“孤独な求道者” セロニアス・モンクの隠されたストーリー

J-WAVE月曜-木曜の14時からの番組「ACOUSTIC COUNTY」のワンコーナー「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」(ナビゲーター:西村由紀江)。6月14日(火)のオンエアでは時代に乗るようなことはなく、独自の世界に居続けた孤高のジャズピアニスト、セロニアス・モンクのエピソードを紹介しました。

西村が「今では“伝説”“巨人”と呼ばれますが、かつては“奇人”“変人”と称され、メインストリームから遠く離れた場所にいました」と話す、セロニアス・モンク。一体どんなピアニストなのでしょうか。

ジャズ好きとして知られる、クリント・イーストウッド。1988年にチャーリー・パーカーを描いた映画「バード」を発表しましたが、実はこの年にもう1本ジャズ映画を製作しています。それがセロニアス・モンクのドキュメンタリー映画「ストレイト・ノー・チェイサー」です。

1917年、アメリカの南東部ノース・カロライナ州のロッキー・マウントに生まれたモンクは、4歳になる頃、ニューヨークへと引っ越します。

マンハッタンの西60丁目界隈、モンクが暮らした地区の路上や街角には、ゴスペルやブルースが響いていました。その影響もあり、モンクは幼い頃からピアノを弾きはじめ、ほぼ独学で当時から自分で曲を作っては弾いていたそうです。

クリント・イーストウッド製作の映画の中で「モンクの音楽の師匠はファッツ・ウォーラー、アート・テイラー、デューク・エリントンだった」と紹介されているそう。教会でオルガンを弾き、ブルースも愛したモンクは“ストライドピアノの達人”とも呼ばれていて、練習の虫だったそうです。

そしてモンクはこんな言葉を残しています。

「こんなことできっこないと君が諦めたとき、他の誰かがやってきて、それをやってしまうことになるんだ」

6月15日(水)、16日(木)のオンエアでも、数々のスタンダードナンバーで知られるセロニアス・モンクの隠されたストーリーと音楽を紹介します。お楽しみに♪

【関連サイト】
「ACOUSTIC COUNTY」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/

バッハの名曲がジャズと出合ったら…(2016年05月17日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1589.html

ピアニスト奥田弦、5歳で「モーツァルトに対抗心」(2016年05月05日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/5-5.html

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