大ヒット!「シブヤビール」誕生秘話

J-WAVEで放送中の「~JK RADIO~TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。4月28日(金)のオンエアでは、「しぶやの日」にちなんで、渋谷で生まれたビール「シブヤビール」を紹介しました。

「シブヤビール」を作ったのは、食品メーカーや酒造メーカーではなく、音楽事業を手がける LD&Kという会社です。日食なつこ、かりゆし58、ガガガSP、羊毛とおはな、などの素晴らしい音楽を届け続けてきたこの会社は、飲食事業としていくつかのお店も運営していますが、その一つ、渋谷の宇田川カフェでシブヤビールの発案者、水野直人さんにお話を伺いました。

3年ほど前に、海外のクラフトビ―ルブームを耳にしていた水野さん。フレキシブルな会社だったため、ビール事業をやりたいと伝えたところOKが出たそうです。水野さんは、それまでCDのジャケットのデザインなどを担当していましたが、もちろんビールを作ったことはありませんでした(!)。

「最初からいきなり商品はできないので、栃木の方で小ロットの手作りビール体験に行って。ビールの用意はしてもらえるんですけど『混ぜたいものを持って来てください』ということだったので、マカとか、コーヒー豆を持って行って試して。まず、10月のオクトーバーフェストに合わせて限定販売イベントをやりました」(水野さん、以下同)

手作りビール体験から始まった試作は、神奈川県厚木市のサンクトガーレンというクラフトビ―ルメーカーの協力を得て、いよいよ本格的な製造に乗り出します。「シブヤビール」の特徴は、ペルー産のマカ、グレープフルーツのフレーバーです。

「僕がビールをそんなに飲めないので、グレープフルーツジュースで割って飲んだりしていたんです。その時、たまたまプロモーション会社の方で『フロリダのグレープフルーツを広めたい』という方がいて、2カ月間無料で提供しますよって…。今はもう、買ってるんですけど」

いくつかの偶然が重なり2015年4月28日、「シブヤビール」が世に出ました。発売から2~3カ月で数万本、ここ2年で10万本という消費量となり、クラフトビールの世界では、大ヒット中の大ヒット。今年は「シブヤビール」の曲もでき、東急のフードショーの前で「4時28分に乾杯!」とゲリラライブを企画するなど、シブヤビールはさらに広まりつつあります。

最後に水野さんは「ビールってソーシャルドリンクだと思っていて。『シブヤビール飲みに行こうよ』みたいな感じできっかけになって、愛が生まれればいいなと。ラベルにもハートのマークが入ってたりするんです」と話しました。

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【番組情報】
番組名:「~JK RADIO~TOKYO UNITED」
放送日時:毎週金曜 6時ー11時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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