掃除機のモーターをあの製品に?ダイソン独特の考え方

J-WAVEで放送中の番組「RAKUMACHI BIZ8」(ナビゲーター:青木裕子)。2月11日(土)のオンエアでは、生活家電に「革命」を起こし続けている、ダイソン株式会社の代表取締役、麻野信弘さんをゲストにお迎えしました。

青木も「我が家でもお世話になっています(笑)」というダイソンの製品。「吸引力が変わらない唯一の掃除機」というキャッチコピーはインパクトがとても大きかったですよね。

まず麻野さんは「存在意義はデザインなどではなくて、消費者の目に見えない問題を解決すること」と話します。“ニーズ”からスタートする家電企業とは異なり、“テクノロジー”から入るケースが多いという同社。たとえば「高速回転できる小型モーターを開発したので、これを使って問題を解決する」と考えた結果、当初は日本の掃除機向けだった小型モーターがドライヤーのモーターとして使われる、という予期しない選択を生んだそうです。

続いて、日本の消費者に対しては「品質に厳しい反面、良いものと認めたら飛びつきが早い」と考える麻野さん。しかし、企業もまた飛びつきが良く、他社の人気製品を自社に取り入れようと考えているようです。2005年前後に、ダイソンのサイクロン掃除機がヒットしたことで高価格帯の掃除機が定着すると、日本の他のメーカーが追随して参入します。「真似されるのは問題ないのですが、逆に、私たちにないものを造られるのは怖い」と本音を語っていました。

麻野さんの現在のポジションは、前任者の方の病気による一時的な代役だったそうですが、東日本大震災の影響などから物流を正常に戻す指揮を執り、取締役の候補になったとか。その後、イギリスで創業者のジェームス・ダイソンさんが代表を決めるための面接を受けることになるのですが、お茶を飲みながらの雑談というユニークなものだったそう。仕事の話はたった10分、残りは家族や読んでいる本の話などで、ご自身も「いまだに何を評価してもらったのか分からない」そうです。「代理の期間が1年あったおかげで、事の重要性をあまり把握してなかったことが結果的に良かったのかも」と話していました。

番組では、青木から麻野さんにさまざまな質問していきました。「経営者に必要な資質は?」という質問には「いつでも平常心を保てること」との答え。「ビジネスは山あり谷ありなので、谷のときに前を向いて元に戻れるか」が重要だといいます。続けて「怒るときは1日置くこと」という教訓も挙げました。「誤解が多いので…。1日置いてから改めて怒ることはあっても、時間を置いたほうがよいですね、夫婦でもそうですね。だいたい1日置くと上手くいきますね」。この話に青木が「今日、出てくる前に夫婦でケンカしました(笑)」と明かし、「1日置くと『なんであんなことで怒っていたんだろう』となる…」と納得しながら、「夫婦の話は響きまくった」と耳を傾けていました。

次に、「キャリアップしたいという人へのアドバイス」という質問には「スキルをマスターして次のスキルに行く。ひと通りやったら同じことを続けても得ることはないので、同じことが続くのあれば転職して違うことをすれば違う視点が生れます。ただマスターする前に手放すのはもったいないかなと思います。長すぎても短すぎても良くないですね」と話しました。

将来については「まだまだ勉強中なんですけど、今の仕事がうまく行ったら違うことをしたいですね。この会社で違うことをするかもしれないし、サラリーマンじゃないかもしれないし。とりあえず同じことはしたくないなとは思います」と話してくれた麻野さん。経営のトップの視点ながら多くの人が実践できそうな「ビジネスの取り組み方」、そして「夫婦円満の秘訣」まで、共感できることの多いオンエアとなりました!

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【番組情報】
番組名:「RAKUMACHI BIZ8」
放送日時:毎週土曜 20時-20時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/biz8/

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