自転車旅世界一周から見えた、2つの人生哲学

J-WAVEで放送中の番組「AVALON」(水曜ナビゲーター:満島真之介)。1月25日(水)のオンエアは、「なぜ人は冒険するのか?」がテーマ。8年半かけて157カ国以上、16万kmを走破、自転車で世界一周したアースサイクリストの小口良平さんを迎え、困難な冒険をどんなモチベーションで乗り越えたのか伺いました!

実際に世界一周した、Surlyの「ロング・ホール・トラッカー」という自転車を持参した小口さん。8年半の旅は、この自転車と、最初の3年を過ごしたGIANTの自転車と、2台で走破したといいます。ちなみに小口さんが自転車で走破した距離は15万5,000km、地球約4周分相当の距離です。

そんな小口さんが自転車で世界一周しようと思ったきっかけは21歳のとき、就職活動中のことでした。

「本当にやりたいことが分からなくなり、ふと、目の前にあるママチャリで温泉に行きたくなって、東京から箱根の温泉を目指したんです。でも自転車に乗ったこともなかったので湘南の街道でへたり込んでしまった。今までいろいろ諦めてきた自分が、たった箱根の温泉まですら行けないのが情けなくて駐車場で仰向けで涙を流していたところ、様子を見ていたおばあちゃんがお茶をくれて『あんた、汗と涙は人のために流すものだよ』って…。それで初めて『人のために生きてみたいな』と思い、その後、チベットに行って『自転車ならもっといろんなものが見れる』と思い、世界一周をしたいという衝動が起きたんです」

紛争地域なども訪れた小口さん。危険だったのは、西アフリカの地域。テロ集団、マラリアなどの病気、旅先でワイロを要求されるなどで有名です。特にナイジェリアは、アフリカ人たちに「行くな」と言われた地域だったので、ビクビクしながら走ったそうです。ホテルが空いておらず、警察署に泊めてもらいに行くと、銃を向けられ、厳しい所持品検査(爆弾チェック)もあったそうですが、笑顔で乗り切り泊めてもらったというから驚きです。

小口さんには、旅を通して得た「人生哲学」が2つあるといいます。

1つ目は「自己嫌悪は他人と比較することから始まる」ということ。学生時代はまわりを気にして人と同じレールに乗った人生を送っていた小口さん。しかし旅に出て「日本は1億人、世界は70億人の人がいる」という世界の広さを知り、他人と比較をしなくなったそう。すると自己嫌悪がなくなり余裕が出てきたため、人生は比較するものではないと思うようになったそうです。

2つ目は「夢は発信することから始まる」。最初は世界一周の自転車旅について人に言えなかったのが、強い意志だけはあったので両親に言ったことから、力になってくれる人がだんだんと集まるようになったといいます。「自分が夢を発信することで集まった人が財産で、そこで半分は成功。そして助けがあって100%夢が達成できると思うんです」と語りました。

番組の後半も、世界一周自転車旅に関する素朴な疑問「寝床は?」「旅の資金は?」「旅先での恋愛は?」など、満島の質問に小口さんは次々と答えてくれました。

また、冒険したいけど踏み出せない人たちに向けて、「まず、自ら発信することで奮起にもなります。あと時間とお金が大事。お金を貯めている間に覚悟ができてくる。前輪が時間、後輪がお金で、それを回すペダルが覚悟。この3つがあれば自転車のように夢が動き出します。それでやりたいことを言い続けていたら必ず冒険、やりたいことが達成できます」とエールを送りました。

小口さんの現在の活動は「人力チャレンジ応援部」というウェブサイトで紹介されていますよ!

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【番組情報】
番組名:「AVALON」
放送日時:月・火・水・木曜 22時-23時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/avalon/

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