あのジョコもこっそり持ち帰るウィンブルドンのアレ

J-WAVE月曜-木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。

現在、イギリス・ロンドンでウィンブルドン選手権が絶賛開催中ですが、7月6日(水)のオンエアでは、ウィンブルドンのダブルス優勝経験を持ち、グランドスラムと呼ばれる4大大会では連続出場62回という女子シングルスの世界記録も持つ、元プロ・テニスプレーヤーの杉山愛さんをお迎えしました。

“もっともウィンブルドンを知る日本人”といっても過言ではない杉山さんに、知られざるウィンブルドンの楽しみかたをお聞きしました。

グランドスラムのほかの3つ、全米、全仏、全豪とは別格とされるウィンブルドン(全英)ですが、これはどうしてなのでしょうか?

「今回130回目。つまり本当に歴史のある大会なのと、テニスの聖地と言われていることです。芝もスペシャル感がありますよね。テニスシーズンは長い(1月から11月まで)ですけれども、その中でも芝は3週~4週間しかないので、やっぱり芝はスペシャル。短い期間ですし。手入れも大変なので」と杉山さん。

ウィンブルドンは世界最古のテニストーナメントで、はじまりはなんと1877年(明治10年)。そしてグランドスラム唯一の芝コート。それが“別格”といわれる所以とのこと。

また、ウィンブルドンでベスト8に入ると、ある特別な権利が得られるそうです。ウィンブルドンには“ラストエイトクラブ”というのがあり、シングルスはベスト8、ダブルスはベスト4、ミックスダブルスのファイナリストがこの“ラストエイトクラブ”に入れるそう。

「そこに入りますと、翌年から出場していなくても招待客として迎え入れられます。グランドパスだったり、センターコートのチケットではないんですけど、生きている限り、会場に入れるパスとチケットがもらえます」

なんと、一生席を用意してもらえ、さらにラストエイトクラブ専用のレストランも用意されるそうです。

選手たちの中では、あのジョコビッチもしているという、ある“お約束”も…

「タオルが1試合に2枚くらい置いてあるんですけど、それを持ち帰るというのが、選手のお約束というか(笑)。試合が終わりボールパーソンたちから『そのタオル返して』と言われる前に自分のバッグに入れちゃう。で、持って帰るっていう(笑)」

いちおう25ポンドで売っているそうなのですが、選手たちは“入れちゃったもん勝ち”とこっそり持って帰るのだとか。毎年、デザインが変わるのでコレクションやお土産にもピッタリとのこと。お土産にもらえたらうれしいですよね! ちなみに杉山さんは出場した時、最大25枚持って帰ったそうです(笑)。

そして今回、脇腹の怪我で試合を棄権した錦織選手について。杉山さんが思う、今後、錦織選手がグランドスラムを優勝するために必要なことをお聞きしました。

「今はすごく体も強くなっているので、このままやはり体を強くしていけば、技術的には十分に戦える技術を持っていると思いますので、体作りですね」

そして「“何に出るか”“どうやって休んでいくか”という、休みのバランスをうまく取ること」とも。

錦織、ワウリンカ、まさかのジョコビッチの敗退…と波乱の展開が続く今年のウィンブルドン。今年は一体誰が王者となるのか、目が離せませんね!

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

杉山愛親子の絆を深めた「手作り春巻き」とは(2016年05月06日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1523.html

夏の疲れを流し出す! 入浴時にタオル1枚でできる「ぬぐいなで」(2015年07月28日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2015/07/post-1088.html

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