ドン底から“王”として甦った作曲家の逆転劇

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」のワンコーナー「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」(ナビゲーター:西村由紀江)。4月6日(木)のオンエアでは、ヨハン・シュトラウス2世を紹介しました。

ウィーンのワルツ・ブームの頂点に立ち、毎晩ダンスホールを回って演奏を続けていたヨハン・シュトラウス親子。しかし1849年、父の死によって、息子のヨハン・シュトラウス2世は多忙を極めることに…。冨も名声も得ましたが、翌年には過労でダウンしてしまいます。

そこで、ヨハンを助けるために強引に音楽家に仕立てられたのがヨハンの二人の弟。三人でダンスホールを席巻しますが、新しいワルツを書いて演奏し、拍手を浴びる日々の繰り返しは、ヨハン自身にとって魅力的なものではありませんでした。その上、ヨハンが45歳のときに母、弟の一人ヨーゼフ、叔母が立て続けに亡くなり、「次は自分の番だ」と怯え、作曲意欲を失っていきました。

その頃、ワルツと共に流行していたのが、オペレッタ。ヨハンは、笑いと風刺に溢れたオペレッタなら命をすり減らす負担もなく作曲に専念できると思い、再スタートを切ったそうです。

ヨハンの第1作は1871年、『千夜一夜物語』を題材にした「インディゴと40人の盗賊」。大成功とまではいきませんでしたが、「こうもり」「ジプシー男爵」といった大ヒットを誕生させた頃には、“オペレッタの王”として甦っていたヨハン・シュトラウス2世でした。

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【番組情報】
番組名:「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」
放送日時:月・火・水・木曜 15時10分ー15時15分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/secretnotes/

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