5年後10年後に変化? 「カレーライスを一から作る」

J-WAVEの番組「JAM THE WORLD」のワンコーナー、「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。1月10日(火)のオンエアでは、探検家・医師であり武蔵野美術大学の教授でもある関野吉晴さんをゲストに招き、お話を伺いました。

関野さんは1949年東京都生まれ。一橋大学法学部在学中から南米大陸を探検していたそうですが、そこで現地医療の必要性を感じ、横浜市立大学医学部に入学して外科医に。その後、探検家として南米大陸からアフリカまで、人類の足跡を逆のルートでさかのぼる旅を敢行したのだとか。

そして現在は、武蔵野美術大学の教授として10年以上勤務しているという関野さん。大学の課外ゼミで行った、カレーライスをお皿、米、スパイス、塩、肉など、全部最初から作る「カレーライスを一から作る」という試みが、同名のドキュメンタリー映画になりました。

関野さんは最初から「ドキュメンタリー映画になる」とは思っていなかったそうで、映画になっているのは2年目のゼミ活動の様子なのだそう。

そして関野さんいわく、カレーライスを一から作る、という試みについて「本来は小学校や中学校の授業でやるべき内容」と考えを明かしていました。小黒もそう感じたそうで「基礎が必要な時に叩き込まれなきゃいけないことだと思う」と、お互いに語っていました。

最初は150人ほどいた受講生も徐々に減っていき、最後、カレーライスを食べる時には30人ほどだったそう。小黒は、その30人の変化が気になったようですが、岡野さんによると「目に見えた変化は無かった」そうです。しかし、有機栽培を指導する中で「なんで化学肥料使っちゃいけないんだ!」と反発していた1人の生徒が、後輩に「なぜ農薬を使ってはいけないか」を指導している点だけは変化を感じたそうです。

関野さんは「今変わらなくても、5年後とか10年後とかに気付く人間もいると思うんで。一からカレーを作ることで、自分がスーパーとかデパートとか八百屋とか肉屋のトレーの上からしか知らなかった、『元の世界』がわかったというだけでも、多分何かが中では変わっていると思います」と、生徒たちの長い目で見た変化に期待しているそうです。

関野さんと小黒のトークは金曜まで続きます。是非続けて聴いてみてください!

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【番組情報】
番組名:「LOHAS TALK」
放送日時:平日 20時40分-20時50分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/

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