J-WAVEで放送中の番組「ACOUSTIC COUNTY」(ナビゲーター:坂倉アコ)のワンコーナー「LINES SING」。2月13日(月)のオンエアは、アメリカの名短編作家レイモンド・カーヴァーによる「愛について語るときに我々の語ること」をご紹介しました。
アメリカのどこにでもあるような街の家の中。ある日の午後、4人の男女がキッチンテーブルに集います。ニックとその妻ローラ、友人であるメルと妻テリ。彼らはまだ日が高いうちから酒を飲み、世間話に花を咲かせます。よくある大人の飲み話。でもいつしか4人は、愛について語り合っていました。
テリが、以前一緒に暮らしていた男の話をします。その男はとんでもない暴力男だったそうで、テリのことを殴りながら「愛してる」と言い続ける、そんな男だったと話します。「そんなのは愛なんかじゃない」と夫のメルがクールに言い返します。でもテリは静かに、「暴力もまた、その男なりの愛だった」と主張します。
聞いていたローラが、私たち夫婦は愛がどういうものかわかっていると語ります。それを受けてメルがこんなふうに問いかけます。
「僕らは愛についていったい何を知っているのだろうか。僕らは皆、愛の初心者。ビギナーズのようだ」
そしてメルは自分が知っているある老夫婦の話を始めるのです――。
この短編小説「愛について語るときに我々の語ること」は、2014年のアメリカの映画でアカデミー賞4部門を受賞した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でも重要なエッセンスとなっていました。映画を観た方も、まだ観ていないという方も、バレンタインデーに手に取ってみたい1冊です。
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。
【番組情報】
番組名:「ACOUSTIC COUNTY」
放送日時:月・火・水・木曜 14時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/
アメリカのどこにでもあるような街の家の中。ある日の午後、4人の男女がキッチンテーブルに集います。ニックとその妻ローラ、友人であるメルと妻テリ。彼らはまだ日が高いうちから酒を飲み、世間話に花を咲かせます。よくある大人の飲み話。でもいつしか4人は、愛について語り合っていました。
テリが、以前一緒に暮らしていた男の話をします。その男はとんでもない暴力男だったそうで、テリのことを殴りながら「愛してる」と言い続ける、そんな男だったと話します。「そんなのは愛なんかじゃない」と夫のメルがクールに言い返します。でもテリは静かに、「暴力もまた、その男なりの愛だった」と主張します。
聞いていたローラが、私たち夫婦は愛がどういうものかわかっていると語ります。それを受けてメルがこんなふうに問いかけます。
「僕らは愛についていったい何を知っているのだろうか。僕らは皆、愛の初心者。ビギナーズのようだ」
そしてメルは自分が知っているある老夫婦の話を始めるのです――。
この短編小説「愛について語るときに我々の語ること」は、2014年のアメリカの映画でアカデミー賞4部門を受賞した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でも重要なエッセンスとなっていました。映画を観た方も、まだ観ていないという方も、バレンタインデーに手に取ってみたい1冊です。
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【番組情報】
番組名:「ACOUSTIC COUNTY」
放送日時:月・火・水・木曜 14時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/