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数百曲はボツ… 雨のパレードが「セッション」を語る

数百曲はボツ… 雨のパレードが「セッション」を語る

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「SOUND GARAGE UNIVERSE」。台湾ライブでF チョッパー KOGAはお休みのため、1月6日(金)のオンエアでは菅原卓郎が、雨のパレードの福永浩平さん(Vo.)と山崎康介さん(Gt.)をゲストにお迎えし、「新春セッションショー」をテーマにお届けしました!

セッションがテーマということで、まずは、雨のパレードの2人が考えるセッションについて伺いました。

菅原:ミュージシャン以外の人にセッションという言葉をどう説明したらいいのかな?
福永:うーん、その場の、持ち寄った楽器で、音出して合わせてみるっていうのが、一番簡単なのかなと思いますけどね。
菅原:(セッションは)会話かなとも思って。
福永:うわーなんだそれ、そんなロマンチックなこと言わなきゃいけないのか!
一同:(笑)

菅原の話では、セッション中は相手の出している音やリズムに耳をすませて、自分の音で会話を仕掛けていくのだとか。無視されることもあるようですが、持ち寄った楽器でコミュニケーションをとっているのだそう。

福永:それこそイベント、ミュージシャン同士、プレイヤー同士が集まる場で、それで会話してたり、コミュニケーションの道具だったりするし。実は僕らはセッションで曲を作ることが多くて、かなり(セッションを)やってますね。
菅原:えっ、それは「明日はセッションで作るぞ!」ってスタジオに入るの? それとも「ライブの練習しようか」って集まった時に、誰かが弾きはじめたものに、乗っかっていってどんどんセッションで作っていくのか…。
福永:基本、曲を作っているので、リハでは毎回やってるかもしれないですね。
菅原:じゃあ、録音して?
福永:いや、まとまったらボイスメモで録るみたいな感じです。
菅原:なるほど、今のは良かったなってやつはもう1回やってみてね。でも、いい瞬間があっても忘れちゃうことがいっぱいあるんだよね~!
山崎:そうなんですよ!
福永:しかも2回目録っても、1回目の方が良かったりするんですよね!
菅原:きっとその時のタイミングで…。あのギターに対して合わせたんだとか、ドラムのリズムにどう入れていったのかとか、タイミングが違っちゃうんだろうね。
山崎:あと、前後関係とかもあるのかもしれないですよね? そこに至るまでの。
菅原:うんうん、良かった部分だけ抽出しても曲にならないって経験ない?
福永:あります…バンド始動したときぐらいは、もうボツネタいっぱい出てましたね。もう本当に、何百個ってあると思います(笑)。

とはいえ、ボツネタになった曲やフレーズも、何年か越しに復活することがあるようです。持っている機材やアレンジ能力、技術が足りず眠っていた曲が試行錯誤を経て完成されることが多々あるのだとか。

そんな雨のパレードの2人が、今回の放送ではアコースティック・バージョンの「Tokyo」を披露しました。奇遇にも東京タワーの見える六本木ヒルズの33階で、インディーズ時代最後の楽曲を演奏。“雨のパレード史上最高の標高”からのライブになったのだとか(笑)。

また、番組後半には菅原も加えた、3人でのスタジオでのセッションが実現! 菅原がギターを担当し、福永さんがドラムマシーンを、山崎さんがシンセサイザーをそれぞれ担当しました。10分近い長尺のセッションでしたが、楽しんでいる様子の3人。最後には、自由自在に機材を操る雨のパレードの2人に対し、「なかなかここまでやれるバンドはいないんじゃないかな」と舌を巻く菅原でした。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「SOUND GARAGE UNIVERSE」
放送日時:毎週金曜 22時-23時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/soundgarage/

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