北アフリカの最新ロック&モロッコ料理を紹介

J-WAVEで放送中の番組「ORIENTAL MUSIC SHOW」(ナビゲーター:サラーム海上)。4月14日(金)のオンエアでは、アラブや北アフリカの音楽を中心に紹介しました!

まずは、レバノンのエリート大学・アメリカン大学の学生が2008年に結成し、ベイルートのアンダーグラウンドシーンを代表するロックバンド、マシュルー・レイラの2015年のアルバムから「Aoede」をオンエア。彼らはレコーディングをフランスで行うなどして、打ち込みやオーケストラ、この曲のようなディスコパンク的な音を奏で、ほかのアラブのインディーズバンドから一歩抜きん出た存在となっています。また、ボーカルのハーマドー・シノーはゲイであることをカミングアウトし、中東アラブにおける若きLGBTを代表する存在とされています。

続いて紹介したのは、フランス在住のレバノン人トランペッター、イブラヒム・マーロフの2016年のアルバムから「OUVERTURE I – ALF LEILA WA LEILA」。この曲が収録されているアルバム「Kalthoum」は、20世紀のエジプトでアラブ音楽を代表する女性歌手、ウム・クルスームの代表曲「ALF LEILA WA LEILA」(千夜一夜)をもとに、ニューヨークのジャズミュージシャンたちとともに、全7曲の組曲にアレンジしたものです。

さらに、イギリスのジャズ専門レーベル「JAZZMAN」による、スピリチュアル・ジャズをテーマにしたコンピ盤「Spiritual Jazz Volume 7 - Islam」より、アブデル・ラーマン・アブド・エル=ハティブ&ソーラー・プレクサスの「Ah Ya Zen」をオンエア。1973年の曲ですが、当時からワールドジャズのようなサウンドがあったことがわかる演奏です。このスピリチュアル・ジャズをテーマにした、人気のコンピシリーズによる最新作の第7弾・イスラム編は、イスラム教をテーマにしたジャズを12曲収録しています。

モロッコのグワナのスター、ハッサン・ハクムーンの曲も紹介しました。彼は、一時期ニューヨークでモロッコ料理店を経営し、音楽活動を休止していましたが、2014年にアルバムとともにカムバック。ダンサーの日本人女性と結婚し、毎年、日本に里帰りしています。サラームは彼の結婚式に出席し、彼の妹さんからモロッコ料理を教わったそうです。その一つは「パスティラ」という料理で、中は鶏肉と卵、表はシナモンシュガーで甘くパリッとしたパイ。なかなか味が想像しにくいですが、そんな料理の話題も飛び出したオンエアとなりました!

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【番組情報】
番組名:「ORIENTAL MUSIC SHOW」
放送日時:毎週金曜 26時-26時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/dc3/

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