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「のだめカンタービレ」で注目された“ポルカ”って?

「のだめカンタービレ」で注目された“ポルカ”って?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「ACOUSTIC COUNTY」のワンコーナー「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」(ナビゲーター:西村由紀江)。3月23日(木)のオンエアでは、「春になるとピアノを弾く手も温かくなり、弾きやすくなるんです。するとなんとなく、テンポアップした曲を弾きたくなるんです」という西村の春らしいトークからスタートしました。

この週のテーマは“ポルカ”。ポルカはボヘミアで生まれ、ウィーンやパリで進化し、ダンス音楽の壁を越えてさらに進化していったそう。多くの作曲家によって、芸術性の高い音楽になっていったのだとか。

この日紹介したのはドヴォルザークの「チェコ組曲」より「ポルカ」。ヒットした「スラヴ舞曲」に続いて、1879年に書かれたドヴォルザーク38歳の時の作品だそうです。組曲の第2曲「ポルカ」は、西村によると「シュトラウス・ファミリーのダンスに特化した『ポルカ』とは違い、叙情的でじっくり味わえる音楽。軽やかと言うのはちょっと違いますよね、『モルダウ』を彷彿させる雰囲気があります」とのこと。「ポルカのルーツはボヘミアなので、チェコ出身のドヴォルザークとして、ボヘミアらしさも入れたのかもしれません」と推理していました。

この曲、日本ではあまり知られていませんでしたが、大ヒットした10年ほど前の人気テレビドラマ「のだめカンタービレ」がきっかけで注目されるようになったそうです。初回のオープニング、音大生の千秋真一が幼い頃を過ごしたプラハでの回想シーンで流れていたのがこの曲なのだそう。

「プラハの風景に見事に溶け込んでいましたよね、素敵な選曲です!」と西村も絶賛。ドヴォルザークだけでなく、同じチェコの先輩作曲家、スメタナもピアノ曲を中心にたくさんのポルカを作っているそうです。「冬の寒さが厳しいチェコ。ポルカには、彼らの心に擦り込まれた“春を呼びこむパワー”が備わっているのかもしれません」と想像する西村でした。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」
放送日時:月・火・水・木曜 15時15分―15時20分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/secretnotes/

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