど何も言っていないに等しい内容だったので、「なんで?」という思いは解消されないままですね。
津田:週刊誌で報道されていた証言やビデオなどの素材が、議決に考慮されたかどうか分からないんですよね。
江川:そうなんです。1番の問題はこの“不透明さ”なんです。検察審査会はオープンになっていないので、「どのような人が、どれくらいの時間を費やして検討したか」「どういう証拠や証言に基づいて結論を出したか」が分からないんです。ほとんどブラックボックスのような内容なんです。

江川さんは、「検察審査会は、議決を出すに至った証拠がどのような内容だったのか、審査請求をした人に標目だけでも伝える必要があるのでは」と指摘していました。

最後に津田が「なかなか変わっていかない日本の司法制度について、どう変えていく必要があるか」を質問すると、江川さんは「変わってないと言われてはいるが、遅々としては変わっています。(取り調べの録音・録画による)可視化についても、全部撮るのは確かに、数的には全事件の2~3%かも知れないですが、これによってビデオで撮るということがスタンダードになる。これは捜査や警察などの文化を変えることが期待できると思います」と、あっという間に変わることはないけれど、じわじわと現状を変えていけるのではと自論を語ってくださいました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

関連記事