J-WAVE日曜朝6時からの番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「LISTEN FIRST!」。7月10日のオンエアでは、株式会社ワカゾウの代表・佐藤章太郎さんをスタジオにお迎えしました。
当日は参議院選挙の投票日。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初となる国政選挙ですが、今回は選挙に行くだけでお得なサービスを受けられる「センキョ割」に注目しました。
これは、投票所で投票すると発行される「投票済証明書」を、「センキョ割」の参加店舗に持っていくと、それぞれの割引サービスを受けられるというもの。投票済証明書を発行していない自治体もあるので、その場合は、投票所の看板と自分の顔や身分証明書が一緒に写った写真を提示すればサービスが受けられるという仕組みです。
「センキョ割」に参加している店舗は全国で413店舗(2016年7月10日現在)。たとえば、人気ラーメン店「一風堂」では、期間中、投票済証明書を店舗に持っていくと、替え玉or玉子が無料になります。
このサービスは、若者の投票率を上げるため、2012年の衆議院選で埼玉県から始めたもの。もともとは早稲田の商店街で行われていたものを全国展開しようと取り入れ、なんと現在では、ヨーロッパなど海外でも展開しているそうです。
「民主主義が生まれたヨーロッパでも今、投票率が下がっています。成熟化した社会では軒並み、“国民病”というか、社会問題になっているんです」(佐藤さん、以下同)
同プロジェクトに参加しているスタッフの多くが大学生とのことですが、どのような動機で参加しているのでしょうか?
「中には、『世の中がおかしい、投票率を上げなければ!』という人も、多少はいると思いますが…(笑)。でも少し語弊があるかもしれませんが、入り口は不純でもいいんです。(若者の投票率の向上する)プロセスを、センキョ割の活動を通じて経験してもらえばいいと考えています」
佐藤さんは「こうしなければならない」と理屈で難しく考えず、選挙に行くこと自体がカルチャーとして定着することが、若者の投票率低下の解決に繋がると考えているそうです。
「僕は『クリスマス・ハロウィン・センキョ割』と言っていて。クリスマスやハロウィンって、本来の内容を知らないでも騒いで楽しめるじゃないですか。理屈ではなく、最初はそれぐらいの“国民行事”みたいなものにしてしまえば、投票率の問題はなくなると思います」
日本人の“祭り好き”を利用したユニークな「センキョ割」。あなたはもう利用しましたか?
【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/
水曜日のカンパネラ・コムアイ×鈴木哲夫、「18歳選挙」に物申す(2016年03月14日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/03/-18.html
春香クリスティーン「政治好きで永田町に引っ越した」(2016年06月20日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/06/post-1789.html
当日は参議院選挙の投票日。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初となる国政選挙ですが、今回は選挙に行くだけでお得なサービスを受けられる「センキョ割」に注目しました。
これは、投票所で投票すると発行される「投票済証明書」を、「センキョ割」の参加店舗に持っていくと、それぞれの割引サービスを受けられるというもの。投票済証明書を発行していない自治体もあるので、その場合は、投票所の看板と自分の顔や身分証明書が一緒に写った写真を提示すればサービスが受けられるという仕組みです。
「センキョ割」に参加している店舗は全国で413店舗(2016年7月10日現在)。たとえば、人気ラーメン店「一風堂」では、期間中、投票済証明書を店舗に持っていくと、替え玉or玉子が無料になります。
このサービスは、若者の投票率を上げるため、2012年の衆議院選で埼玉県から始めたもの。もともとは早稲田の商店街で行われていたものを全国展開しようと取り入れ、なんと現在では、ヨーロッパなど海外でも展開しているそうです。
「民主主義が生まれたヨーロッパでも今、投票率が下がっています。成熟化した社会では軒並み、“国民病”というか、社会問題になっているんです」(佐藤さん、以下同)
同プロジェクトに参加しているスタッフの多くが大学生とのことですが、どのような動機で参加しているのでしょうか?
「中には、『世の中がおかしい、投票率を上げなければ!』という人も、多少はいると思いますが…(笑)。でも少し語弊があるかもしれませんが、入り口は不純でもいいんです。(若者の投票率の向上する)プロセスを、センキョ割の活動を通じて経験してもらえばいいと考えています」
佐藤さんは「こうしなければならない」と理屈で難しく考えず、選挙に行くこと自体がカルチャーとして定着することが、若者の投票率低下の解決に繋がると考えているそうです。
「僕は『クリスマス・ハロウィン・センキョ割』と言っていて。クリスマスやハロウィンって、本来の内容を知らないでも騒いで楽しめるじゃないですか。理屈ではなく、最初はそれぐらいの“国民行事”みたいなものにしてしまえば、投票率の問題はなくなると思います」
日本人の“祭り好き”を利用したユニークな「センキョ割」。あなたはもう利用しましたか?
【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/
水曜日のカンパネラ・コムアイ×鈴木哲夫、「18歳選挙」に物申す(2016年03月14日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/03/-18.html
春香クリスティーン「政治好きで永田町に引っ越した」(2016年06月20日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/06/post-1789.html