違法駐車が減った! アルゼンチンのナイスなキャンペーン

J-WAVE月曜-木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI THINKING THE NEW STANDARD」。6月29日(水)のオンエアでは、アルゼンチンで実施されたある「違法駐車を無くすためのキャンペーン」を紹介しました。

日々多くの車が行き交う東京ですが、路上に違法駐車をしている車両の数は、なんと5万台にも及ぶのだそうです。これは渋滞や事故を引き起こす元で、車椅子の人にとってはスロープの前に車が停まっていると通行の妨げにもなります。

そんな違法駐車をドライバーにやめさせるため、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスで行なわれたキャンペーン「THE RAMP LESSON」。「RAMP」とは「傾斜のある道」を指す言葉ですが、その内容はこうです。

▼違法駐車をしている車を見つけたら、スタッフがその両脇にスキージャンプのような台をセット。

▼次に、なんと車椅子の男性が、その台の傾斜を利用して車の上を大ジャンプして飛び越えます。

▼最後に、この様子を記録し動画の場所を示すQRコードを車に貼り付けて終了。


何も知らずに戻って来たドライバーは、車に貼られたQRコードにアクセスし、自分の車を飛び越える車椅子の動画を見て唖然となり、自分がした違法駐車が「どれだけ歩行者の邪魔になっているか」ということを認識させられる、という仕組みです。

このキャンペーンを仕掛けたのは、地元の自動車教習所。「違法駐車が多いのは自分たちの教えが届いていない責任でもある」という思いから、このアイデアを思いついたのだとか。アルゼンチン国内のメディアでも話題になり、キャンペーン動画は100万人以上の人にシェアされ、実際に違法駐車の数も減ったそうです。

さらに、違法駐車に対する啓蒙になっただけでなく自動車教習所の知名度も上がり、教習所に通う人が21%も増加する結果に!

車椅子が自動車を飛び越えるというインパクトのある動画で違法駐車に「NO!」を突きつけたこのキャンペーンですが、「本や言葉で丁寧に伝えるのもいいんですが、時にはこのような思い切ったメッセージが人々の心を掴むのには効果的のようです」と別所も感心していました。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

ガラパゴス化? 独自の進化を遂げる日本のタクシー(2016年03月18日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/03/post-1275.html

2020年にガソリン車は無くなる? 注目は「水素」(2014年12月19日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2014/12/post-912.html

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