音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
24時間365日、無料でサービスを受けられるバリ島の病院

24時間365日、無料でサービスを受けられるバリ島の病院

J-WAVE月曜-木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI THINKING THE NEW STANDARD」。7月6日(水)のオンエアは、ウェブマガジン「greenz.jp」に掲載された記事から、インドネシア・バリ島の助産院「ブミセハット助産院」をピックアップしました。

ブミセハット助産院は、どんな人でも、24時間365日、無料でサービスを受けることができます。もともとは地元の助産師のロビン・リムさんが、貧しくて助けが必要な妊婦さんのために、無料で出産のサポートをするという個人活動が始まりだったそうです。

これまでの20年間の活動で、出産をサポートした赤ちゃんは、およそ8000人! ロビンさんはこの活動を始めた理由について「世界の平和はひとりの赤ちゃん、お母さん、そして家庭から始まるんです」と、その想いを語っています。

無料でこれほどの活動をしてきたのも特別なのですが、それだけではありません。ロビンさんは、助産師の活動をしながら、地域のあらゆる要望を聞いていくうちに、一般医療や巡回医療まで施すようになり、やがては医者不足や学校の教育など、地域の課題にまで取り組むようになります。

そして始めたのが、助産婦師の育成と青少年の教育や奨学金の提供。いち助産師として始めた事業がどんどん拡大していきます。

すると、そんなロビンさんの取り組みを知った世界中の人々から、多くの寄付が集まるようになり、ブミセハット助産院はたくさんの医療スタッフを抱えながらも、無料で運営ができるようになったそうです。

現在では、一年でおよそ22万人もの患者の相談を受けるほどで、その活動はインドネシアも越えフィリピン、ハイチ、ネパールなどに広がっています、ロビンさんは今後に向けた想いについて

「医療は人権。そのサービスが高額になれば、必然的に貧しい人が苦しいことになります。だから、私は今後も無料で医療サービスを提供していきたいんです」

と考えているそうです。

誰かのために動き、その活動に賛同した多くの人々の善意によって支えられているブミセハット助産院。別所は「医療や福祉の理想の姿があるのかもしれません」と感心。あらためて「誰かのために働く」ということの大切さを考えさせられるお話でした!

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

医者が井戸を掘り、学校・サッカーチームを作る背景(2013年11月16日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2013/11/post-586.html

タニタの次は病院食? 話題のホスピタルレシピ(2013年06月12日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2013/06/post-445.html

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン

関連リンク