世界中を駆けまわる! イスラエルの坂本龍一

J-WAVEで放送中の番組「ORIENTAL MUSIC SHOW」(ナビゲーター:サラーム海上)。3月31日(金)のオンエアでは、イスラエルの最新の音を中心に特集しました!

まずお届けしたのは、サラームいわく「イスラエルの坂本龍一」こと、イダン・ライヒェルの新曲「Galgal Mistovev (Spinning Wheel) 」。エチオピアやアラブ、中南米、地中海の伝統音楽を自らの曲にミックスし、世界的にブレイクしたライヒェルは、インドのA.R.ラフマーンと並んで、21世紀の世界が誇る作曲家です。

現在は、「The Idan Raichel Project」を率いて、ピアノの弾き語りを中心とした最小編成で、世界中をツアーでまわっています。その模様は彼のフェイスブックに毎晩のように写真やビデオが投稿されているので、ぜひチェックしてみてください!

次は、エジプトの古い歌謡曲をカバーした曲「Wayak」をオンエア。「Ultra Music Festival」や「Tomorrowland」といったEDMフェスでも人気の、ダブステップDJボルゴアが、イスラエルの人気シンガーソングライター、ドゥドゥ・タッサをフィーチャー。この曲は、20世紀アラブ古典歌謡のプリンス、または「エジプトの加山雄三」(サラーム)こと、ファリド・エル・アトラシュの曲です。プロデューサーのボルゴアは、ダブステップにヘビーメタルの要素を入れた「ゴアステップ」というジャンルを確立させたことでも知られています。

続いて、数々のイスラエルのバンドでショルダーキーボードを弾きまくる影のフィクサー、ホッド・モジョノブ率いるプロジェクト「べメット」から2曲を紹介。ポルトガル語の女性ボーカルをフィーチャーした曲「Happy」は、「PPAP」的なチープな音がモジョノブのサウンドの特徴。もう1曲の「Avo Begvurot Adir (Remix)」には、イエメン系ユダヤ人の冠婚葬祭や宗教儀礼に欠かせないという、歌手シャイ・タバリを起用。この番組のオープニング曲は「アイワ」ですが、モジョノブは彼女たちも手掛けています。

そのほかにも、ブラック・ミュージックに影響を受けたエスター・ラダの「Cry For Me」や、ブルースやアメリカーナサウンドのウジ・ラミレスが手掛けたボビー・ジェーン・アンド・ザ・ブレット「Hotel」などもオンエアしました。欧米の音楽にも引けを取らないばかりか、むしろ多様性を感じさせるイスラエル音楽シーンの魅力を凝縮したオンエアとなりました!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「ORIENTAL MUSIC SHOW」
放送日時:毎週金曜 26時-26時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/dc3/

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