スタートする18歳選挙権、教育現場の悩みとは?

J-WAVE月曜-木曜朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「PLEASURE PICK UP !」。6月9日のオンエアでは、“若者と政治をつなぐ”をコンセプトに活動しているNPO法人「Youth Create」代表の原田謙介さんが電話で登場しました。

今月からいよいよ施行される「18歳選挙権」ですが、若者は政治に対してどのように感じているのでしょうか?

「自分たちが政治に関わらなくてはならない、という思いは強くなっているように感じるのですが、彼らは大人よりも真正面から政治を捉えているようで、選挙のときであれば、立候補者が何を言っているのか知りたいと思っているようです」(原田さん)

一方で、政党や政治家の発信の仕方や内容には、まだまだ工夫が必要だと原田さんは語ります。変に若者を子ども扱いするのではなく、真正面から政治への“熱い想い”を伝えることが何よりも大事だということです。

「18歳選挙権」が施行された初の選挙に向けて、高校での出張授業も行っている原田さん。教育現場では、選挙や政治を教えることについて、問題も多いそうです。

というのも、日本の学校では先生が「自分はここの政党を気に入っている」など、自身が支持する政党を、授業で表明することが禁止されています。その中で、どのような方法で中立な立場で政治について教育すれば良いのか、対応に悩まされている先生も多いと原田さんは話します。

参院選の公示は、6月22日。投開票は7月10日です。18歳、19歳の若い票が加わり、日本の政治が少しでも活発で良いものになることを願っています。

原田さんには公示前、来週6月16日にも若者と政治についてお聞きします。また、別所が代表を務める「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2016」が開催中ということで、来週の「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」では別所自身がムービー・コンシェルジュとなってリスナーへのおすすめをセレクトします!

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

水曜日のカンパネラ・コムアイ×鈴木哲夫、「18歳選挙」に物申す(2016年03月14日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/03/-18.html

「公文書」への意識が遅れる日本の事情(2016年04月17日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/post-1396.html

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