浦島太郎のカメ、実は「美女」だった!

J-WAVEで放送中の番組「POP UP!」(ナビゲーター:岡田マリア)。11月24日(木)のオンエアでは「読むプラネタリウム写真集シリーズ」の第3弾、『夜空と星の物語 日本の伝説編』を紹介しました。

「読むプラネタリウム写真集シリーズ」は、星の知識がない人でも、想像を膨らませて夜空を楽しむことができる写真集シリーズとして、第1弾『夜空と星の物語』では、ギリシャ神話と各星座のエピソード、第2弾『夜空と月の物語』では、世界各地に残っている月にまつわる伝説を、月の写真と共に紹介し、人気を博しています。

そして先日、『夜空と星の物語 日本の伝説編』が発売されました! 日本各地に残る伝説と一緒に各地の夜空の風景を紹介しています。編集を担当した、森山晋平さんは「浦島太郎」にまつわる意外なお話を知ったそうです。

「『浦島太郎』は、カメがいじめられて、それを助けて竜宮城に連れて行かれるというお話ですが、”星空の伝説”ならば、カメを浦島太郎が釣り上げて、そのカメが美女に変身して御殿に連れて行ってもらうという内容になっています。その中で、おうし座の“すばる”に浦島太郎が出会ったり、そこから話が膨らむことで物語が展開していくのです」

このお話は京都に伝わる「丹後国風土記」に残る物語で、浦島太郎とされる男性「嶼子」(しまこ)が出会う「すばる」や「あめふりぼし」は、それぞれ「プレアデス星団」と「ヒアデス星団」を指していて、星空の写真がストーリーと共に紹介されています。

他にも、「明治時代に火星が地球に接近して、明るく輝いていたのを見た人々が、西南戦争で戦った西郷隆盛が星になったのではないかと噂をしていた」という逸話や、「日本一有名なデートは聞き間違いから生まれた」という七夕のお話があったりと、よく知っている物語や人物でも、星空を通して紐解くと「こんなことがあったのか!」と思えるような新しい発見があります。

森山さんは「寺や田園風景や海辺の景色などと一緒に眺めてみると、一風変わった感じに見えてくるかもしません」と本に対する思いを語りました。ちなみに、掲載されている写真は「日本星景写真協会」から提供された、全国各地の壮大な星空の数々です。星にまつわる物語と知識を、素晴らしい星空写真と共に、いろいろな角度から楽しめる一冊。年末が近づき、慌ただしい今日のこの頃ですが、ぜひ手にとってみてください。

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【番組情報】
番組名:「POP UP!」
放送日時:月・火・水・木曜 9時ー11時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/popup/

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