全国のおいしいものが選べる「地方のカタログギフト」

J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「TAKE ONE ACTION」。7月23日(日)のオンエアでは、日本全国さまざまな地域の物産を物語と共に贈ろうという「地元のカタログギフト」を手掛ける、株式会社地元カンパニーの岩崎裕司さんにお話を伺いました。

「地元のカタログギフト」は、冊子の中から一品選んで申し込むと、後日商品が届けられるギフトで、地域の名産品がラインナップされています。例えば、「長野県上田市のカタログギフト」では、同市で作られたりんごや味噌や日本酒。「香川県小豆島のカタログギフト」には、同島の産品である醤油や佃煮、そうめんなどがラインナップされて、旬の時期に届けられます。

冊子ではなくポストカードのようになっているのが特徴で、カードの表面には商品と作っている農家の人たち、裏面には生産者たちのインタビューが掲載されています。方言まじりのインタビューには農家の人たちの親子の会話が載っていたりと、商品そのままの紹介というよりは、作っている人の思いや作ったきっかけといった「物語」を通して、地域の魅力や匂いなどを感じてもらう狙いがあります。

このギフトを始めたきっかけは、地元カンパニーの社長がアスパラ農家の息子さんで、自身の結婚式の引き出物に「実家のアスパラや地元の果物が贈れたら…」という思いから。地元のカタログギフトの商品は、その地元の農家から産地直送で届けられます。旬のものを送るために、お客さんに事前に確認してからメールやウェブなどを使い送るシステムで、農家の方の負担を極力減らす努力もしているそうです。ギフトを注文したお客さんからは「あの味噌がもう一度食べたい」「あのリンゴを食べたいんだけど」と言った問い合わせもあり、今まで知らなかった地域のものが再び食べたくなったり、地域のことが知りたくなるきっかけとなるのも魅力だといいます。

現在は36都道府県70地域700種類の商品を扱っているという「地方のカタログギフト」、まだまだ網羅していない地域もあるので問い合わせを頂ければ岩崎さんが対応してくれるとのこと。ちなみに地域の取材から3カ月でカタログになるそうです!

「日本の地方にはおいしい野菜や果物がたくさんあると思うんですけど、おいしいものが作られるというのは当たり前じゃなくて、高齢になって店をたたんでしまったり、価格競争で負けたりという現状があると思います。私たちの目標は日本各地のおいしいものを、売りたくなる環境を提供してほしい人に届けることで、地元のいいものがずっと続いていくお手伝い」と語る岩崎さん。馴染みのない地域の特産品やおいしいものを広めることで、地域を応援する試みにもなりそうです!

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【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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